Suica、鉄道の乗車でもポイントが貯められる様に!

Suica、鉄道の乗車でJRE POINTが貯められる様に!

JR東日本が、2019年10月1日以降、「JRE POINT」に登録した「Suica」でJR東日本の鉄道線を利用すると、「JRE POINT」が貯められるサービスを展開するコトを発表しました。

今まで、「JRE POINT」は駅ビルやエキナカなどでの物販や飲食時にしかポイントを加算出来なかったので、大きな変更になりますね。

具体的にどう言った場面で「JRE POINT」が貯められるか…と言う話ですが、こんな感じになっています。

新規でJRE POINTが貯められる様になる内容

・JR東日本の在来線に乗車
・Suicaグリーン券を購入する
・モバイルSuica定期券を購入する

在来線の乗車とグリーン券の購入の場合は、モバイルSuicaの場合、1回の利用額×2.0%のポイント還元。カードタイプの場合は、1回の利用額×0.5%のポイント還元。

モバイルSuica定期券の場合、モバイルSuica利用で1回の購入額×2.0%のポイント還元と言うコトで、利用するSuicaのタイプによって、還元率が大きく変わるのが特徴です。

モバイルSuicaカード型Suica
JR東日本の在来線に乗車2.0%還元0.5%還元
Suicaグリーン券を購入2.0%還元0.5%還元
モバイルSuica定期券を購入2.0%還元なし

具体的な例で見てみると…

新宿~茅ヶ崎まで乗車すると、運賃が1,166円。
モバイルSuicaの場合は、23ポイントの還元ですが、カードタイプSuicaの場合は、5ポイントの還元。

東京~横浜までのSuicaグリーン券を購入すると、平日の事前に購入した場合、料金額は780円。
モバイルSuicaの場合は、15ポイントの還元ですが、カードタイプSuicaの場合、3ポイントの還元。

かなり還元額が異なるので得られるポイント数も変わって来るので、要注意ですね。

因みに、嬉しいコトに、1回の利用の還元が1ポイントに満たない場合でも、1ポイントが付与されると言うのは、取りこぼしがないと言うコトになります。

交換商品も充実化し、乗車券との交換も可能に!

で、これからの「JRE POINT」についても発表がなされています。

これから「タッチでGO!新幹線」(2020年春以降導入予定)・「回数券の様に繰り返し利用でポイント加算」(2020年12月以降導入予定)・「えきねっとでポイント加算」(2021年春以降導入予定)。

さらに「えきねっとで新幹線の座席をアップグレード」(2021年春以降導入予定)・「えきねっとで新幹線・在来線特急に乗車できる特典チケットと交換」(2021年春以降導入予定)と、積算した「JRE POINT」の交換商品についても、発表がありました。

イメージとしては、航空業界のマイルに近くなるのかな…と言う感じがしますね。

アップグレードに乗車券との交換…と言う所では。

JR東日本って、ネット関連系に弱い感じがあるのですが、実はえきねっとって、1度利用してしまうと、慣れるし便利。
かつてはえきねっとポイントが積算出来たりしていたので、よく出張の手配などで利用していたのですが、「JRE POINT」とは相性が良さそうな感じがするので、これからの詳細発表に期待したい所です。

エキナカのニューデイズは還元率が期間限定でアップ!

かなり怒涛の発表ですが、まだまだ続きます。

さらに消費税の増税に合わせて経済産業省が行う「キャッシュレス・消費者還元事業」の開始に伴って、エキナカの対象店舗での登録済みSuicaでの決済でも通常の0.5~1%の還元率が2019年10月1日~2020年6月30日の間は2%に還元率がアップするコトも発表になりました。

対象となる主な店舗は、以下の通り。

還元率が限定で2%になるお店

・NewDays
・KIOSK
・ecute
・Acure
・Becker’s
・BECK’S COFFEE SHOP
・GRANSTA
・メトロポリタンホテル
・JR EAST HOTEL METS

こちらは登録済みのSuicaなら対象で、JRE CARDを持っていなくても大丈夫。
NewDaysやKIOSKと言った普段使いのお店が対象になっているのは嬉しい所です。

JRE POINTの弱点は、他ポイントへの交換が出来ない所

が、ここで問題になって来るのは、「JRE POINT」。

JR東日本グループのポイントプログラムが集約されている「JRE POINT」ですが、これが使い勝手が良いのかどうかと言う所。

確かにこれから「JRE POINT」の交換商品については拡充が発表されました。

航空業界のマイルの様に、座席のアップグレードに利用出来たり、特急や新幹線で利用出来たりする訳ですが、現状は、

・駅ビルで「JRE POINT」を使う(ビューカードに限る)
・Suicaにチャージする
・Suicaグリーン券に交換する
・JRE MALLで利用する
・商品と交換する

の5つが主な使い道。

他のポイントプログラムへ…と言う使い道がないんですよね。

しかも商品が拡充されても、利用出来るのは、あくまでもJR東日本管内向け。
JR東海の運転している東海道新幹線などで利用したくても利用出来ず、あくまでもSuicaにチャージするぐらい。

もうちょっと幅広くなればなぁ…と、つい思ってしまいます。

JRのSuicaは、広く利用されているだけに、共通ポイント化する余地もあると思うんですけれどもね(ビジネスとして考えても)。

ただ鉄道利用で「JRE POINT」が加算出来ると言うのは、大きなポイント。

ただ乗っているだけですからね。

東京メトロなどでも鉄道の利用でポイントが加算出来るメトポ・メトロポイントPlusと言った機能がありますが、JR東日本の鉄道に良く乗車する方は、見逃せない話になりそうです。

注意点は、他社線への乗り入れ

因みに…ですが、他社線への乗り入れの場合、あくまでもポイント対象になるのは、JR東日本管内の利用分のみなのは、注意点です(モバイルSuica定期券の場合は、他社線利用分が含まれる場合も、購入金額全体がポイント計算対象)。

JR東日本のSuica利用区間内でそのまま直通運転をするのは、

・東京メトロ東西線
・東京メトロ千代田線
・りんかい線

に加え、この秋から相鉄線への乗り入れがスタートしますが、他社線内分は、あくまでもポイント対象外。

また無記名のSuicaや記念Suicaは「JRE POINT」に登録出来ないので、要注意です。

またサービス導入を記念して、2019年9月3日以降、モバイルSuicaの会員で年会費を支払う方(新規の会員登録を含む)は、年会費相当の「JRE POINT」をプレゼントして、モバイルSuicaの年会費が実質無料になると言うキャンペーンもスタート。

JR側としては、モバイルSuicaへ利用者を流したいと言う表れですかね。

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