国内線も保安検査強化で、上着はトレーに!

国内線でも保安検査強化へ!

国土交通省航空局は、2019年9月6日に、「テロに強い空港」を目指す取り組みの一環として、国際的な保安検査の動向を踏まえた航空保安検査の強化を行うコトを発表しました。

これはこの秋に開催されるラグビーワールドカップ2019であったり、来年開催される東京オリンピック・パラリンピックに向けた取り組みと言うコトになります。

具体的に何が変わるのか。
2019年9月13日から検査を強化する内容として、上着検査・靴検査・爆発物検査が強化されるコトになるので、これから国内線に搭乗予定の人は、今一度、確認しておくのがベターかと。

1回、知ってしまえば、特に大きな問題もない話だと思うので。



コートやジャケットは脱いでX線検査実施!

まず上着検査の強化。

今まで国内線は、コートやジャケットなどの上着は脱がなくても良かった訳ですが、国際線同様に上着もX線検査を実施するコトになります。

この結果、検査の際に予め上着類は脱いで、トレーに入れるコトが必要になります。

そして、靴検査の強化。

安全靴・厚底靴・ブーツ・くるぶしを覆う様な靴は全てX線検査を実施するコトに。
国交省としては、“靴は脱ぎやすいモノを履いてくるコト”を推奨するコトとしていますが…

まぁ、こればかりは推奨するだけで特に利用者がそれに合わせる様になるとは、到底思えませんけれどもね。

凶器・爆発物の検査も強化。

無作為に検査員が身体に触れて行う検査に加え、検査紙で身体に触れたりする検査が新たに導入されるコトになります。

所持品検査は、今まで同様に検査前にポケットの中のモノを全て取り出してトレーに入れる形。
液体物検査も、ペットボトルなどを手荷物から取り出してトレーに入れる形で、国際線で取り入れられている“100ml以下の個々の容器で”、“1l以下のジッパー付き透明袋に”入れると言う対応は、国内線では導入されませんでした。

さらにラグビーワールドカップ2019が開催される時期の前後である2019年9月13日~11月5日の期間については、ドローンの客室内への持ち込みを禁止し、預入れ手荷物として、航空会社のカウンターで預けるコトが義務付けられました。

まぁ、多少、面倒にはなるのは事実。

これから冬の時期に掛けて、上着を着る人がほとんどでしょうし、ブーツなどの利用率も上がるでしょうから。

ただ空の安全を守る為には、当然の策だと思う。
逆に言えば、今まで行われていなかったと言うのが遅いぐらいなのかも。

ドローンは、バッテリーに注意?

ところでふとした疑問ですが、ドローンが期間中、受託手荷物扱いになる訳ですが、ドローンで利用される電池は多くがリチウムイオン電池なんだと思うのだが、リチウムイオン電池は持ち込みに際し注意が必要なモノとして分類されているのが現状。

ワット時定格量とそれが予備電池に値するかどうかで、機内持ち込み/預け入れが出来るor出来ないが分かれる訳ですが…

今回の措置でラグビーワールドカップ2019期間中は、予備電池でワット時定格量が大きいモノでも、預入れが可能になるんだろうか…

そうでなければ、機内持ち込みも受託手荷物扱いも無理と言う話になる訳だけれども。

ちょっとドローンに関しては、注意が必要なのかも知れませんね(当方が保有していないので、ドローン事情に疎いので、あまり情報がなくて分かっていないだけなのかも知れないけれど)。

国内線へのスマートレーン導入は?

さて、今回の検査の強化。

それはやっぱり安全には変えられないモノである訳で、必要な話。

だけれども、それならば国際線で導入が進む手荷物検査時のトレーの移動などが自動化され、1レーンを3人で同時に利用出来るスマートレーンを、国内線にももっと導入しても良い様に思う。

またPCをカバンの中に入れたままでOKなCT機の導入も国際線では進んでいるけれど…

こうしたハード面での施策と並立で運用するべきなんじゃないかな…と。

まぁ、ハード面の拡充はタイミングや整備に掛かる費用などの問題もあるのでしょうが、せめて羽田や新千歳・福岡と言った、国内線の便数が多い空港には、導入をもっと検討されても良い様に思う。

何かの整備と言えば、国際線ばかりに目が行きがちだけれど。

そして…

新幹線は何もしないのかな…

鉄道テロだって、充分に考えられる時代である。
確かに日本の新幹線(特に東海道新幹線)の利用者数と便数を考えると、なかなか解決策が見当たらないのかも知れないけれど、今の様に何もしないと言う時代でもない様な気がするんですけれどもね。

何かがあってからでは遅い訳ですし、安全と言うのは、公共交通に必要不可欠な話なハズですけれど、どうなんでしょう…

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