ベトナム航空の受託手荷物が個数制に
ベトナム航空が、無料受託手荷物の許容量の変更を発表しました。
具体的には、2019年8月1日から発券した航空券に適用になるのですが、全ての区間で変更になるので、ちょっと注意が必要なのかも。
実際に、具体的に見てみると、次の様な感じ。
区間 | エコノミークラス* | プレミアムエコノミー | ビジネスクラス | |||
現行 | 改定後 | 現行 | 改定後 | 現行 | 改定後 | |
日本~ベトナム・アジア・豪州 | 40kg | 23kg×2個 | 50kg | 23kg×2個 | 60kg | 32kg×2個 |
ベトナム国内 | 20kg | 23kg×1個 | 設定なし | 32kg×1個 | 30kg | 32kg×1個 |
ベトナム~東南アジア・インドシナ | 20kg | 23kg×1個 | 設定なし | 23kg×1個 | 30kg | 32kg×1個 |
ベトナム~中国・香港・台湾 | 20kg | 23kg×1個 | 設定なし | 23kg×2個 | 30kg | 32kg×2個 |
ベトナム~韓国 | 20kg | 23kg×1個 | 設定なし | 23kg×2個 | 40kg | 32kg×2個 |
ベトナム~欧州・豪州 | 30kg | 23kg×2個 | 40kg | 23kg×2個 | 60kg | 32kg×2個 |
ベトナム~北米 | 23kg×2個 | 23kg×2個 | 設定なし | 23kg×2個 | 23kg×2個 | 32kg×2個 |
*:エコノミースーパーライト運賃利用時は、無料の受託手荷物はナシ
詳しくは、コチラを参照。
今まではアメリカ線以外は、単に従量制だったのですが、これからは全路線で、従量制に加えて“個数”と言う定義が加わったコトになります。
が、日本線はまだ優遇されているのかな…と言う気になりますね。
実は、ベトナム航空には、ANAの資本が入っている訳ですが、こう言う感じで、何かしらの力学が働いたのかな…なんて、つい思っちゃいましたが。
日本路線は、エコノミーでも現行が40kg。
これだけでも充分だと思いますが、改定後も23kg×2個になるだけで、トータルで言えば、6kg、重量も増やせると言うコトになりますし、多くの人にしてみれば、特段問題はない感じがしますね。
ってか、個人としては、ボクはバックパックで旅をするので、一体、何を詰めたら40kgになるんだろう…とすら思ってしまいますけれどもね(笑)。
基本、ボクの場合、出発時は大体、7kgぐらい(サブバックを含まず)。
で、帰国する時が、大体、10kgぐらい。
旅先で何を3kgも買っているんだろう…とすら思いますが、その荷物の量から考えると、ホント、23kg×2個って、何を運んでいるのか知りたいレベルだったりします。
2020年からの欧州・豪州線のエコノミーは受託は1個のみ
ただ上記の表は、2019年8月1日以降に発券した場合の年内までの搭乗に限る際の荷物表になり、2020年1月からは、ベトナム~欧州・豪州線が、
・エコノミークラス…23kg×1個
・プレミアムエコノミークラス…23kg×2個
・ビジネスクラス…32kg×2個
と言う形になります。
エコノミークラスでは、23kgの荷物が1個しか預け入れられなくなる訳で、ちょっと不便さが出て来る様な気がしますね。
要するに、現行の重量以外に、個数と言う規定が加わったコトによって、スーツケースなら1個しか預け入れが出来なくなります。
ってか、せめて長距離路線のベトナム~欧州とかは、日本線と同様の基準にすべきだったのでは…と思ったりしてしまいますが、それが無理ならば、せめて15kg1個+8kg1個とかになれば、まだもうちょっと便利の様な気はしますけれどね。
ベトナム国内や近距離路線は、LCCのベトジェットが着実に成長していて、ライバル関係になっている訳ですが、こうした荷物関係って、LCCと大きな差別化が図れる所の1つなハズなんですけれどもね。
まぁ、ベトジェットが日本路線に攻め込んでいるからこそ、日本路線が優遇されているのかも知れませんけれどもね。
因みに、ベビーカーについては、ベトナム~東南アジア間のエコノミースーパーライト運賃以外の運賃を利用する場合は、完全に折り畳みが可能なモノならば、別途に預け入れが出来るとのコトなので、こちらは制度が変更になっても、安心ですね。
分かりにくいので、アライアンスで揃えて欲しい…(笑)
ついでに書くと、アライアンスごとに受託手荷物の許容範囲などって、統一してくれないかなぁ…なんて思うのは、ボクだけなんでしょうかね。
ボク自身、あまり荷物の預け入れをしてこなかったので(荷物を預け入れる様になったのは、実は、つい最近で、それまでは全部、機内に持ち込んでました)、なかなか覚えられないんですよね。
まぁ、フルサービス型の航空会社ならば、ボクの受託手荷物の重量をオーバーするコトがナイと言うのも、覚えられない理由の1つだったりしますけれど。
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