ボクが貯めているマイレージプログラムは、
・JALマイレージバンク
・ユナイテッド航空 マイレージプラス
・デルタ航空 スカイマイル
・ブリティッシュ・エアウェイズ エグゼクティブクラブ
・キャセイパシフィック航空 アジアマイル
この5つのプログラム。
その内、積極的に貯めているのが、JALでその次がユナイテッド航空の「マイレージプラス」と言う形になるのですが、その「マイレージプラス」が大きく制度を変更するコトが発表になりました。
特典航空券はマイル変動制に!
2019年11月15日以降に搭乗する便が対象になりますが、今までユナイテッド航空利用の特典航空券に搭乗する時は、あらかじめ必要マイル数のチャートが用意されていたのがなくなり、変動制になると言うのが、最大のポイントです。
マイルでの搭乗に対して、必要なマイル数のチャートがなくなる。
そして、完全に変動制に移行する。
つまりは…
2019年11月15日以降に特典航空券でユナイテッド航空に搭乗しようとすると…
実際に必要なマイル数が、検索するまで分からない!と言う事態になります。
どう考えても、繁忙期には必要なマイル数が上がりますよね、コレ。
それに対して、閑散期な所で、そこまで必要なマイル数は下がらないんだろうな、コレ。
何よりも、検索するまで必要マイル数が分からないので、計画が立てにくくなるのは、間違いないです。
例えば、50,000マイルが貯まったから、アメリカ本土に次の冬に行こう~!みたいな感じでは予定が立てられなくなる訳です。
だって、必要マイル数が分からないんですから、検索するまで。
しかも、変動制と言うコトで、今まではチャートによるエリアで必要マイル数が定められて来ましたが、これからは路線によって必要なマイル数が異なると言うコトが、あり得る訳です。
東京からサンフランシスコだったら40,000マイルだったのに、同じ西海岸のロサンゼルスだと60,000マイルが必要~だなんてコトも、容易に起こる訳です。
もちろんですが、曜日によっても、特典航空券を申し込むタイミングによっても、必要なマイル数は変わって来る訳ですから、特典航空券を探すのだけでも一苦労…と言うコトになります。
実際に、必要マイルの変動制ってどうなの?
実際、12月の東京~サンフランシスコ線を見てみました。
2019年12月1日だと、こんな感じでした。
・直行便→80,000マイル
・ソウル経由のアシアナ航空乗継便→35,000マイル
こんな感じですね。
これが2019年12月4日で検索をしてみると…
・直行便→64,000マイル
・ロサンゼルス経由のユナイテッド航空乗継便→35,000マイル
・デンバー経由のユナイテッド航空乗継便→35,000マイル
と、こんな感じになるんです。
たかが3日後のフライトですよ(但し、12月1日は日曜日ですが)。
直行便で見ても、必要マイル数が16,000マイルも違う。
さらにユナイテッド航空の乗継便と、一番必要マイル数が多かった直行便とで比べると、なんと45,000マイルも違うっ!と言うのが分かります。
ってか、違い過ぎじゃない?
45,000マイルの違いって、どうなのよ。
いや、同じ直行便で見ても、16,000マイルって、大きすぎだろ。
正直、これだけ違うと、かなり慎重に選ばないといけなくなりますね。
マイル変動制は、世界的な潮流?
まぁ、アメリカ系としては、デルタ航空のスカイマイルが、このマイル変動制を先駆けて採用していますし、ヨーロッパだとエールフランス・KLMオランダ航空のフライングブルーも、このマイル変動制を採用しているので、少しずつ採用が続いていると言う感じでしょうか。
JALも「JAL国際線特典航空券PLUS」と言う形で、似たようなスタイルになっていますが、JALの場合は、チャートを残しつつ…と言う感じなので、非常に良心的。
と言うのも、必要マイルチャートをベースとして残していて、特典航空券で利用出来る座席がなくなったら、追加のマイルを使うコトで、特典航空券が取れますよ~と言う制度ですからね。
ってか、各社ともにどうせ導入するならば、JALのこの制度を見習って欲しいぐらいなんですがね。
しかも、JALはかなり前以て周知されたのに対して、今回のユナイテッド航空の変更は、2019年11月15日以降のフライトが対象にはなっているモノの、今日、予約を入れたら、変動制に移行していると言う事前通告なし。
ってか、その辺りはアメリカらしいんですがね。
Amazonプライムの年会費値上げも、急な発表でしたし(詳しくは、『旅でも日常でも使える「Amazonプライム」が、いきなりの値上げに!』を参照ください)。
マイレージプラスは、オワコン?
では、ユナイテッド航空でマイルを貯めるのは、もう止めた方が良いのか?
そんな話でもないです。
そもそも、今回、変更になるのは、“マイレージプラスでユナイテッド航空を使った特典航空券”の場合です。
つまりは、加盟しているスターアライアンスなどの提携航空会社を利用した特典航空券は、必要マイル数はしっかりとチャートで明示されており、変動制に移行する訳ではありませんから。
ぶっちゃけ、日本国内に住んでいて、マイレージプラスを貯めている人の中で、ユナイテッド航空に乗りたいと言う人がどれだけいるのか?と聞かれたら、そう多くはないでしょう。
同じ北米線ならば、日系のANAに乗りたい感じはありますしね。
そしてスターアライアンスは、アジア圏の加盟航空会社も多いですから、今回、変更があったからと言って、慌ててユナイテッド航空を見捨てるor保有マイルを使い切ると言うのは、意味がない様な感じです。
そもそもユナイテッド航空のマイレージプラスは、実質有効期限がナイと言う貯めやすいマイレージプログラムなのは、これからも変わりがありません。
ゆっくりと貯めて、ユナイテッド航空搭乗以外で使う。
これが鉄則になるだけです。
先行して特典航空券への必要マイル数を変動制に移行させたデルタ航空のスカイマイルも、変動制に移行したのは、あくまでもデルタ航空運航便のみなので、同じ感じですね。
こうした流れを受けて、残るアメリカ航空はどうするんだろう…なんて思ったりはしますけれどもね。
そして、次に変動制に移行するのは、どこの会社だろう。
ブリティッシュ・エアウェイズは、変動制に移行したいと言う意向を持っているのですが、「JAL国際線特典航空券PLUS」と言う形になったJALに対して、ANAはどうするのか。
まぁ、世界的に見ると、少しずつ変動制に移って行くと言う流れはありそうな感じですね。
その際も、自社便のみなのか、そうではないのか。
それが大きなポイントになるのは、間違いがなさそうです。
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