JALもANAもスカイマークも、さんざんなゴールデンウィークの搭乗率

[speech_bubble type=”rtail” subtype=”R1″ icon=”tabikaeru01-i.jpg” name=”たびがえる”]ゴールデンウィークの搭乗実績が出ました~♪[/speech_bubble] [speech_bubble type=”rtail” subtype=”L1″ icon=”tabikazu01-i.jpg” name=”たびかず”]一大繁忙期な訳ですが、今年はさすがに悲惨な数字が…[/speech_bubble]

日系航空会社のゴールデンウィーク期間中の搭乗実績が発表になったので、まとめてみました。

今年はもちろん、新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、不要不急の外出の自粛が求められる中での、ゴールデンウィークとなった訳ですが、航空各社も、かなり減便・運休を行い、提供座席数を絞っての運航。

分かってはいましたが、想像以上に悲惨な数字が出て来ています。

まぁ、“Stay Home”がしっかりと実践された訳で、喜ばしい話なんだとは思うのですが、アビアンカが破産申請するなど、航空各社も苦境が鮮明な状態の中で、日系航空会社の動向を、つい気にしてしまいたくなる様な数値でした。

中堅3社の旅客数は中野サンプラザ程度

まずは国内線から。

気になった所で言えば、ANAよりもJALの方が飛ばしていたんだなぁ…と言う点。

羽田発着のみならず、全国全路線が数値の対象になるので、ローカル路線も多いJALは減らすに減らせなかった…と言うのもあるのでしょうが。

ただ搭乗率の方は、JALもANAも20%に届かず。
提供座席数が少なかったANAの方が搭乗率も良好と言う結果に。

逆に90%近い減便を行っていたジェットスター・ジャパンは、搭乗率と言う意味では40%を確保していると言うのが、目につきますね。

航空会社提供座席数旅客数搭乗率
 前年比 前年比 前年比
JAL316,929席-70.9%47,646人-95.1%15.0%-75.3pt
ANA232,332席-84.3%45,228人-96.5%19.5%-66.9pt
SKY38,658席-82%7,632人-96.0%19.7%-68.6pt
AirDo18,653席-73.4%2,085人-96.9%11.2%-84.6pt
ソラシド18,590席-70.5%2,267人-96.0%12.2%-78.7pt
スタフラ11,600席-74.8%2,387人94.4%20.6%-71.3pt
ピーチ41,760席-54.3%9,312人-89.2%22.3%-72.2pt
ジェット16,200席-89.8%6,765人-95.4%41.8%-51.3pt

ジェットスター・ジャパンを除くと、搭乗率は22.3%のピーチが最高になると言う低い状態。

それにしても…

エアドゥ・ソラシドエア・スターフライヤーは、ゴールデンウィーク期間中の旅客数が2,000人台。

中野サンプラザ1公演分程度ですよ(中野サンプラザのキャパは、オケピ未使用で2,222人)。
もうびっくりと言うか、ホントに大丈夫か?と、やっぱり思ってしまいます。

国際線の旅客数は、想像を絶する。

国際線は、各社が運休しているので、ゴールデンウィーク期間中で見ると、運航したのは、JALとANAに春秋航空日本ぐらい。

こちらは国内線と異なり、ANAがJALの2倍近い提供座席数となっていて、JAL/ANAの戦略に差が出たのかな…と言うのが、正直なところですね。

ただ数字的には、提供座席数が多かったANAの方が、搭乗率も上と言う結果なのは、国内線とはまた違った展開になっています。

航空会社提供座席数旅客数搭乗率
 前年比 前年比 前年比
JAL13,220席-94.7%2,030人-99.1%15.4%-72.0pt
ANA26,992席-90.8%6,591人-97.3%24.4%-57.6pt

こちらもJALの国際線ゴールデンウィーク期間中の旅客数が、中野サンプラザ1公演分程度。

と言うか、JALのゴールデンウィーク期間中の旅客数なんて、前年のたった0.9%ですよ。

たった1%にすら届かないと言う数字。
少ないと言うのは、分かっていた話。
新型コロナウイルスの影響で、減便ばかりですし、そもそも相手国が受け入れていなかったりもしますからね。

でも、前年の1%にも満たないと言うのは、正直、想像を超えている感じ。

まぁ、ANAだって前年の2.7%な訳で、もうココまで来ると、同じレベルと言うべきなのだろうか。

逆に言えば、ホント、この中でも飛ばしてくれている会社には、頭が下がる思いでしかないですけれど。

 

もっと柔軟に対応しても良いんじゃない?

国内線の運航がある日本は、まだマシ。

ぶっちゃけ、そう思っていました。

全便が運休している航空会社も世界的には多いですし、国際線しかない国の航空会社は、もうほとんどがそんな状態。

緊急事態と言えども、まだ需要の底が固い国内線があれば、日銭は入って来る訳ですし。

でも、ここまで数値が悪いと、全便運休していた方が、マシだったのでは…と思ってしまうぐらいですね。

もちろん、公共交通網として考えると、やっぱり全便運休と言う訳にも行かないと言う判断もあるのでしょうが。

少なくとも、この非常事態。

JAL/ANAでそれぞれ運航する路線を融通し合うなど、もっと融通の利いた対応があっても良いのでは…とすら。

そこで体力を消耗させても仕方がない話ですし(ただこう言うのは、談合とか独禁法の規制の対象になってしまうのだろうか…)。

マイレージや払い戻しはかなり柔軟な対応になっているのだから、どうにかならないのだろうか…

まぁ、この過去に記憶にないぐらいの数値。

これで新型コロナウイルスの感染拡大が防止できるのであれば、今後の需要復活が見込まれるので、まずは喜ぶべき数値なのでしょうが、いつまで続くか先が見えないだけに、手放しでは喜べないと言うのも、実感ですかね。

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