ノックスクートって、どんなLCC?
タイムリーな話ではなくなってしまっていますが、タイのバンコクをベースにしているLCCのノックスクートが、2018年6月1日から成田~バンコク(ドンムアン)線を開設しました。
ノックスクート。
シンガポールを起点にするLCCのスクートと、タイのノックエアなどが共同出資して設立されたLCCで、現在、バンコクから成田線を合わせて下記の8路線を運航している航空会社です。
中国:南京・青島・天津・瀋陽・西安・大連
台湾:台北(桃園)
日本:東京(成田)
現状、バンコクから西に向かう路線がないので、日本人的に利用出来るのは、成田線のみと言う感じでしょうか。
基本的にはスクートと似た感じのサービス。
座席指定・機内預け手荷物・機内食・各種サービスは有料で、スクートビズと言うビジネスクラス相当シートがあるのも、スクートと一緒です。
利用しやすい時間帯のノックスクートのバンコク線
今回開設された成田線は、
XW101 成田 13:55→バンコク 18:25
XW102 バンコク 02:20→成田 10:25
と言うスケジュールで毎日運航。
往路は昼過ぎ発で遠方の人でも使いやすいスケジュール。
帰路はちょうど日付が変わる頃に空港に行けばいいので、最後までタイを堪能出来ると言うスケジュールになっています。
羽田発のバンコク行のLCCは、現状、就航していないので、成田発着のバンコク行きの他の航空会社を見てみると…
航空会社 | 出発都市 | 出発時刻 | 到着都市 | 到着時刻 |
タイエアアジアX | 成田 | 09:15 | バンコク | 14:00 |
スクート | 成田 | 10:00 | バンコク | 15:00 |
ノックスクート | 成田 | 13:55 | バンコク | 18:25 |
タイエアアジアX | 成田 | 14:25 | バンコク | 19:10 |
タイエアアジアX | 成田 | 20:40 | バンコク | 01:20 |
スクート | バンコク | 00:45 | 成田 | 08:50 |
ノックスクート | バンコク | 02:20 | 成田 | 10:25 |
タイエアアジアX | バンコク | 05:05 | 成田 | 13:10 |
タイエアアジアX | バンコク | 11:05 | 成田 | 19:25 |
タイエアアジアX | バンコク | 23:55 | 成田 | 08:00 |
と言う感じ。
タイエアアジアXが3往復。
バンコク経由シンガポール行きのスクートが1往復。
そこに今回就航したノックスクートが1往復。
これで合計5往復と言う体制になりますが、結局の所、エアアジア系が3往復とスクート系が2往復と言う形です。
スクートとノックスクートの発着時間がちょっと似ているのが気になる所でしょうか。
先発のスクートが成田午前発便なのだから、後発のノックスクートは夜便とかで就航してくれると、棲み分けが出来た様に思えるのですが、この辺りは、別会社になっている弊害が出たのかも知れませんね。
そう言う意味では、タイエアアジアXは、3往復の便が、きっかり午前・午後・夜と別れていますから、時間が選べて便利です。
今まではスクート系が1往復だけだったので、エアアジア系が強かった訳ですが、これでスクート系も存在感を示せるようになった感じもあるので、これから、どんな競争が行われて行くのかは楽しみな所。
ANAは羽田線併せて5往復化
それにしても…
タイ、人気ですよね。
ANAも先日、羽田便と併せて5往復化しましたばかり。
元から日本人の需要は旺盛でしたが、昨今は、タイ人の訪日と言う形で需要が伸びている路線。
でもそれだけの需要がありながら、日系のLCCはピーチが那覇から飛ばしているぐらいなのが寂しい所ではありますが(ピーチはドンムアンではなく、スワンナプーム利用)。
JALが新しく設立するLCCが、長距離ではなく、まずは東南アジア線から就航させる感じの話題もあるので、そうなるとバンコク線に入ってくる可能性もあるのかな…
ってか…
バンコクはやっぱり定期的に行きたくなる不思議な街なんだよなぁ…
何でなんでしょうね。
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