JALとハワイアン航空とのマイル提携が10月から開始!
JALとハワイアン航空とのマイレージ提携が、2018年10月1日よりスタートします。
これでJAL便名でも、ハワイアン航空便名でも、マイルの積算や特典航空券への交換が出来る様になりますが、その詳細を見てみるコトにします。
JALマイレージバンク会員がハワイアン航空運航便で、マイルを貯められるのは、以下の路線に限定されます。
・ハワイアン航空運航の国際線
・ハワイアン航空運航のハワイ諸島間路線
なので、ハワイ~アメリカ本土間のハワイアン航空便や、他の航空会社が運航しているハワイアン航空コードシェア便は対象外です。
なんで全便対象じゃないんだろう…なんて思いましたけれど、JALマイレージバンク会員は日本人が大多数でしょうから、ホノルル~アメリカ本土間でマイルを積算する可能性なんて、そう多くはないので、これで充分なんでしょうね。
他には同じワンワールドメンバーのアメリカン航空に気兼ねをした可能性はありますけれど(アメリカン航空は日本~ハワイ線に就航していないので、この辺りは気兼ねしなくて済む)。
逆に、ハワイアン航空のマイレージである「HawaianMiles」会員がJAL運航便で、マイルを貯められるのは、JALと日本トランスオーシャン航空運航便と言うコトになりました。
まぁ、日本在住だとそこまでHawaianMiles会員は多くないでしょうが、大韓航空や中華航空でもマイルを積算出来たりするプログラムだったりします。
実際にハワイアン航空でマイルが積算出来る路線は…
実際にハワイアン航空の路線を見てみると、国際線だと、こんな感じで飛ばしています。
発地 | 国名 | 都市名 | メモ |
ホノルル | 日本 | 成田 | |
羽田 | |||
新千歳 | |||
関空 | |||
コナ | 羽田 | ||
ホノルル | 中国 | 北京 | 2018/10/08北京発で運休 |
韓国 | ソウル(仁川) | ||
オーストラリア | ブリスベン | ||
シドニー | |||
ニュージーランド | オークランド | ||
タヒチ | パペーテ |
何気にハワイアン航空って、カナダにすら飛ばしていないんですよね。
ハワイアン航空で、ホノルル経由カナダとか、あり得るのかなぁ…なんて思ったのですけれど、ちょっと意外です。
てっきりバンクーバー~ホノルルぐらいは路線があるのだとばかり思っていました。
寧ろ、ホントに国際線は日本重視と言う航空会社になっている感じで、中国・北京線ですら10月に運休するぐらい(まぁ、日中間での中国国際航空との提携があるのでコードシェアでの乗り入れは残りますし、北京の事務所は存続するらしいので、運航再開を念頭にしているみたいですが)。
ハワイ諸島間フライトを見てみると、こんな感じです。
発着地(島名) | 発着都市 | 発着地(島名) | 発着都市 |
オアフ島 | ホノルル | カウアイ島 | リフエ |
ハワイ島 | コナ | ||
ヒロ | |||
マウイ島 | カフルイ | ||
カフルイ島 | リフエ | ハワイ島 | コナ |
マウイ島 | カフルイ | ||
ハワイ島 | コナ | ||
ヒロ |
この他に、モロカイ島やラナイ島への路線もあるのですが、子会社(エンパイア航空との合弁)のオハナが運航しているのですが、こちらは別会社運航なので、JALのコードシェア便にはなっていないのに加え、マイルの積算は出来ないと言うコトになります。
上級会員は、一部優遇サービスが使えないので注意!
JALマイレージバンクの上級会員であるJMBダイヤモンド・JGCプレミア・JMBサファイア・JGC会員がハワイアン航空運航便を利用する際、専用カウンターの利用/受託手荷物の許容量優待/手荷物優先取り扱いなどのサービスは、使えないのも要注意です。
また、「FLY ON プログラム」のFLY ONポイントの積算および搭乗回数のカウントは対象外と言うコトになりました。
但し、サファイア・JGC以上の上級会員ステータス保有者でJAL・ハワイアン航空利用者ならびにビジネスクラス・ファーストクラス搭乗者は、ホノルルでのラウンジが利用出来ますが、元々あるJALの「サクララウンジ」の他、8月にオープンした「サクララウンジ・ハレ」に加え、ハワイアン航空の「プルメリアラウンジ」も利用出来る様になっています。
ハワイアン航空搭乗時のJALマイル積算率
ハワイアン航空運航便に搭乗した際の、JALマイレージバンクのフライトマイル積算率は、以下の通りです。
ハワイ発着国際線 | ||
運賃・対象クラス | 対象予約クラス | 積算率 |
ビジネスクラス | J/P/C/D | 125% |
A | 100% | |
エコノミークラス | Y | 100% |
W/X/Q | 70% | |
V/B/S/N/M/I/H/G | 50% | |
K/L | 30% | |
ハワイ発着ハワイ離島便 | ||
ビジネスクラス | F/P/C/D | 125% |
A | 100% | |
エコノミークラス | Y/W/X/Q/V/B/S/N/M/I/H/G/K/L | 100% |
Z | 30% |
ハワイアン航空利用の特典航空券への必要JALマイル数は…?
JALのマイルでハワイアン航空運航便にも搭乗するコトが出来る様になります。
この際、JAL運航便かハワイアン航空運航便かで必要マイル数が異なるのが注意点になります。
航空会社 | 発地 | 到着地 | 搭乗クラス | 往復必要マイル数 | |
2018/11/19までの予約 | 2018/11/20以降の予約 | ||||
JAL | 成田・中部・関空 | ホノルル | エコノミー | 40,000マイル | |
ビジネス | 80,000マイル | ||||
成田 | コナ | エコノミー | 40,000マイル | ||
ビジネス | 80,000マイル | ||||
ハワイアン航空 | 新千歳 | ホノルル・リフエ・ カフルイ |
エコノミー | 39,000マイル | 45,000マイル |
ビジネス | 63,000マイル | 80,000マイル | |||
羽田・成田・関空 | エコノミー | 40,000マイル | 47,000マイル | ||
ビジネス | 65,000マイル | 85,000マイル | |||
パペーテ | エコノミー | 55,000マイル | 55,000マイル | ||
ビジネス | 85,000マイル | 110,000マイル | |||
ホノルル | コナ・リフエ・カフルイ | エコノミー | 15,000マイル | 12,000マイル | |
ビジネス | 32,000マイル | 24,000マイル |
現状だとエコノミークラスは必要マイル数が同額、ビジネスクラスだとハワイアン航空運航便の方が少ないマイル数で飛べるのですが、2018年11月20日以降の発券だと、それが逆転しますし、エコノミーでもハワイアン航空運航便の方が7,000マイルもプラスでマイルが必要と言う所は注意でしょうか。
因みに、ANAのレギュラーシーズンだと、ホノルルまでの必要マイル数は、エコノミーで40,000マイル、ビジネスで65,000マイルなので、ビジネスクラスで飛ぼうと思っている人は、ANAの方が必要マイル数が少なく飛べると言うコトになります。
ただ、運航本数に大きな差があるので、現状のANAでのホノルルまでの特典航空券は非常に取りにくいので有名ですけれど。
ハワイアン航空との提携以外にも、JALはこの夏~秋に掛けて、ハワイ路線の強化に乗り出していますが、そちらの話題は、また別稿に記します。
ひとまず、JAL/ハワイアン航空のマイル提携。
ハワイがより便利になりそうな話題です。
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