ファミマで楽天ポイント・dポイントが積算可能に!Tポイント独占崩れる!

ファミマが、楽天スーパーポイントとdポイントの積算可能に!

「Tポイント、お持ちですか?」

加盟店のレジで良く聞かれるフレーズ。

「Tポイント」。

日本最大規模の共通ポイントサービスな訳だけれども、2019年4月10日、その「Tポイント」加盟店であるファミリーマートが、11月から「Tポイント」に加えて、楽天グループの「楽天スーパーポイント」とNTT docomoの「dポイント」を導入するコトを発表しました。

いずれも200円(税込)で1ポイントを付与するとのコト。

 

ファミリーマートと言えば、2007年から「Tポイント」を導入していて、「Tポイント」加盟店の代表格的存在であるのは間違いがないと思う。

2017年にそれまで「楽天スーパーポイント」を採用していたサークルK・サンクスと統合した際も、「Tポイント」を選んだ訳で、ここに来ての方針転換になります。

まぁ、ANAのマイルを貯めている人からすれば、そんなに変わりはないのかも知れないけれど、JALのマイルを貯めている人からすれば、大歓迎の方針転換です。

と言うのも、「Tポイント」はどうしてもJALのマイルに繋がらない共通ポイント。

ファミリーマートと言えば、JALのマイルが積算出来る電子マネーの「WAON」での支払いが可能だし、JALカードの特約店でもあるので、JALのマイルを貯めようとすると、多用したくなるコンビニエンスチェーンでしたが、ポイントと言う意味では、JALのマイルを貯めるコトが出来なかったのですが、「dポイント」は、JALマイルに5,000ポイント→2,500マイルで交換が可能なポイントプログラム。

つまり11月からは、

・JALカードもしくはWAONで支払い→JALマイル加算
・dポイント加算→JALマイルへ交換

と言うダブルでマイルを積算出来る流れが生まれる訳で、マイルが貯まる速度が倍速になる訳です。

まぁ、「dポイント」からJALのマイルへの交換は、最低ポイント数が5,000ポイントなので、さすがにコンビニだけだとなかなか貯めるのは困難ですけれどもね。



離脱が目立つ「Tポイント」

それにしても、「Tポイント」からの離脱と言うのが、最近、目立つ。

そもそも「Tポイント」を導入したコト自体が、迷走気味と捉えられた三越伊勢丹グループは別としても、ドトールであったり、アルペンだったり…と、ここに来て、次々と「Tポイント」から離脱したり、他のポイントサービスも選べるマルチポイントへとシフトする企業が出ている感じ。

「Tポイント」と言えば、共通ポイントの先駆けですが、1業種1加盟に拘っていたので、その業界でもかなり強い企業が参加している訳で、離脱と言うのは、かなりの痛手。

そもそも1業種1加盟なので、代わりがナイと言うのも痛いんですよね。

そもそも共通ポイントに参加しているメリットは、企業が独自にポイントサービスを行うのに比べて、運営コストが遥かに小さいコト。

そして、顧客データを分析したレポートが得られ、それを元に自社の商品戦略を描けると言う所にあります。
しかも、それが日本最大級の顧客データを集められると言う所がウリな訳です。

が、独自で行なっていないが故のデメリットも出て来たのでしょう。

具体的には、

・独自サービスに回帰し、より柔軟な戦略を描く
→ドトールのドトールバリューカード

・他のポイントに切り替えて、顧客情報以外の本業分野で協業を図る
→「楽天スーパーポイント」に移るアルペン

・マルチポイント化へ舵を切る
→すかいらーく

今回のファミマは、最後の“マルチポイント”化へと舵を切った感じはありますが、そもそもファミマの「Tポイント」加盟と言うのは、かなりチカラが入っていたはず。

だって、「Tポイント」運営会社に対して15%出資する程でしたから(今回のマルチポイント化で出資関係は解除)。

それなのに、今回、こうした方針を打ち出したのは、この7月から導入される予定の「ファミマペイ」と言うのが大きいのかもなぁ…と。

決済方法を自社グループに取り込むと、そもそもポイントカードで顧客情報を取り込まなくても済む様になりますからね。

そうなると、「Tポイント」は顧客情報収集ツールとしては必要なくなり、「日本最大規模のポイントカード」と言う集客力のみと言うコトになります。

が、それならば、取りこぼしがない様に他のポイントサービスも導入してしまえば良いですモンね。

幸いなコトに、「楽天スーパーポイント」はコンビニと言う形の提携がないに近いですし。

また「Tポイント」は大元がTSUTAYAですが、ちょっと協業やプロモーションを仕掛ける相手としては弱いのに対して、「楽天スーパーポイント」は楽天グループ、「dポイント」はNTT docomoと、「Tポイント」よりも大元が顧客との接点を密に持っていると言うのも大きいのかも知れませんね。



ファミマはますますJALマイラー御用達のコンビニに!

ファミマで「dポイント」と「楽天スーパーポイント」が貯められる様になる。

それは「Tポイント」の陣営が大きく崩れる形でもあります。
が、消費者としては、選べると言うのは、そもそも大きなメリットなだけに、嬉しい感じが。

少なくともセブンイレブンの「nanaco」の様に自社グループだけでしか貯められないポイントサービスよりも、波及力はあると思うし。

そのお陰で、JALマイルへの道も開けますしね。

それにしてもファミマ。

元々も「Tポイント」加盟店なだけにANA御用達のコンビニと言う感じでしたが、「dポイント」への積算が可能になると、JALマイラー超御用達のコンビニに変わる訳で、“コンビニでマイルを貯めるなら、ファミマ”と言うスタイルが完全になりますね。

まぁ、11月からなので、まだしばらくは先の話ではありますけれど。
とりあえず、自宅最寄りの唯一のコンビニがファミマなので、ちょっと嬉しいニュースだなぁ…なんて思ったり。

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