特典航空券が取りやすくなる「JAL国際線特典航空券PLUS」誕生!
JALの国際線の特典航空券に、2018年12月から新たなオプションが加わるコトが発表されました。
それが「JAL国際線特典航空券PLUS」。
端的に言えば、“プラスのマイルを使えば、特典航空券が取りやすくなる”と言うモノですが、この他にもいろいろとルールの変更が行われるコトに。
まず対象になるのは、JAL国際線特典航空券です。
・JAL国内線特典航空券
・提携航空会社航空券
・JAL国際線アップグレード特典
これらに関しての変更はない模様です。
今回、導入される「JAL国際線特典航空券PLUS」は、これまでだとキャンセル待ちになる様なケースでも、追加のマイルを使うコトで、特典航空券として利用が出来るサービス。
気になるのは、やっぱりどのぐらいのマイルを使えば、「PLUS」として利用出来るのか…と言うコトだと思いますが、現時点では最大マイル数のみが発表になっています(2018年9月ごろに路線ごとの必要最大マイル数が発表)。
エコノミー | プレエコ | ビジネス | ファースト | |||||
基本マイル | PLUS利用時 | 基本マイル | PLUS利用時 | 基本マイル | PLUS利用時 | 基本マイル | PLUS利用時 | |
韓国 | 7,500 | ~34,000 | ー | ー | 18,000 | ~48,000 | 30,000 | 利用不可 |
アジア1 | 8,500 | ~78,000 | 15,000 | ~79,000 | 24,000 | ~99,000 | 36,000 | |
グアム | 10,000 | ~59,000 | ― | ― | 22,500 | ~90,000 | 36,000 | |
アジア2 | 12,000 | ~93,000 | 25,000 | ~94,000 | 40,000 | ~246,000 | 50,000 | |
オセアニア | 18,000 | ~74,000 | 25,000 | ~84,000 | 40,000 | ~181,000 | 50,000 | |
ロシア | 17,500 | ~128,000 | 25,000 | ~137,000 | 40,000 | ~261,000 | 50,000 | |
ヨーロッパ | 23,000 | ~141,000 | 35,000 | ~152,000 | 55,000 | ~391,000 | 80,000 | |
ハワイ | 20,000 | ~114,000 | 30,000 | ~123,000 | 40,000 | ~224,000 | 50,000 | |
北米 | 25,000 | ~135,000 | 32,500 | ~144,000 | 50,000 | ~394,000 | 70,000 |
*一部、基本マイルが変更になる路線があるので要注意
PLUSの最大必要マイル数は、“大”
か、確実に席が取れるとしても…ですよ。
このPLUSの最大必要マイル数って、もう一体、何よ…と言いたくなるぐらいにクラクラする様な必要マイル数の多さ。
まぁ、あくまでも“最大”なだけであって、ホントにこのマイル数が必要なのは、お盆や正月などのハイピークシーズンだけになるきがしなくもないデスから、大体の場合は、もう少しまろやかな形で落ち着くのかな…と楽観視はしていますけれどもね(そもそもこのPLUSのマイル数だと、利用者が誰もいなくなってしまうでしょうから)→希望的観測ですけれど。
特典航空券のルールも変更
今度は、この「PLUS」導入に伴い、幾つかの点でルールの変更も実施されるので、順次、それを見てみたいと。
現在 | 新ルール | |
旅行形態 | ・片道/往復(日本発・海外発・海外発日本経由) ・オープンジョー | ・片道/往復(日本発・海外発) ・オープンジョー |
利用区間 | 往路・復路それぞれ国際2区間・国内1区間まで | 往路・復路それぞれ国際1区間・国内1区間まで |
利用クラス | 異なるクラスの組み合わせ→可 | ・エコノミー/プレエコ/ビジネス: 異なるクラスとの組み合わせ→可 ・ファースト: 異なるクラスとの組み合わせ→不可 |
必要マイル数 | エリア・クラスごとに設定 | 路線・クラスごとに設定 |
キャンセル待ち | 可 | エコノミー/プレエコ/ビジネス:不可 ファースト:可 |
予約変更 | 可 | 不可 |
有効期限 | 旅行開始日から1年間 | 予約便に限り有効 |
まず旅行形態としてルールの変更があるのは、海外発の日本経由の特典航空券が不可に。
つまりはバンコク→日本→ハワイみたいな旅程がNGになるコトに。
まぁ、日本在住の方なら、そんなに影響はなさそうですが、海外に在住している人は、バンコク→日本・日本→ハワイで2つの特典航空券を取る必要が出て来ると言うコトになり、必然的に、必要マイル数は増加するコトになります。
また利用区間も、国際線2区間が不可になるので、上記の様な形での発券が不可になりますね。
ただ提携航空会社については変更がないので、ワンワールド加盟航空会社を利用すれば、この2つは解決するコトにはなります(必要マイル数の変更がアナウンスされていますが、詳細は未発表)。
ファーストクラスを利用する場合は、エコノミー・プレエコ・ビジネスクラスを往復どちらかで利用するのが、不可になりました。
ただ、こちらも片道発券すればいいだけの話なので、そこまで影響はないのかと。
なので、一番大きいのは、予約変更に関するルールの変更でしょうか。
この新しい制度に切り替わると、予約を変更する際は、手配済みの特典航空券の予約を取り消し・払い戻したうえで、新しい旅程を手配するコトになり、払い戻し手数料が3,100円必要になると言うコトに。
同一区間の上位クラスへの変更も、現状は、払い戻し手数料が不要になっていますが、この改正で必要になるとのコトです。
その他の点では、そんなに現時点で気になる様な点はないのですが、そもそも特典航空券への必要マイル数自体が変更になる旨がアナウンスされていますので、次回の記事でそちらを見てみたいと思います。
公式のアナウンスはコチラから
PLUSの必要マイル数はコチラから
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