タイのLCCノックエア搭乗でタイ国際航空のマイルが積算可能に!
タイのLCCであるノックエアとタイ国際航空がマイルでの提携を開始させました。
これによりノックエア搭乗の際に、タイ国際航空のマイレージプログラムである「ロイヤルオーキッドプラス」でマイルを積算出来る様になります。
マイルの積算は1区間につき、以下の通り。
運賃タイプ | ロイヤルオーキッドプラス積算マイル数 |
ノックライト | 積算不可 |
ノックエクストラ | 150マイル |
ノックマックス | 250マイル |
マイルの自動加算を行うには、「ロイヤルオーキッドプラス」のIDをノックファンクラブの会員情報に登録する必要があります。
また、「ロイヤルオーキッドプラス」の会員ステータスを獲得する為のクオリファイングマイルにはならないのが注意です。
ノックエアと言えば、タイ国際航空系のLCCですが、実際は、エアアジアのタイ進出に対抗する為に、タイ政府系資本とタイ王室系資本が中心となり設立されているLCC。
とは言っても、タイ国際航空も筆頭株主ですし、現状でも39.2%の出資をしていますけれどもね。
タイ国際航空系のLCCと言えば、(厳密にLCCと言うのか微妙な部分もありますが)タイスマイルがあり、こちらは従前からタイ国際航空のマイレージプログラムの「ロイヤルオーキッドプラス」でマイルの積算が出来たので、これでようやくタイ国際航空系LCC2社への搭乗でのマイルを積算が出来る様になったと言うコトになります(*1)。
*1:タイスマイル航空の運営はあくまでもタイ国際航空本体が行っているので、厳密には2社じゃないけれど…
が、先日日本路線にも就航した中長距離路線向けのLCCであるノックスクートは、ノックエアとスクートととの合弁会社なので、マイルの積算は不可です。
[amazonjs asin=”4777819701″ locale=”JP” title=”旅の賢人たちがつくったタイ旅行最強ナビ”]ノックエアって?
そもそもノックエアは、国内線は確かに充実しています。
バンコクやチェンマイを基点に、チェンライ・メーホーソン・ウボンラーチャターニー・ウドーンターニー・サコンナコーン・メーソート・コーンケン・クラビ・プーケット・ラノーン…などなど、各所に就航していて、大体の場所にならば行ける状態。
が、国際線は、ホーチミン・ヤンゴン・南京・杭州の4都市のみ。
隣国で観光需要も多いカンボジアやマレーシアにすら就航していないのが、現状だったり。
この他に中長距離路線に就航しているノックスクートがある他、シンガポールとタイ国内との間ではスクートととのコネクティングフライトがあったりもしますが、やっぱりまだまだ弱い感じも。
2018年1~3月期決算は、前年同期の2億9,556万バーツから大幅に改善したと言えども、2,700万バーツの赤字。
252万人の利用があったと言えども、まだまだ経営的には不安定さが残っているのは、国際線への進出が後手に回っているコトも一因としてはあるのかな…と。
機材のデザインは特徴的でかわいくて、1度見たら忘れられないデザインなのですけれど。
同じタイを地元としているバンコクエアウェイズはチェンマイ~ハノイを開設するなど国際線を強化するコトで、増収増益を確保し、何とか黒字をキープ出来ていますからね(そんなに額は大きくないけれど)。
そう言う意味では、今後、まだまだ国際線への進出余力を持っているとも言えるLCCではありますが、タイは東南アジア各所からLCCが集結しているので、何処まで競争余力があるのだろう…とは。
そうした意味では、今回のマイル提携が少しでも援護射撃になれば良いですね。
と書きつつ、そもそもタイ国際航空の「ロイヤルオーキッドプラス」を貯めている外国人って、どれだけいるんだろうなぁ…とは。
と言うのも、加盟しているスターアライアンス以外の提携先がほぼナイと言うマイレージプログラム。
スタアラ以外だと、直営の「タイスマイル」と今回、提携が始まった「ノックエア」のみですから、タイ在住でない限り、他のプログラムを選んだ方が、積算出来るチャンスは多いですからね…
ってか…
タイ、行きたいっ!
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