10月。
色々と規制が緩和されるのと同時に、値上げラッシュ！
そうなると、虎の子になるのがポイントやマイルですが、JALのマイル利用に動きが…
JAL、国内線でも追加マイルで繁忙期に特典航空券利用可能に！
JALが2021年11月1日よりJALグループ国内線特典航空券の新しいサービスとして、「いつでも特典航空券」を導入するコトを発表しました。
既に国際線では、2018年に「JAL国際線特典航空券PLUS」として同様のサービスを導入していて、追加の必要マイルを使えば、特典航空券の残数に関わらず、空席があれば予約ができると言うスタイル。
通常、特典航空券は、1便当たりに予約ができる座席数と言うのが決められていて、仮に有償利用なら空席があっても、特典航空券は利用ができないと言うケースは多々あり、特に、連休などはかなり前から座席を抑えて行かないと座席が確保できない状態にある（コロナ禍で、現時点はそうでもないのかも知れないけれど）。
今回、導入される「いつでも特典航空券」は、混雑時でも空席があれば、予約が可能になるので、休みが取りにくい・休みが出てくるのが遅いと言う人には、ちょっと朗報と言えるのかも。
肝心の必要マイル数は、C区間が40,000マイル!!
で、肝心の必要マイル数。
いくら混雑時でも特典航空券が取れると言っても、必要マイル数が高ければ意味がない話ですが、こんな感じで発表されました。
| 区間 | 主要路線 | 通常必要マイル数 | いつでも特典航空券 |
| A区間 | 羽田～大阪・秋田・小松 大阪～福岡・熊本・宮崎 | 6,000 | 13,000 |
| B区間 | 羽田～新千歳・広島・那覇 大阪～新千歳・仙台・那覇 | 7,500 | 24,000 |
| C区間 | 羽田～久米島・宮古・石垣 大阪・中部～宮古・石垣 | 10,000 | 40,000 |
A区間だと2.2倍ですが、最も距離が長いC区間だと通常時の4倍！！
ってか、この必要マイル数、2021年10月31日以降の申し込み分からは、国内線旅客施設使用料の対象空港を発着する場合、マイル数が地味にアップするのですが、さすがに別途ですよね。
40,000マイル…
いや、いくら“いつでも”…と言っても、気軽に使いたいと思えるマイル数じゃないな、と言うのが正直な感想ですね（いや、使いたいじゃなくて、使えないッス）。
しかもコレ、片道ですからね。
往復すれば、80,000マイル。
それだけのマイル数を使うのであれば、海外まで行きたいって、つい思っちゃうのは、繁忙期以外に旅立てる身だからなのだろうか…
C区間は、eJALポイント・乗継・国際線も視野に入れた方がベター
そもそもC区間で考えると、eJALポイントへと交換した方がベターなのでは？と言う感じ。
JALマイル→eJALポイント移行だと、1.5倍換算になるので、40,000マイルが60,000eJALポイントになる。
それで普通に航空券を買った方がお得になるケースが出てきそう。
A区間だと13,000マイルなので、繁忙期でも安上がりになりそうな便が多く出て来そうですが、eJALポイントで購入すれば、搭乗分のフライトマイルも付与されるから、羽田発着で久米島だと1,018マイル、宮古だと1,158マイル、石垣だと1,224マイルが片道あたりで戻って来る計算にもなりますしね。
また仮に「いつでも特典航空券」で羽田から石垣・宮古へ～と言うのであれば、B区間の那覇まで出て、そこからA区間の離島路線に乗り継いだ方が、必要マイル数が少なくて済むと言うコトになりますね。
両路線ともに「いつでも特典航空券」を使ったとしても、片道あたり37,000マイル。
乗継が必要にはなりますが、往復すると6,000マイル*少なくて済みますから（あくまでも空席があれば…の話ですけれど）。
＊ターミナル使用料が必要な那覇を経由すると、10月31日以降の申し込み分で片道120マイルが追加で必要になるので、実際の差額は6,000マイルを下回ります
さらに書くと、「JAL国際線特典航空券PLUS」を使った方が、まだお得感があるような気がします。
「JAL国際線特典航空券PLUS」を利用してだと、ウラジオストクで最大24,500マイル。韓国・ソウルだと最大34,000マイル。台北だと53,000マイル（関空・中部発着の場合、50,000マイル）ですからね、片道。
そう考えると、やっぱりC区間での利用はナイな…と言うのが正直な感想。
まぁ、A区間やB区間（特に本土～那覇線）とかならば、休みがそこしか取れないって人にはアリなのかも…と言う感じですが。
まぁ、マイルは死蔵していても意味が無くて、結局、使わないと単なる数字ですしね。
でも…
ボクは、使わないかな（ボソッ）。
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