羽田発着欧州3路線開設!
「ANA」が、羽田~ミラノ・ストックホルム・イスタンブール線の就航時期を発表しました。
いずれもコロナ禍において開設が延期されていた路線で、計画から約5年を過ぎて、ようやく出揃うと言う形で、ミラノ線は2024年12月3日から、ストックホルム線は2025年1月31日から、イスタンブール線は、2025年2月12日から就航予定。
具体的な運航スケジュールは、以下の通り。
- 羽田~ミラノ|2024年12月3日開設予定
- NH207 羽田01:05→ミラノ08:30|火・木・日曜運航
- NH208 ミラノ10:30→羽田07:30|火・木・日曜運航(翌日着)
- 羽田~ストックホルム|2025年1月31日開設予定
- NH221 羽田00:30→ストックホルム06:20|火・金・日曜運航
- NH222 ストックホルム09:35→羽田07:20|火・金・日曜運航(翌日着)
- 羽田~イスタンブール|2025年2月12日開設予定
- NH219 羽田08:15→イスタンブール15:55|月・水・土曜運航
- NH220 イスタンブール18:10→羽田11:20|月・水・土曜運航
いずれも週3往復での運航。
使用機材は、ミラノ線が、ビジネスクラス48席・プレミアムエコノミー21席・エコノミー146席の3クラス合計215席仕様のボーイング787-9型機。
ストックホルムとイスタンブール線は、ビジネスクラス32席・プレミアムエコノミー14席・エコノミー138席の3クラス合計184席仕様のボーイング787-8型機。
既に「ANA」は羽田~パリ・ミュンヘン線を1日1往復に増便済み。
さらに2024年8月1日から羽田~ウィーン線の運航再開が控えており、これで一気にヨーロッパ線が強化される形になります。
利用しやすいかどうか…
ようやく「ANA」が遅れていた羽田発着の新規開設ヨーロッパ線の詳細を発表した感じ。
ミラノとストックホルム線は、羽田発が深夜帯で現地到着は朝。
現地発が朝で羽田着は翌日の朝。
ミラノ線は、案外、使い勝手がよさそうな気はしますね。
ミラノ発着なら往復ともに国内線に乗り継げそうですし。
ストックホルム線は、その先の乗り継ぎ需要も高そうだが、そもそも現地発が早いから、どうなんだろう…?と言う気にはなる。
そもそも提携先になるはずの「スカンジナビア航空」も、スターアライアンスを脱退してスカイチームに入るし。
スカンジナビア航空、スカイチーム移籍は9月1日で決定に!
イスタンブール線は、羽田発が早い感じ。
この時間だと、いくら羽田が都心に近いと言っても、なかなか利用しやすい時間帯と言う訳じゃない。
さらにその先、「ターキッシュエアラインズ」などとの提携で北アフリカやアフリカ東部などへの乗り継ぎも想定するのだろうが、しんどそうな気もしなくないなぁ…と。
まぁ、この辺りは発着枠が限られる羽田だから仕方がないのでしょうね。
JALとの差が歴然に…
それにしても…
一気に羽田発着のヨーロッパ線が広がる感じ。
JALをかなり引き離す感じになりますね。
JALも国際線の再拡大を打ち出していますが、ロシア・ウクライナ情勢的に迂回での飛行が余儀なくされているヨーロッパ線の再拡大は、さすがに慎重になると思うので、しばらくは大きくリードする展開になるのかな…と。
ヨーロッパだと提携先が限定的と言うのもありますしね、JALの場合。
円が弱くなっている中、やはり海外からの利用を増やさないと路線の維持も、なかなか厳しそうな気がしますが、その辺りは提携先の有無と言うのも大きな要素になりそうですし。
個人的には、イスタンブール線が気になりますけれどね。
JALはドーハ線を開設して、カタール航空が運航するアフリカ方面への路線への展開を実現しましたが、ANAはどこまで中東・アフリカ方面への足として展開を進めるんだろう…?と。
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