韓国LCCトップのチェジュ航空が、イースター航空買収へ!

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チェジュ航空が、イースター航空を買収へ!

LCCがひしめく韓国。
世界で一番、LCCの航空会社の数が人口割合で多いのでは?とすら思うぐらいの過密ぶりを極めていて、競争も著しい状態が続いている業界。

さらに日韓関係の悪化と為替レートなどの影響で、軒並み、業績が悪化しているのが現状ですが、韓国LCC業界トップで愛敬(エギョン)グループの「チェジュ航空」が、同じくLCCで業界4位の「イースター航空」の株式を、イースターホールディングスから買収するコトが明らかになりました。

現在、イースターホールディングスが持つ「イースター航空」の株式は39.6%。
これを買い取り、さらにその他2人の大株主からも株を買い取って、合計で「イースター航空」の普通株51.17%を取得すると言うのが内容。
買収予定価格は、695億ウォン(約65億円)。

買収される側が買収を支援すると言う謎な手段

韓国はLCCの航空会社数が、人口の割合に比べて多く、構造的にそろそろ限界になりつつあると言う状態なだけに、この買収が業界再編の先駆けになるかどうか…と言う所ではある。

が、そもそも業界首位の「チェジュ航空」ですら、現状は、万全な資金繰りとは言えない状態である。

まず「チェジュ航空」は、100億ウォン規模の転換社債を発行。
その転換社債は、全てをイースターホールディングスが取得する。
この転換社債は、2025年4月6日に「チェジュ航空」株式1.46%分に転換出来る権利を持つ訳だが、買収される側が、買収する側の社債を購入すると言うのが、そもそも変わったポイントである。

逆説的に言えば、「チェジュ航空」にそれだけの余裕がないと言う裏付けとも言える。

「イースター航空」側も、100億ウォン規模の転換社債を発行。
こちらもイースターホールディングスが全てを取得。
この社債は、イースター航空の株式200万株(17%相当)に転換出来る権利を持つモノだが、この転換社債は、今回、「チェジュ航空」が買収する「イースター航空」の株式全量分とは別枠になるのもポイントだろうか。

まぁ、総じて言えば、「チェジュ航空」が「イースター航空」を買収しやすいように、何故か「イースター航空」の現状の親会社であるイースターホールディングスが支援をすると言う構造。



それでも売却したいイースター航空

イースターホールディングスがそれでも「チェジュ航空」に「イースター航空」の売却をしようとする理由は、1つ。

それだけ韓国の航空業界の不況が深いと言うコトだろう。

「イースター航空」の業績は、未上場企業と言うコトもあり、公開はされていない。

だが、各種報道では、2019年7~9月期の最繁忙期に数100億ウォン台の営業損失が出ていると推定されています。

特に「イースター航空」の場合は、釜山~シンガポール線への就航を目論んで、ボーイング737MAXを導入したが、2度の墜落事故の影響で、現在、運航が禁止されている状態なのも、痛い所で、運航が出来ないのに、リース料の負担だけが続いていたりする状況にある。

2016年度まで赤字が続いており、その後、2018年度まで黒字を記録していたが、2018年度末の負債比率は486%に達している状態(ただ元々の資本金も252億ウォンと、かなり小さいのも特徴だが)。

これに対して、「イースター航空」としては、無休休職・長期休暇・不必要な夜勤自制・定時退社奨励・年次休暇使用奨励…と、コスト削減に向けて動き出している状態。

だが、そもそも日本路線の減少が著しく、「イースター航空」は日本路線比率も高かったと言うコトに加え、代わりとなる中国路線への展開も清州発着便がメインになっており、仁川発着便は僅かと言う形で、思うように日本線以外の路線展開が進まない現状になっている。

韓国航空業界、最繁忙期も軒並み赤字・大幅減収!

韓国航空各社の2019年7~9月期の決算が出揃いました。 この7~9月期と言うのは、1年間でも最大の繁忙期に当たるのは、日本の航空各社と同じ構造を持っている訳ですが、日本路線の需要が減少した結果、全社揃って、不振を免れるコトが出来なかったと思える内容に。 まず韓国航空業界・最大手の大韓航空。 営業利益が1,179億ウォン(約110億円)。 昨年度は3,928億ウォンだったので、70%の減少。

LCC業界トップである「チェジュ航空」ですら、同期に174億ウォンの営業損失が出ているぐらいなのだから、さらに経営基盤の弱い「イースター航空」に身売り説が出て来るのは、想像出来る話ではあるが、財政基盤が業界トップと言えども万全ではない「チェジュ航空」が買収に応じると言うのは、それだけ業界を再編しなければ、体力が回復しない供給過剰状態だと言うコトか。

ただ「チェジュ航空」が「イースター航空」の買収に成功したと言っても、2020年には、また新たなLCCが就航する予定で、供給過剰状態を解消するには、もう一段の再編が必要のようにも思えますけれどもね。

長い目で見れば、良い話ではあると思う。
だけれども、どこまで業績が改善するのかは、まだまだ不透明感があるのかな…と言うのも、正直な所だと。

「チェジュ航空」の手腕が試されるコトになる…と言えるかも知れませんね。



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