いよいよ水際対策見直し?検疫・ツアー受け入れに1歩なるか?

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日本政府が重たい腰を上げて、水際対策の見直しに出るはなしが、ポチポチと報道され始めて来ましたね。
日本は島国なので、水際対策はある程度、感染症の侵入を遅らせるには有効だとは思いますが(ただ完全自給自足できない限り、絶対的な侵入防止にはならないのは、明確だけれども)、ひとまず出て来ている報道の内容を見てみると、こんな感じ(正式な発表が出ているモノと、まだ出ていない話がありますが…)。

外国人観光客ツアー受け入れへ、まず1歩

まずは外国人観光客の入国再開に向けての実証事業の実施。

こちらは決定事項で、対象となるのは、

  • アメリカ
  • オーストラリア
  • タイ
  • シンガポール

以上の4カ国から少人数の団体ツアーを受け入れると言うモノ。

条件としては、ワクチンの3回接種などが挙げられていて、旅行会社の添乗員が同行し、事前に設定されている旅程に沿って行動をすると言うモノ。

これがどう言う形で実証をして行くのか…と言う疑問符があるのと、そもそもやる必要、あるのかな?と言う気はする。

何をどう実証するのだろう?と。

ってか、そもそもツアー客だと少人数であっても個人客よりは密にもなるだろうし、会話も弾むでしょうし、仮に実証実験をしても、その後のツアー客も適時、検査しないと意味がないし。

ただインバウンドに向けて1つ、舵を切ると言う明確な意思表示とも言えるのかと。

まぁ、まずは第1歩と言う感じですかね。

入国者数の上限を2倍に!

現状、日本への入国は1日当たりの上限が10,000人に設定されている。
これは2021年11月30日に新規外国人の入国を禁止した後、段階的に引上げされていて、2022年4月20日に10,000人まで緩和されたばかり。

だが、これをさらに倍になる20,000人に引き上げる方向での調整に入っているとのコト。

感染拡大の防止と社会経済活動のバランスを取りながら段階的に緩和を進めている

と松野官房長官が述べており、特に経済界からの要望が強いのだろう。
早ければ6月中にも緩和措置がなされる可能性があり、恐らく夏までには、入国者数の上限は倍増される見込み。

ただまだ入国者数の上限撤廃と言う声は出て来ていない状態。

この辺りは空港検疫の状況との兼ね合いもあるのでしょうが、10,000人に緩和されたの、1ヶ月まですよ。
ってか、いい加減、その辺りのロードマップみたいなモノを出すべきかと。

どのぐらいになったら、どう緩和するか…みたいな流れが皆無で、いかにもとりあえず日本も動いてます的に思えてしまうのだが…

陽性率で検査・待機免除に?

さらに入国時の待機措置などを、3つのグループに分けると言う措置が実施される見込み。

具体的には、

  1. 陽性率が低いグループ
    →ワクチン接種の有無にかかわらず空港検疫検査・待機免除
  2. 陽性率が2番目に低いグループ
    →指定ワクチン3回接種で検査・待機免除
  3. 陽性率の高いグループ
    →現行の検査・待機措置の継続

となるとの報道。

現状の日本への入国に当たっては、日本人を含めて、現地出発72時間以内に受けたPCR検査などの陰性証明書が必要。
さらにそれに加え、到着した空港で抗原検査を受ける必要がある。

これが陽性率が低いグループならば、免除になるし、入国後の待機も不要になると言うモノ。
ワクチンを3回接種していれば、その次のグループでも免除になる可能性があると言う話で、実施されると水際対策と言うモノ自体が、かなり無力化すると言う流れ。

実際は経済界からの圧力が大きいのかも知れないけれども、海外へ旅行に出ようとすると、やはり現地でのPCR検査と言うのは大きなネックになる。

別に旅程が長ければ問題ないけれども、長い休みを取らない日本人からすると、厄介な存在なのは、間違いない。

ただこうなると水際対策と言うのはザルになる感じはあるので、それならもう入国者数上限すら要らないのでは?と言う気はするけれど、どうなんでしょうね。

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海外旅行も行きやすくなる?

インバウンド市場も、これらが実施されると、ようやく動き出すと言う感じはするし、経済活動と言う側面からしても、正常化に向かう流れになるのかな…と。

ただ旅行産業としてみれば、国内旅行に流れている人を、海外に向かわせると言うきっかけになる訳で、個人的には夏が終わってから動いても良かったのでは?と言う感じがしなくもないけれど。

今年のゴールデンウィークは、久しぶりに国内旅行市場は活気を呈したけれども、やはりまだまだ本調子じゃないだろうし、国内市場とインバウンドだと、まだ国内市場の方が規模は大きい訳だし。

ってか、個人的には、こうした緩和策も…だけれど、それよりも全ての管理を書類じゃなく1つWEBサイト・1つのアプリ上でできるように仕組みを作ってくれる方が便利なんだけれどな。
日本仕様…と言うのは、空港検疫をスムーズにさせるうえで必要不可欠なのでしょうが、やっぱり色々と不便さが残る気はするんだよな。

 

 

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