【決算】キャセイは3期連続の赤字だけれど、シアトル就航発表!

キャセイの上半期決算は3期連続の赤字

香港の航空最大手であるキャセイパシフィック航空。

ボクも好きな航空会社の1つなんですが、2018年1~6月の上半期決算が発表になりました。
最終損益で、2億6,300万香港ドルの赤字で着地。

日本円に換算すると約37億円の赤字決算となりました。

前期となる2017年12月期の決算では、最終損益が12億6,000万香港ドル(約170億円)と大きな赤字を計上しており、前年同期に当たる2017年6月期決算も20億5,100万香港ドル(約291億2,420万円)の赤字でしたから、これで3期連続の赤字計上と言うコトになります。

原油高によるコスト増が響いた結果と受け止められていますが、それ以外にも、急速に路線を拡大した海南航空系の香港航空や、その兄弟会社であるLCCの香港エクスプレス航空、さらに中国本土の航空会社との競争が激しくなっているコトも、赤字決算の要因になっていると見られています。

[amazonjs asin=”B07BFP66TN” locale=”JP” title=”【 メール便発送 】 キャセイパシフィック航空 Cathay Pacific Airways ロゴ one world ネックストラップ ランヤード”]

拡大戦略で、赤字幅は大幅に縮小!

ただ3期連続の赤字決算ですが、約291億円と言う巨額の赤字を計上するコトになった前年同期と比べると大幅に赤字額も縮小しており、経営改善と積極的な路線開設が功を奏している形で、光明も見えて来ている感じ。

実際、売上高は、16%増の530億香港ドル。
旅客部門で約10%伸びたほか、貨物部門も約23%増と好調。
1人を1キロ運ぶコトで得られる収入を示すイールドも6.6%の改善しており、収支の改善がかなり見られている決算になっています。



シアトル就航も発表!これでアメリカ8路線目!

前回のキャセイの決算を伝えた記事でも書きましたが、2018年に入ってから、キャセイは拡大基調を鮮明に打ち出しています。

具体的に見ると…

2018年2月26日~:コタイウォータージェットとコードシェア実施
2018年3月15日~:エアアスタナとコードシェア実施
2018年3月25日~:香港~ブリュッセル線就航(週4便)
2018年3月25日~:香港~テルアビブ線増便(週6便化)
2018年4月15日~:香港~バルセロナ線再開(週3便)
2018年5月2日~10月12日:香港~コペンハーゲン線季節定期便で就航(週3便)
2018年6月2日~:香港~ダブリン線就航(週4便)
2018年7月1日~:香港~バルセロナ線増便(週4便化)
2018年9月15日~:香港~ワシントンDC線就航(週4便)
2018年10月29日~:香港~バルセロナ線増便(週5便化)
2018年11月13日~2019年2月28日:香港~ケープタウン線季節定期便で就航(週3便)

さらに2019年3月31日からは、香港~シアトル線に週4便での就航を発表しました。

9月に就航するワシントンDC線を合わせると、これでキャセイのアメリカ路線は8路線まで拡大するコトに(ボストン・シカゴ・ロサンゼルス・ニューヨーク(JFK)・ニューアーク・サンフランシスコ)。

また東京線関係で言えば、成田~台北~香港線を1日2便から1便にする代わりに、香港直行便を10月28日から1便増やし、毎日5便体制に。
キャセイの東京路線は、他に羽田に就航する便が毎日3便あるので、合計で東京と香港とを結ぶ直行便は毎日8便になるコトに。

1日8便。

この他に他社便がある訳で、そんなに需要があるのか?と言いたくもなるぐらいに飛ばしていますね。

そろそろ子会社のキャセイドラゴン航空ででも、日本の地方都市への就航にも力を入れて欲しいぐらいですが。

赤字決算は、決して褒められるべきじゃないのかも知れない。

でも、赤字だとしても、攻める姿勢のキャセイ。

次はどこに就航するんだろうなぁ…

「キャセイパシフィック航空 or アジアマイル」にまつわる話題はコチラもチェック!






Sponsored Link



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください