世界第2位の歴史を誇る中南米のアビアンカが破産申請!

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[speech_bubble type=”rtail” subtype=”R1″ icon=”tabikaeru01-i.jpg” name=”たびがえる”]中南米諸国に拠点があるアビアンカが破産申請をしました![/speech_bubble]

[speech_bubble type=”rtail” subtype=”L1″ icon=”tabikazu01-i.jpg” name=”たびかず”]あまり馴染みのある航空会社じゃないけれど、規模は南米でも2位。歴史は世界2位の航空会社です。[/speech_bubble]

アビアンカ、破産申請!

コロンビアの航空会社である「アビアンカ」を傘下に持つアビアンカ・ホールディングスが、アメリカ・ニューヨークで連邦破産法11条(チャプター11)の適用を申請しました。

新型コロナウイルスの影響により、コロンビア政府への支援要請を求めたが、合意できず、社債の支払い期限が迫っていた状態。

「アビアンカ」と言えば、KLMオランダ航空に続いて、現存する航空会社としては世界で2番目に古い航空会社として知られている訳だが、現在は、コロンビア最大手の「アビアンカ」と、中南米に拠点を持っていた「TACA航空」とが経営統合してできた航空会社グループ。

具体的に書くと、

・アビアンカ(コロンビア)
・アビアンカ・エクアドル(通称アエロガル)
・アビアンカ・エルサルバドル(旧TACA航空)
・アビアンカ・コスタリカ(旧LACSA航空)
・アビアンカ・ペリー(旧TACA PERU航空)

と言った子会社を持ち、中南米ではワンワールドを脱退したLATAMグループに続く規模を持つ航空会社。

過去にはブラジルに「アビアンカ・ブラジル」と言うブラジル航空業界では第4位になる子会社も持っていたが、こちらは、2019年6月以降、事実上の運航停止状態に追い込まれていました。

 

2019年の売上高は、46億2,000万ドル(約4,900億円)で、最終損益は8億9,000万ドルの赤字。

コロナウイルスの危機が来る前から、経営が悪化していたのが実情ではあるが、コロナウイルスの影響を受けて、3月からは、全ての旅客便の運航を停止。半数以上になる従業員には、無給休暇を取らせるなどして、経費節減に努めている状態だった。

4月には2019年度の有価証券報告書が未提出で、継続企業としての存続能力に深刻な疑問が生じているコトが明らかになっていたが、今回、連邦破産法11条の適用申請を行ったコトで、更なる苦境に陥る状態になります。

ガラパゴス線も就航していたアビアンカ

比較的大きな航空会社がコロナウイルスの影響がとどめを刺して破産に追い込まれたのは、オーストラリア第2位の航空会社である「ヴァージン・オーストラリア航空」に続いて、2例目。

イタリアのアリタリア航空は国有化へ舵を切ったが、ある国の最大手格の航空会社が破産するのは、初めてのケースになるかと思われます。

「アビアンカ」は、日本にいると、そこまで知名度がある航空会社ではないのも、事実。

「アビアンカ」グループで、中南米に行くのに、乗り継ぎで利用する人も、そう多くはないと思う。

中南米域内でも、ブラジルの地域子会社である「アビアンカ・ブラジル」が運航停止したのと、観光需要の大きい「アビアンカ・ペルー」の規模がそこまで大きくはないので、やっぱりなかなか利用しにくい。

恐らく、日本人で利用されたコトのある人は、コロンビア国内線と、エクアドルのガラパゴスに行く際と言う感じなのだとは思う。

もちろん、日本路線も就航していませんし。

マイレージ関係では、スターアライアンス加盟航空会社と言うコトと、時折、バイセール(マイルの購入)で、驚異的なキャンペーンを行うコトで、一部では知られている存在でしたが、決して、一般的だとは思えないですし。

ただやっぱり大手格の航空会社の破産は、ついに出ましたね。
昨日の記事でも書きましたが、もう“大手だから安心”と言う時代じゃなくなってきたと言うコトでしょう。

 

コロナ以前の状態も問題だった

ただ結局のところ、現時点で破産をしそうな航空会社や企業は、コロナウイルスはきっかけに過ぎないと言うコトなのだとは思う。

それまでにしっかりと安定経営が出来ている企業であれば、厳しい中でも、まだ持ち堪えられる訳で。

今回の「アビアンカ」についても、同様なのだと。

ただコロナウイルス同様に、地域経済がマヒすると、為替損益が発生すると言うのは、航空業界の常。

コロナウイルスによる需要減(もしくは全便運休)と為替損益のダブルが発生すると、さすがにどの航空会社も厳しいでしょうが。

破産法11条と言うコトなので、まだ運航に望みを持っている状態だとは思うので、今後の展開を見守りたい所ではあるけれど、これでより一層、中南米が遠くなるのだけは、確かなコトの様な気がしますね。

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