スタアラのコネクティング・パートナーに、タイスマイルが!

スターアライアンス(以下、スタアラ)が、2019年6月2日に、タイ国際航空の「タイ・スマイル」が、スタアラの「コネクティング・パートナー」になる計画を承認したコトを発表しました。

スタアラの「コネクティング・パートナー」は制度は、2016年6月に導入されましたが、これまでは吉祥航空のみが承認されているだけなので、「タイ・スマイル」が正式に参加するコトになると、2社目と言うコトになります。

スタアラのコネクティング・パートナーとは?

そもそもこの「コネクティング・パートナー」制度。

これはスタアラ加盟航空会社全社ではなく、アライアンスに加盟するコトなく、スタアラとつながりを持てると言うシステム。

正式な加盟となると、新しく加盟する航空会社は、全ての加盟航空会社と関係を構築する必要がありますが、「コネクティング・パートナー」は、3社以上の加盟航空会社と繋がるコトが条件。

「コネクティング・パートナー」になると、スタアラとパートナー会社とを乗り継ぐ旅程では、スルーチェックインと言ったスタアラが提供している特典を利用出来る様になる他、上級会員は、優先搭乗やラウンジへのアクセス・優先手荷物などの特典を受けるコトが出来ます。

ただ上記の様に、あくまでも全ての航空会社との提携がある訳じゃないと言うので、どの会社と提携が行われるかと言う所が焦点になる訳です。

吉祥航空が、スタアラコネクティング・パートナーに! | now here,no where

久しぶりに、旅情報記事。 ってか、しばらく南米旅行記事が続いていたので、ホントにこう言うの、久しぶりかも… 2017年5月23日より、中国の上海をベースにしている吉祥航空が、スターアライアンスのコネクティング・パートナーになり、スタアラ利用者に対して、新しい形での選択肢の提供を始めたコトが発表になっています。 アライアンスの最大手であるスターアライアンス。 …


路線網を世界的に拡大させていると言う航空会社ではなく、地域内で完結する航空会社にも門戸を開いた形になる訳ですが、吉祥航空以後、特に続く航空会社がなかったのは、メリットがあまりないと判断されていたのでしょうかね?

個別間での提携の方が、自社を高く売れる感じはしますし、「コネクティング・パートナー」になるコトで個別間での提携関係が結びにくくなると言うコトもあるでしょうからね。



タイ・スマイルってどんな会社?

その点、今回、名前が挙がった「タイ・スマイル」は、そう言った問題が出てこないと言うのが大きく、白羽の矢が立ったのかも。

そもそもこの「タイ・スマイル」ですが、別にタイ国際航空の子会社と言う訳じゃなく、別ブランドと言うだけの話です。

タイ国際航空から国内線を多く移管したコトで、国内線は多めで、国内線のシェアは既にタイ国際航空を抜いていたりします。
ただ国内線シェアは第5位で、8.8%しかないんですけれどもね(タイ国際航空は6位で7.4%)。
単体だと、同じバンコクを中心に国内線と近距離国際線への路線展開を見せるバンコクエアウェイズにすらシェアでは勝てていなかったりします。

近距離国際線には意欲的に就航しており、プノンペン・シェムリアップ・クアラルンプール・シンガポール・ヴィエンチャンと言った都市から、マンダレー・重慶・高雄と言った所にも。

またインド線は、ガヤ・コルカタ・ジャイプール・ラクノウ・ムンバイ・バラナシと精力的に拡大している感じがありますが、タイはLCCが全盛を極めている国の1つなので、ちょっと苦戦しているのかな…と言うのが正直な所でしょうか。

「タイ・スマイル」は低価格を武器にはしていますが、決して、LCCの枠内に入る航空会社でもないので。

その証拠に、座席指定も、預入れ荷物も20kgまで無料です。さらに機内食まで付いてきます(軽食のコトが多いですが)。

さらにタイのLCCはバンコクではドンムアン空港を使用していますが、「タイ・スマイル」は、スワンナプーム国際空港がメインのハブ空港となっています。

タイ北西部の田舎・パーイヘ行こう! | now here,no where

しばらくブログの更新、サボってましたが、ボチボチと更新して行こうかな…と。 まぁ、既にリアルタイムでも何でもないのですけれど(因みに、現在地は日本で、まったり~としています)。 ってか、まだバンコクに到着した所かいっ!!と、自分のブログながら、そのまったりさに驚きを隠せない。 だって、1ヶ月ちょい遅れてるじゃない。 今回の旅自体、2ヶ月ちょいだったのに。 チェンマイに移動。 …

国内線のスワンナプーム→チェンマイで搭乗したコトがあるのですが、その際の記事が上の記事になりますが、この時も、スワンナプーム発。

なので、スタアラの「コネクティング・パートナー」になると、提携航空会社との乗り継ぎが至便なんですよね。

そう言う意味では、提携しやすいポジションではありますね。
でも、正直な所、単なる別ブランドでわざわざ「コネクティング・パートナー」になる必要があるのだろうか…とは思うけれど。

ってか、正しく書けば、ブランドが違うだけで別に法人が違う訳でもナイのだから、もう今すぐにでも実行出来る様な…と。



広がらないコネクティング・パートナー制度?

そして、別ブランドをわざわざ「コネクティング・パートナー」化しなければならないと言うのは、スタアラが思っている以上に、「コネクティング・パートナー」を希望する航空会社が少なかったのかな?とすら思ってしまいます。

そもそもは地域内で完結しているリージョナルエアラインだったり、短距離がメインのLCCがスタアラの中に入りやすいように、と設けた制度なのでしょうが。

正規の加盟航空会社の拡大は、もう頭打ちだし、業界の流れ的に個別間提携に軸足が移っているのだから、「コネクティング・パートナー」と言う新しい制度まで作って、拡大したいと思ったのでしょうけれどね。

まだ出来て数年ですから、判断するのは時期尚早なのかも知れないですけれど。

まぁ、「タイスマイル」に続く航空会社があるかどうかで、流れが変わるのかな…とも思いますが。

ひとまず、ANAかユナイテッドが「タイ・スマイル」との提携に動かなければ、あまり日本在住者としては意味がないのかな(マイル的に)。

そして、拡大するのは嬉しいけれど、正直な話、「コネクティング・パートナー」が増えると、3社以上の加盟航空会社と提携すると言うだけの話なので、ややこしくはなるんですよねぇ…

でも、この「タイスマイル」の「コネクティング・パートナー」化を受けて、バンコクエアウェイズがワンワールドの同じ様な制度である「ワンワールド・コネクト」に手を挙げないかなぁ…なんて思ったりもしますけれどね。

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