アリタリアに代わる新航空会社・ITAエアウェイズが始動!

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イタリアの新航空会社、ITAエアウェイズ始動!

経営破綻したイタリアの「アリタリア―イタリア航空」に変わる航空会社として、国営のITAエアウェイズ(ITY/AZ)が2021年10月15日(現地時間)に就航を果たしました。

拠点とするのは、ローマのフィウミチーノ空港とミラノのリナーデ空港。

ひとまず国内線16路線と短・中距離の国際線19路線からスタートと言う形になり、日本路線を含む長距離国際線は、今後、順次開設される見込み。

まず運航開始と共に開設されたのは、以下の路線。

国内線|
ローマ・ミラノ・ブリンディジ・ボローニャ・バーリ・カターニア・ジェノバ・ナポリ・パレルモ・ペスカーラ・レッジョカラブリア・ラメツィアテルメ・トリノ・トリエステ・ヴェネツィア・ヴェローナ

国際線|
欧州…アムステルダム・アテネ・バルセロナ・ブリュッセル・デュッセルドルフ・フランクフルト・ジュネーブ・ロンドン(ヒースロー)・マドリード・マルタ・モナコ・ニース・パリ(シャルルドゴール/オルリー)・ティラナ・チューリッヒ
北アフリカ…アルジェ・カイロ・チュニス・
中近東…テルアビブ

さらに2022年3月からフィレンツェ・ルクセンブルク・シュットウッツガルトへ、同6月からマラガ、7月からマルセイユ・バレンシア、8月からベオグラード・ソフィアへと就航する予定。

この他に、長距離の国際線については、羽田・ニューヨーク・ボストン・マイアミから運航開始になる計画で、その後、2022年3月からブエノスアイレス・サンパウロ・ワシントンD.C.・ロサンゼルスへ就航する見通し。

現時点での運航機材は、

・ワイドボディー機…7機
・ナローボディー機…45機

の合計52機と言う体制ですが、順次機材を増やし、2022年には合計78機に、2025年末には105機とする計画でおり、同時に74都市89路線の運航を計画しているとのコト。

ゴタゴタの経営再建から、ようやく前進!

結局、「アリタリア―イタリア航空」とどう違うんだろう?

まぁ、率直な感想ですけれどもね。

ただ航空会社の系譜としては全く別物と言う扱いにはなるみたいです。

ゴタゴタにゴタゴタを重ねたアリタリア―イタリア航空の経営再建策。
もうなかなか前に進まないな…と言う感じでしたし、ダメだな…とすら思っていましたが、これでようやくスタート地点に立った感じにはなりますね。

ただ路線数がそこまで大きく削られている訳でもない気がするので、どこまで順調に進んでいくかは未知数ですけれど。

因みに、マイレージも準備はされている状態だろうが、現状、不明。
ただ航空会社としては別物と言う形なので、スカイチームに加盟している状態ではナイと言うコトになりますかね、一応。

これだけの路線規模を維持するのであれば、すぐにでもスカイチームへの加盟はできる状態なのだとは思うけれど…

羽田の発着枠は、なぜ、維持できる?

ってか、羽田の国際線枠って、どうなっているんだろう?と言うのが、ちょっと思ったり。

アリタリア―イタリア航空に対しては、発着枠が付与されていた訳だけれど、「ITAエアウェイズ」はアリタリア―イタリア航空とは別会社扱いと言うコトで、また新たに付与されると言う形になると思うのだけれども、長距離国際線は羽田を筆頭に再スタートする形。

実績も何もない航空会社に、貴重な羽田の国際線枠を付与したと言うコトなのでしょうかね…?

なんかその辺、新会社があくまでも別会社と言う扱いなのかどうか、よく分からない感がある。

正直、もっと縮小してリスタートするんだとも思っていましたしね。

逆に、経営再建問題がきっかけな割には、かなり路線の規模を維持している状態。
先日、運航を再開した南アフリカ航空なんかは、国内線と近距離国際線のみに絞っての再開だったのに比べると、かなり差がある感じ。

ただようやく前進した形なので、今後、日本でその姿を見せてくれる日まで、のんびり待ちたいなぁ…とも思いますが。

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