ロシア上空迂回で、欧州線は値上げを検討!
ANAホールディングスの芝田社長が、報道機関のインタビューに応じて、政府の水際対策緩和について、
国際線には非常にポジティブ。
と語っている。
まぁ、これは当たり前でしょうね。
ってか、別に記事を読まなくても分かる話です。
ってか、ネガティブな要素があまりナイし、ANAに限らず、日本発着の国際線を運航している航空会社としては、今、ホントに待っている政策の1つでしょうし。
その一方で、ロシアによるウクライナ侵攻によって、日本~ヨーロッパ線については、ロシア上空を迂回して運航を続けている状態。
もちろん、その分だけ飛行距離は伸びている状態で、運航コストが掛かっていると言うコトになり、これについては値上げする方針を明らかにしています。
まぁ…
これは仕方がないのかな…と言う感じはする。
元々、距離が長いほど、経営上は非効率な路線になってしまうのは確かなコト。
ましてや航空会社としては不可抗力な話だし、安全に運航を続けようとするのであれば、現時点では迂回による運航は不可欠な話でもあるし。
いや…
もう…
どーにかして、プーチン。
そう言いたくなる。
参考リンク|水際緩和で「国際線上向く」 (共同通信2022/05/23 20:24配信)
旅行者にはトリプルパンチ!
ただ既に6月発券分からの燃油サーチャージの改定も発表しているANA。
下の記事での実際の燃油サーチャージ額はJAL分ですが、ANAも同様にかなり高額なモノになる(若干、区分けが異なるケースはあるけれども)。
大人1人だけでも往復すると、かなりの金額になる燃油サーチャージ。
そこに運賃の値上げが加わると、一体、幾らになってしまうんだ…と言う気がしなくもない。
ってか、ヨーロッパまでの片道だけで36,800円…
水際対策緩和はアジアでも進んでいるけれども、ヨーロッパが先頭を行っている感じがある中で、今、行きやすいのはヨーロッパ諸国と言う状態になっているけれども、さすがにここまで燃油サーチャージが上がり、そこに運賃値上げ…となると、行ける気にならない。
日本発だけで考えると、円の価値も下がっているし、現内閣はこの辺りを改善するチカラはあまりなさそうなのを見ると、「燃油」・「運賃」・「為替」…と、見事なほどのトリプルパンチ。
元々、物価が高いヨーロッパ。
さすがに今のタイミングで行ける気はしなくなってきましたね…
対策はあるのか?
そして、対抗策はあるのか?と言われると、ほぼナイと言う状態に等しいのもネック。
為替についてはどうにもできないし、運賃については、こう言う時に韓国・仁川などの経由便…と言いたいところだけれども、大韓航空も、現状の設定上では最高値となる燃油サーチャージに6月発券分からなってしまう。
中東経由便ぐらいかな、まだマシなレベルなのは。
ただそれも高止まりしている感はあるし、中国経由便は今、使い物にならないし(まだゼロコロナ政策を続けている状態なので)。
せめてマイルを活用するぐらいでしょうか。
あとは5月末までに発券して、とりあえず燃油サーチャージを抑える。
それぐらい。
いや、もう5月末までの発券は鉄則ですね、ホントに。
水際対策は緩和されるけれども、日本発の海外旅行と言うのは、当面、冷や水が浴びせられる…と言う状態にはなりそうですね。
まぁ、日本経済の活性化を考えると、国内消費+インバウンドの方がプラスであるのは確かですし、ANAなどの航空会社からすれば、アウトバウンドでもインバウンドでも、搭乗して頂ける方がベターな話ではありますが。
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