国際線は特に好調な状況
国内線はANAとJALが対照的
JALとANAが、今年のゴールデンウィーク期間(2024年4月27日~5月6日)の予約状況を発表しました。
共に国際線は好調な滑り出しを見せており、予約率は70%を超えている状況に。
具体的に見てみると、こんな感じ。
提供座席数 | 前年度比 | 予約者数 | 前年度比 | 予約率 | |
ANA|国内線 | 1,704,649席 | 101.8% | 1,059,938人 | 108.3% | 62.2% |
JAL|国内線 | 1,317,491席 | 99.6% | 820,247人 | 91.1% | 62.3% |
国内線で見ると、ANAがかなり好調で、前年度比で8.3%増。
予約率も前年を3.8ポイント上回る状態。
方面別では、沖縄が14%増、中・四国が11%増。
傘下のLCCであるピーチを含めた予約数は、前年度比5.9%増の122万6,179人。
一方のJALは前年度比で8.3%減とANAとは対照的な数値に。
予約率はANAよりを辛うじて上回るが、前年度比だと5.3ポイント下回る状態。
方面別だと、北海道が15.1%減、関西が19.9%減で、全方面で前年を下回っている状態。
北海道方面は予約率も57.4%、関西方面は57.1%と言う数値になっています。
国際線はJALも好調
一方の国際線の状態は、こんな感じ。
提供座席数 | 前年度比 | 予約者数 | 前年度比 | 予約率 | |
ANA|国際線 | 273,616席 | 114.9% | 193,192人 | 113.4% | 70.6% |
JAL|国際線 | 244,508席 | 105.4% | 177,229人 | 109.4% | 73.5% |
ANAは国際線も好調を維持し、予約者数は前年度比で13.4%増。
傘下のLCCであるピーチを含めると31.3%の27万485人。
方面別では、ハワイ線が1.5倍の1万5,993人となり、この数値は過去最高値(2019年度比で約1.2倍)。
ヨーロッパ線も1.7%増で前年度を超えた状態。
JALも国際線は好調。
方面別では、東南アジア方面だけが前年度を下回っている状態。
ハワイ・グアムが22.3%増の1万6,318人。
ヨーロッパ・中東方面は25.9%増の1万8,428人。
台湾線が32.8%増の1万2,302人。
今年のピーク日は、まずは4月27日!
ピーク日は、国内線の下り線が4月27日、上り線は5月6日。
国際線も日本発便が4月27日、現地発便はANAは5月6日、JALは5月5日(日本着)。
JALの国内線で見てみると、ピーク日の4月27日は下りの予約率が81.4%なのに対して、谷間になる5月1日とかは51.0%と、まだまだ余裕がある。
上りもピーク日の5月6日は既に82.0%になっているのに対して、5月1日は42.4%に留まっている状態。
国際線もJALで見ると、ピーク日の4月27日の日本発便は、既に92.0%の予約率なのに対して、4月30日は69.7%。
現地発便も、5月5日着が88.0%なのに対して、4月28日は62.3%。
G.Wとかってもう意味あるのかな?
毎年、こうしたハイシーズンになると思うコト。
いい加減、こうしたピークシーズンにしか旅に出られない感じ、どうにかならないのかなぁ…と。
航空券代金も高いだけ。
宿泊料金も高いだけ。
どこに行っても混雑しているだけ。
航空会社もピークに合わせて、機材を用意しなければならなくなる。
宿泊業者もピークに合わせて、人員を用意しなければならなくなる。
そこまで良い話は、あまりないように思う。
もちろん、子供がいる世代だと、家族旅行となると、学校が休みの時を狙うとこうしたハイシーズンに出掛けざるを得ないけれど、単身世代とか、まだお子様がいらっしゃらない世代なら、ハイシーズンに出掛けると言うのは、デメリットしかないと思うんですけれどね。
密を避けると言うコトが広がったコロナ禍でしたが、このタイミングを生かして、ピークシーズンを生まない社会に生まれ変われなかったのは、やっぱり残念だなぁ…と思ったり。
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