旅行を含めた行動制限の緩和に動き!これで良いのか?

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旅行に行く層は、緊急事態宣言が出ていても行く。

それで良いのか?と言う気持ちもある。
ただ私的制限が行えるようになって欲しい訳でもないけれど。

行動制限緩和に向けて動き!旅行も全面的に自粛終了に?

菅首相が退陣するコトになり、やや政治的な空白も生じそうで混迷し始めている感じがする日本政府ですが、尾身茂氏が会長を務める新型コロナウイルス感染症対策分科会は、今秋を念頭とした日常生活における行動制限の緩和に関する提言をまとめました。

これはワクチン接種を希望する人への接種が、今秋にもほぼ完了するコトを念頭にした提言。
接種の完了やPCR検査の陰性証明が条件になっていますが、

・県境を越えた旅行

・全国的な大規模イベントの容認

と言ったこれまで制限措置や自粛要請が出ていたモノを緩和して行こうと言う流れで、今後はロードマップが取りまとめられていく方針。

提言では、他人へとコロナを感染させるリスクが低いコトを示す仕組みとして「ワクチン・検査パッケージ」の導入。

マスクはあくまでも着用が必須としていて、個人での基本的な感染対策は前提にしていますが、

・医療機関や高齢者施設への面会
・大学などの対面授業
・部活動
・大人数の会食や宴会

などの容認が挙げられています。

観光・外食・イベント産業などは、長期間に渡り甚大な経済的なダメージを受けている状態で、実質的にはこのままコロナが完全に収まるまで自粛を…と言うのは、合理的ではないと言うのは事実。

ワクチンは万能ではない。

あくまでも、念頭にした動きが徹底されるのであれば、あとはタイミングなのかな…と言う感じがしなくもないし、段階的に行動制限を緩和して行くのは、合理的な判断の様には思う。

ってか、ようやくかな…と言う気もしますけれどね。

確かに旅行は感染リスク・感染拡大リスクを伴うのは事実だけれど、実例がない訳じゃない。
だが結局、どのぐらい旅行を起因とした感染と言うのがあったのだろう…とは思う。

今以上に、個人の意識を求めるのであれば…

ただタイミングは問題になるだろうし、それ以上に、個人個人の感染症に対する備えが、今以上に必要になる様には思う。

今、緊急事態宣言が随所に出ている状態でも、あくまでも自粛要請で強制力がなく、比較的大人数で感染の低い場所に旅行に出かけている層は、一定数いる。

個人的にはしっかりと感染症対策を個人で行なっていれば…と思うのだが、やはり比較的大人数で出掛けている層ほど、マスクを顎に掛けながら大きめの声で話していたり、飲食店では手袋が用意されているにも関わらず、素手でトングを触ったり…と言うケースを見る。

逆に、おひとり様であったり、2人旅の人の方が、より気を使っているように思えるぐらい。

別に、屋外で人混みでもなければ、マスクをしなくても…とは思うけれど、屋内で他に人も近くにいるのであれば、少なくとも意識を常に持って行動ができないのであれば、まだまだ落ち着きを見せない状態では、緩和に向かわなくても…とすら。

この提言が実現して、行動制限が緩和されたとしても、感染リスクはまだまだ残ると言うコト。
これがどこまで徹底して周知され、行動に反映されるか…

そう言うコトのように思えてならない。

ってか、この状態になってもまだ、「自己責任で~」なんて言っているような阿呆は、旅行になんて出るべきじゃないし、出すべきじゃない。

コロナは自分だけの問題じゃないと言うのを理解出来ていないのだから。

医療体制や旅行商品の見直しが先では?

さらに気になるのは、別に医療体制が整備された訳ではないと言う点。

先進国の中では、比較的、感染拡大を防げている日本だが、それでも重症者が増え、医療がパンクしている状況を見ると、ワクチンパスポートよりも先に、医療体制の拡充を同時並行で行わない限り、また新たな変異株が出現した際に、対応出来なくなるのは、分かる話。

行動制限を緩和したコトで、一定の感染拡大は起こり得る話。

そこにどう対処するのか。

いずれ緩和はしなくてはいけない話。
いつまでも引き籠っていられる訳でもないだろうし。

ただ今の内に、様々な試算を行なっておいて欲しいし、どの指標がどこまで至ったらどうなるのか。
それを今よりも厳密に決めておいて貰いたいとも思うし、それをしっかりと明らかにして欲しいとも。

今のやり方ならば、不公平感もぬぐえないですし、拾えない業態や働き方も出て来ますからね。

旅行関連では、この提言に「Go Toトラベル」の復活を…と言う声もありますが、それよりも先に、もっと業界を挙げて感染対策でできるコトはあるのでは?と。

少人数の旅とか、そこまで推されている訳じゃないし、それに対する商品も少ないままだし、実践されている訳でもない。
今の在り方で緩和に向かうと、結局、現場が疲弊してしまうだけのような気もしなくない。

ってか…

このタイミングで、こうした話が出て来るコトも、なんか選挙対策で急がせた感が拭えないのは、ボクのココロが穢れているからなのかな…?

少なくとも、未だに緊急事態宣言が出ている状況の中なのに(前以て考えて行くのは、もちろん、必要不可欠な話ではありますが)と思うし、国内・国際共通のワクチンパスポートを電子で提供できるようになるまでは、緩和しなくても良いのでは?と。

そして、少なくとも、大多数の人が動ける年末年始とかは避けた方が無難じゃないの?と言う気はするんだけれどもね、素人目的には。

もちろん、そこが旅行業界としても飲食業界としても大事な稼ぎ時なのは分かる。
ただこのワクチン接種がほぼ完了すると言うタイミングを逃して、再度の緊急事態宣言に陥るよりは、マシな訳なんだから。

確かに、欧米を中心にポストコロナに向けて動き出した感があったこの夏。
だけれども、別に日本は背伸びをする必要もないように思うのだけれど…

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