【コロナウイルス関連】エミレーツもエティハドも全便運航停止へ!

エミレーツもエティハドも、全便運航停止へ!

昨日、ドバイをベースにするエミレーツ航空が、全便の運航を停止する記事を書きましたが(その後、僅かの便だけ運航する方針へと転換)、UAE政府は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、2020年3月25日より2週間、全ての旅客便の発着を停止するコトを決定しました。

これに伴い、エミレーツ航空は、再度、全便の運航を停止するコトを発表しました。

 

またエミレーツ航空同様にUAEに本拠地を持つエティハド航空(本拠地:アブダビ)は、全ての旅客便の運休を決定しました。

 

世界最大の国際線網を誇るエミレーツ航空と、同じく世界各地に広範な国際線網を持つエティハド航空と言う中東で見ても、世界的に見ても大きな航空会社である2社の全便運休と言うのは、かなり広い影響を与えるコトになりそうです。

特に、最近は他の航空会社(特にヨーロッパ系)が軒並み運休状態に陥っているので、感染国からの脱出手段がない中で、貴重な脱出手段でもあったでしょうから、そう言う意味でも、多少なりとも影響が出そうな気がします。

 

エティハド航空の発表を見てみると、ひとまず全便の運休は、3月25日からの14日間。

但し、UAE規制当局から別途通知があるまでは、フライトが停止するとのコトで、運航再開時期はまだまだ予断を許さない所と言えるのかも。

因みに、エティハド航空の日本路線は、アブダビ~成田とアブダビ~北京経由名古屋(中部)便の2路線ですが、既に名古屋(中部)便は、北京~名古屋(中部)間を2月3日以降、運休しており、コチラは6月30日までの運休が発表になっています。

今回のUAE規制当局の決定は、UAEを発着する全ての旅客便が対象と言うコトで、貨物便などは引き続き運航される見込みですが、エミレーツ航空・エティハド航空の他に、LCCのフライドバイ(本拠地:ドバイ)とエアアラビア(本拠地:シャルジャ)も運航停止になります。

エティハド航空の清掃・消毒は、こんな場所まで…

エティハド航空のWEBサイトにあるコロナ関連の特設ページには、CEOからのメッセージと共に、機内の清掃風景の動画がアップされていました。

フライトごとに行われている航空機の消毒・清掃の様子の動画。なのですが、これがなかなか徹底している感じ。

 

シートや通路・壁・トイレ・ギャレーと言った場所はもちろん、貨物室など機内のほとんどの場所が対象になっている感じ。

また消毒・清掃作業は、航空機だけでなく、航空機の乗降の際に利用する様なバスの車内までも、行っている模様です。

さらに機内の空調浮遊微生物の99%以上を除去する最新のキャビン空気ろ過システムを前機材に装備しているとのコト。

自粛や縮小が相次ぐ中で、コロナウイルスの感染拡大を防ぐ為の取り組みが、しっかりと情報発信されていると言うのは、個人的には好感を持てる気がしますね。

 

利用したばかりだから、余計にびっくり…

それにしても…

今年に入ってからドバイにも行っていますし、エティハド航空も利用したばかり。

既に利用した頃も、コロナウイルスの感染が拡大していたタイミングではありましたが、まだまだ平常運転と言う感じで、街中でもマスクをしている様な人は皆無。

それが1ヶ月強で、全便運航を停止するにまで至るとは…と言うのが、率直な感想です。

エティハド航空は、最近、財務的にはそこまで良いとは言えない状況が続いていましたが、ここに来て復活傾向だっただけに、この全便運航停止とコロナウイルス感染拡大に伴う旅客減少と言うのは、大きな打撃を与えそうな感じがしますね。

ただ中東諸国の場合は、政府の援助もありますから、直ちにどうなる…と言う恐れはそこまで強くはナイのかも知れませんけれど。

Sponsored Link



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください