ココイチが、カレーの本場・インドへ進出!

「ココイチ」がインド進出!

カレー専門店の「カレーハウスCoCo壱番屋」(以下、「ココイチ」)が、カレーの本場と言われるインドへ進出するコトを発表しました。

既に2019年6月28日に三井物産のシンガポール現地法人が60%・ココイチ側が40%出資してインド法人を立ち上げており、2020年初頭に、1号店を開店する計画。

首都であるニューデリーを中心に店舗の展開を検討し、5年間で合弁会社の直営店として10店舗の運営を目指し、その後は、現地企業を想定としたフランチャイズの展開を想定し、10年後の2030年には30店舗の運営を目標にするとのコト。

提供するのは場所がインドであったとしても、あくまでも日本式のままで、カレーは日本の工場で生産したモノを輸出し、トッピングなども特に変更する予定がないとか。

但し、ナンは販売の検討中とのコト。

海外進出も積極的な「ココイチ」

「ココイチ」と言えば、日本国内では他を寄せ付けない圧倒的な展開を見せるカレー専門店。

海外展開も積極的で、海外1号店を出店したのは、1994年のハワイ。

2019年6月時点で海外店舗が180店舗にまで膨れており(国内は直営店185店・フランチャイズ1,119店)、

・アメリカ(ハワイを含む):8店
・中国:48店
・台湾:24店
・韓国:40店
・タイ:28店
・香港:9店
・シンガポール:4店
・インドネシア:7店
・マレーシア:1店
・フィリピン:9店
・ベトナム:1店
・イギリス:1店

と12の国と地域へ進出している。

2018年にベトナムとイギリスへ進出をしているので、海外への進出を加速していると言う感じなのですが、それらに続くインド進出と言うコトになります。

インドで日本式のカレーが受け入れられるか

インドで、「ココイチ」。

なんだか不思議な感じがします。

そもそもインドに“カレー”って言う名前の料理がお店で売られているかと言われると、どちらかと言えば、“No”に近く、“カレー”であるのが当たり前で、“ベジ”“ノンベジ”…みたいな区分でしかメニューもない様なお国柄。

そこに日本式の「ココイチ」のカレー。

何だか、面白そうな感じしかしません。

日本で「ココイチ」と言えば、広く展開されたチェーン店ですが、既に進出しているタイなどでは高級店として認知されていたり…と、どう言った使い方をされるのやら。

そして海外店舗のみで販売している「チキンクリームオムカレー」は、インドでも販売されるのでしょうかね。

まぁ、結局の所、インドで「ココイチ」が受け入れられるか…ではなく、日本で独自の発展を遂げた「カレーライス」と言う料理が、インドの人たちに受け入れられるか…と言うコトの様にも思えますね。

デリーからの進出が吉と出るかどうか

東南アジア各国に言えば、日本の外食チェーンの進出も著しい訳ですが、インドとなると、さすがにほぼナイ様な感じ。

ただ実際の所、少子高齢化社会を本格的に迎え、国内のパイは縮小する一方なので、これからは海外への展開を加速する外食産業も増えそうな予感がヒシヒシ。

そうした中で、「ココイチ」の海外店舗は、2019年2月期売上が111億円で、営業利益が3億円。

地味かも知れないけれども、しっかりと利益を出している事業だったりします。

ニューデリーからの展開。

まぁ、それがどれだけ功を奏するか…と言う感じですかね。

スプーンも提供するし、日本式のカレーをそのまま展開すると言うコトですが、米食文化圏なのは、北部よりも南部。

そして商業都市で言えば、ムンバイやハイデラバードの方が、デリーよりも強い訳で、インド進出の最初の都市としてデリーを選んだコトが、吉と出るのか、凶と出るのか…

まぁ、中間所得層を対象とするのでしょうから、デリーで行けると踏んだのかも知れないけれど。

インドで「ココイチ」。

ちょっと行ってみたいなぁ…と、モノ好きながらに思ってしまいました。

そして…
カレー、食べたくなったな…

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