アエロメヒコもチャプター11適用申請!中南米、総崩れ…

アエロメヒコが、チャプター11適用申請!

メキシコ航空業界最大手の「アエロメヒコ」が、2020年6月30日、アメリカ裁判所に日本で言う民事再生法であるチャプター11(連邦倒産法11章)の適用を申請したコトを発表しました。

運航は引き続き、継続し、発券済みの航空券や電子バウチャーなどはそのまま利用が可能とのコト。

アンドレスCEOは、

将来の成功に向けて十分な準備ができるよう、必要な措置を講じることに取り組んでいます。
我々は、チャプター11のプロセスを活用して財政状態を強化し、新たな資金を調達することで流動性を高め、不確実な世界経済において成功するための持続可能なプラットフォームを構築することを期待しています。

との声明を発表。

結局のところ、経営再建の手段として、チャプター11の適用を選んだと言う感じでしょうか。

中南米の航空会社が、揃ってチャプター11申請!

中南米とざっくり括ってしまうと、コロンビア・中米を拠点にしている「アビアンカホールディングス」と、南米各国に拠点を持つ「LATAM」グループが、同じ様にチャプター11の適用を申請しているので、総崩れと言う状態になりました。

これで中南米の規模が大きめな航空会社で、動きがないのは、ブラジルのGOLとメキシコのLCCであるボラリスとかぐらいか。

結局のところ、各国政府が公的支援を出さない国の航空会社は、こうした動きになるのかな…と言う感じですが、もうあまりにもこうした動きが多すぎて、動じなくなってしまった自分がいたりはしますけれど。

ま、そもそもアメリカの既存の大手航空会社なんかは、全社がチャプター11を申請した経験を持っていますからね。

ただ「アビアンカ」と「LATAM」は、拠点となる国が複数に跨っているので、1つの国からの公的な支援と言う意味では、なかなか難しい話があるように思いますが、「アエロメヒコ」の場合は、拠点はあくまでもメキシコのみなので、公的支援はしやすい状態だった様には思いますが。

まぁ、メキシコ自体、支援ができる状態じゃないと言うコトなのでしょうかね。

日本路線は、運航再開へ!

さて、アエロメヒコ。

メキシコシティをベースにして、路線網を展開している航空会社ですが、日本路線も成田~メキシコシティ線を運航していたりします。

で、その日本路線もコロナウイルスの影響で運休が続いていましたが、7月2日から運航再開!

週2往復(成田発金・日曜/メキシコシティ発木・土曜)での運航。

AM057 成田 14:25→メキシコシティ 13:05(金・日曜運航)
AM058 メキシコシティ 01:30→成田 06:20(翌日着/木・土曜運航)

健康衛生管理体制を刷新しており、搭乗客は、搭乗前~機内・降機までマスクの着用を呼び掛けている他、機内で健康問診票が配布され、現地空港到着時に検疫官への提出が必須になっているとのコト(成田行き便でも問診票記入が必須)。

まぁ、日本への再入国は引き続き、隔離措置が必要になるので、運航が再開されたからと言って、すぐに利用しやすくなるかと言われると、難しい話ではありますが。

日本線以外も、7月は、国内線で2倍・国際線は4倍の運航本数に増やす計画でいるとのコトで、ひとまずは再始動に向けて、動き始めていると言う状態。

その為の「チャプター11」なのでしょうね、恐らく。

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