ユナイテッド航空、マイルの有効期限撤廃へ!
アメリカ大手航空会社の1つ、ユナイテッド航空が、2019年8月29日から、マイレージプログラムの「マイレージプラス」の有効期限の撤廃を発表しました。
これまでの「マイレージプラス」は、ユナイテッド航空や提携航空会社のフライト・提携サービスの利用・提携クレジットカードの利用など、最終利用日から18カ月間、マイルの増減が無かった場合、マイルが失効すると言うスタイルでした。
日本国内でも、クレディセゾンやMUFGカードなどとの提携クレジットカードを発行していますし、提携先のANAの日本国内線の特典航空券が、片道5,000マイルから交換が出来るコトもあって、利用しやすいマイレージプログラムでしたが、今回の有効期限の撤廃で、より便利になるコトになりますね。
特典航空券への必要マイル数は変動制へ!
18カ月以内に、マイルの増減があれば、自動的に保有しているマイルが延長になっていた今まで。
それでも大盤振る舞いだった訳ですが、有効期限が撤廃されるコトになり、よりたくさんのマイルを保有しやすくなる訳ですが、そもそも2019年11月15日以降の搭乗分で、従来規定していた特典航空券の交換に必要なマイル数を一律に設定すると言うスタイルを止めるユナイテッド航空の「マイレージプラス」。
ユナイテッド航空、特典航空券に必要なマイル数は変動制に!これでオワコン化か?
ボクが貯めているマイレージプログラムは、 ・JALマイレージバンク ・ユナイテッド航空 マイレージプラス ・デルタ航空 スカイマイル ・ブリティッシュ・エアウェイズ エグゼクティブクラブ ・キャセイパシフィック航空 アジアマイル この5つのプログラム。 …
これは、その便の需要や予約状況などによってフライトごとに必要マイル数が設定されるコトになり、交換に必要なマイル数は、これまでよりも低くなるケースもあれば、逆に高くなるケースも出て来る訳です。
“2018年にはマイルを利用して旅行をした客数が史上最多になった”と言う「マイレージプラス」担当の話からも分かる様に、マイルでの特典航空券の発券は、需要が高まっているのが、現実な訳で、必要マイル数も、どちらかと言えば、高くなる傾向にある様に思えてしまいます。
必要マイル数が増える可能性が高い。
そうした中で、マイルの有効期限が残ると、やっぱり使い勝手が悪い。
そう言うコトなのでしょう。
まぁ、デルタ航空が既に先行してこのスタイルのマイレージプログラムになっているのですが、これでアメリカ3大航空会社の内、2社が同じ形になる訳ですね(アメリカン航空は、従来型を維持しています)。
提携航空会社利用は、現状のまま
ただマイル変動制が導入されるのは、あくまでも“ユナイテッド航空”限定。
提携航空会社便などは、これまで通りのマイルチャートが適用されるので、安心です。
つまり、ANAを利用した国内線なども今まで通りの必要マイル数で飛べます。
具体的に言えば、この日本国内線で言えば、この必要マイル数になります。
路線 | 必要マイル数(片道) |
800マイル以内 羽田~伊丹・新千歳・福岡/伊丹~那覇など | 5,000マイル |
800マイル以上 羽田~那覇・宮古/伊丹~新千歳/新千歳~那覇など | 8,000マイル |
片道5,000マイル~と言うのは、やっぱりかなりお得感がありますね。
ただマイルの変動制導入を考えると、やっぱりメインで貯めるマイレージプログラムと言うには、ちょっと及び腰になってしまいます。
が、そもそも「マイレージプラス」は、日本発着便の特典航空券は取りやすいと言われていますし、提携航空会社の特典航空券は必要マイル数が、現状通り。
しかもオンラインで予約が出来ると言うのも便利な所。
なので、マイルの有効期限撤廃と言う恩恵を受けつつ、特典航空券は提携航空会社の便に限定すると言うスタイルが、ベストな選択と言うコトになって行きそうです。
これならば、ゆっくりとマイルを貯めるコトが出来るので。
ただ地味に特典航空券への交換に際して、必要マイル数が変動すると言うスタイルを取る航空会社が増えて来ましたね。
JALなんかも必要マイルチャートは残しつつ、このスタイルを取り始めましたし。
これからもっとこのスタイルが広まって行くんでしょうかね。
まだユナイテッド航空は、有効期限が撤廃されたから、必要マイル数が高くなっても、吸収出来そうですけれど、その他のマイレージプログラムだと、そうはいかないだろうなぁ…
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