週明けの月曜日の朝、久しぶりに人身事故で電車がストップしている状況に遭遇。
定期を持っていたから振替輸送にダッシュで切り替えて、事なきを得ましたが、Suicaとかの場合、振替輸送対象に鳴らないのが、不便なんですよね、ホントに。
東北3県の一部にSuicaを導入!
JR東日本は、2023年春以降に、青森・岩手・秋田の東北3県の各エリアの一部に、交通系ICカードの「Suica」導入エリアを広げるコトを発表しました。
対象になるエリアは、以下の通り。
青森エリア|
奥羽本線…弘前~青森間の10駅
岩手エリア|
東北本線…北上~盛岡間の12駅
田沢湖線…盛岡~雫石間の4駅
釜石線…花巻~新花巻間の3駅
秋田エリア|
奥羽本線…和田~追分間の7駅
男鹿線…追分~男鹿間の9駅(全駅)
羽越本線…新屋~秋田間の3駅
合計で44駅に導入されるコトになり、いずれの駅でも、チャージした残高による乗車や、Suica定期券などが利用できるようになります。
ただし、注意点としては、それぞれのエリア間を跨いで利用ができないと言う点。
もちろん、新規拡大エリア間だけでなく、既存の首都圏や仙台圏などのSuica導入エリアと、新規のエリア間とを跨いで利用するのも不可です(新幹線もSuicaで乗れるようになっているのに…ね)
クラウド化された新システムを導入!
さらに特筆されるのは、今回、「Suica」が導入される3エリアでは、新たな改札システムが導入されるコトも発表になりました。
具体的には、従来の「Suica」を始めとする改札システムは、運賃などの計算・清算を各改札機で行なっている訳ですが、新しいシステムでは、センターサーバーへと集約し、クラウド化すると言うモノ。
つまりは、改札機ではなく、サーバー上で運賃の計算が行われるとのコト。
このコトで、将来的な「Suica」のエリア拡大がし易くなる他、システムの回収やアップデートが行いやすくなると言う。

今までのやり方だと、何か改札機能を変えようとすると、端末1つ1つを修繕する必要があるのに対して、サーバー・クラウド化するコトで、柔軟に対応できるようになるとか。
なるほど…
確かに、端末を改修するのを考えると、費用対効果を考えなければならないので、二の足を踏む形になりそうですが、これをクリアにする新システムと言うコトですね。
ただ、こんな場所までクラウド化の波が来るとは、思っていませんでしたけれど。
処理能力と障害時の対応は…?
クラウド化すると言うコトですが、まずデメリットと言うか、気になるところとしては、
・サーバー障害発生時
・処理能力
この2点が真っ先に思い浮かんでしまいます。
サーバーに集約化するコトで、そこに障害が発生した場合、サーバーダウンを回避する手段はもちろん、設けられているのでしょうが、それでも万全と言う訳じゃないでしょうし…
そして、処理能力。
特に首都圏での朝の通勤時間帯は、膨大な処理が必要なるかと思いますが、それを遅延なくこなせるだけの能力があるのかどうか。
逆に、「Suica」が最も優れているのは、この処理能力(特に、タッチしてからの必要時間)だと思うのですが、それだけを捌けるんだろうか…と(逆に、捌けない様であれば、実用化はしないでしょうが)。

システムを新しくすると、今後は、JR東日本管内の「Suica」の跨ぎ乗車も可能になって来るのかな?
これができるようになると、クレジットカードと紐付けしている人なんかはかなり便利になると思うんですけれどもね。
あと、そろそろ人身事故などの際に、振り替え輸送の対象にして欲しい感じはしますけれどね。
もちろん、建前としては「Suica」などの交通系ICカードを利用している場合は、行き先が不明な状態と言うのは、分かるけれど、これだけ利用者数が増えて、最早、ほとんど紙タイプの切符を買っている人もいなくなった感じがするのだから、旧態依然とした部分にもメスを入れて欲しい感じがするのですがね。
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