15インチの一部のMacBook Proがリコール対象に!
ちょっと前の話になるのですが、2019年6月に、Apple社が2015年9月~2017年2月に掛けて販売したMacBook Proのバッテリーが過熱により発火する可能性があるとして、リコールプログラムを発表しました。
このリコールを受けて、アメリカ連邦航空局(FAA)が対象になったMacBook Proを航空機内に持ち込むことを禁止しています。
そして、この流れを受けて、一部の航空会社では全てのMacBookの持ち込みの制限を始めているとのコトで、同様の製品を利用している人で、搭乗予定の方は、注意が必要になりそうです。
現状、対象になっているのは、以下の製品。
・2015年9月~2017年2月に掛けて販売された15インチのMacBook Pro
FAAによって機内への持ち込みが禁止されたのも、この製品になっていますので、該当製品を持っている人は、まずは対象になっているかを確認しておいた方がベターです。
→詳しくはこちらのページで調べられます
全てのMacBook Proを禁止する航空会社も!
が、全てのMacBookを受託手荷物として機内へと持ち込むコトを禁止している航空会社もちらほら。
その1つが、オーストラリアのヴァージン・オーストラリア。
全てのMacBookは手荷物してのみ持ち込み可能であり、受託手荷物としての持ち込みは不可と言うアナウンスを出しています。
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同じオーストラリアのカンタス航空の場合は、全ての15インチのMacBook Proが受託手荷物としての機内への持ち込みを禁止しているのと比べると、サイズに関わらず、全てのMacBook Proの受託手荷物を制限していると言うのは、大きく話が異なる感じがしますね。
ただカンタス航空の場合も、リコール対象の製品であるかどうかに関わらず、機内での使用を禁止していたりしますので、これちらも注意が必要になりますね。
主だった航空会社も対応が若干分かれている感じです。
ってか、統一した形になれば、分かりやすいんですけれどもね。
まぁ、安全に直結する話なので、対応が分かれてしまうのは、仕方がないのかなぁ…とも。
航空会社 | 対応方法 |
シンガポール航空 | 修理が行われていない場合は、持ち込み不可 |
タイ国際航空 | 修理が行われていない場合は、持ち込み不可 |
キャセイパシフィック航空 | 修理が行われていない場合は、持ち込み不可 |
ブリティッシュエアウェイズ | 修理が行われていない場合は、持ち込み不可・機内使用禁止 |
ルフトハンザドイツ航空 | 修理が行われていない場合は、持ち込み不可 |
カタール航空 | 全てのMac Book Proの受託手荷物取り扱い不可・機内使用禁止 |
TUIグループ | 全てのMac Book Proの持ち込み不可 |
トーマスクックエアライン | 全てのMac Book Proの持ち込み不可 |
エアーイタリー | 全てのMac Book Proの持ち込み不可 |
エアトランザット | 全てのMac Book Proの持ち込み不可 |
カンタス航空 | 全ての15インチのMac Book Proの受託手荷物不可・機内使用禁止 |
ヴァージン・オーストラリア | 全てのMac Book Proの受託手荷物不可 |
この他、アメリカ国内線とアメリカ発の国際線はFAAによる規制の対象になります。
日系は今の所、対応ナシ?
今の所、日系のJALもANAも特にコメントが出ていない感じがしますが、これからしばらくは余波が拡大して行くのかなぁ…と言うのが、正直な所。
ってか、何故、日系は対応がなされていないんでしょうね。
メーカー側からのリコールであり、そう言う事例が多発しての自己規制じゃないんだから、素早く対応しても良いんじゃない?とすら思ってしまうのですが。
因みに、アメリカ国内だけで432,000台のMac Book Proがあると言われているので、全世界的に考えると、かなり広い地域で影響が出そうです。
もしリコール対象の製品を使っていても、Appleがバッテリーを無料で交換してくれ、Appleストアに行くか、郵送によりバッテリー交換の手続きが行わえるとのコト。
ただ航空会社のスタッフがチェックインカウンターなどで、交換済みかどうかなんて確認出来るハズもないので、修理を受け得ると、修理完了書が発行されるので、対象製品をお持ちの方で修理を受けた場合、搭乗する前にプリントアウトしておいた方が、無難の様な感じがしますね。
*Mac Book Proをお持ちで航空機に搭乗予定の方は、必ず搭乗前に荷物関連の禁止事項を各自でご確認ください(上記の記事の内容が変更になる可能性も高いので)
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