国内の消費促進のために…
タイ財務省が、観光と消費を促進するための方針を提案し、内閣によって2024年7月2日にこれが承認されました。
具体的な内容の1つとして、到着時に利用ができる免税店における税制優遇措置の停止が含まれており、今後、到着時免税店のための保税倉庫設立許可の取り消しや、これらの店で購入した商品の免税措置の適否が検討されるコトになります。
現状、バンコクのスワンナプーム国際空港など、タイ国内にある8つの国際空港で、到着時免税店を設立するための認可を受けた法人は3つ。
総売上高は30億バーツに達している状態で、旅行者は、1人合計20,000バーツまでの免税品を購入するコトができます。
逆に言えば、国内の消費と買い物が、その分、減少しているとも言える訳です。
仮に1年間、運営を停止させると、外国人観光客の国内消費は、1人あたり1回の旅行で平均570バーツ、増加するコトが予想されるとのコト。
政府としては、税収が拡大するコトも期待でき、年間GDPも0.012%、押し上げられるとのコトで、運営法人は、政府の方針従い、政策が撤回されるまでは到着時免税店の税制優遇措置の利用を停止する意向を示しているとのコト。
いつから実施されるかは未知数
具体的にいつから施行されるのか。
到着時免税店の税制優遇措置がいつから停止されるのか。
その辺りは未知数だったりはします。
そもそも閣議では承認されて、6月1日からスタートするとの話だった日本人のビザなし渡航の期間拡大(現行30日→60日に拡大)も、結局、1ヶ月が過ぎて7月に入っても、まだ運用がスタートしていない状態ですからね。
個人的には、実は到着時免税店、利用していたので残念だったりはします。
案外、便利だったんですよね、タバコを買うのに。
日本や第3国で買うのもアリなんですが、到着まで荷物が増える。
そもそもスーツケースは受託手荷物で預けているので、ホントに免税で購入した分だけ、袋が増えてしまうのに対して、到着時免税店で買えば、入国審査場を通過する間だけ荷物が増えるに留められて、入国して、受託手荷物をピックアップしたら、スグにスーツケースにしまってしまえば良かったので。
ただ到着時免税店って、その後、国内で消費する分を前倒しで買っているに過ぎないので、確かに税収は落ちますよね。
それはタイだけでなく、どこの国でも同様なのだと。
ってか、それは設けた時に分かっている話では…?と思うんですけれどね。
日本の到着時免税店は、売れているの?
まぁ、まだいつから施行されるのか不明な点があるし、再開されるかどうかも不明だったりはします。
ただ到着時免税店のあり方としては、確かに国内消費の前倒しなだけで、税収が減るだけ。
なので、早々に施行されてもおかしくはないかな…と思うので、今まで利用されていた方で、また次も利用しようと思っていらっしゃる方は、注意が必要になりそうですね。
因みに…ですが、日本も到着時免税店があります。
成田なんて入国審査場を過ぎた受託手荷物の受け渡しのところに。
なので、荷物が出て来るのを待つ間に、サクッと到着時免税店に立ち寄って、免税品を購入するコトができると言う素晴らしさ。
ただ…
どれだけ日本人の人が使っているのかな?とは思いますがね。
逆にそこまで目立たない場所とも言えますから。
なので、ホント、どのぐらい売り上げがあるんだろう…と言う気にはなります。
タイはスワンナプーム国際空港の場合は、かなり目立つ場所にあるので、それなりに売り上げがありそうなのは分かりますけれどね。
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