羽田国際線発着枠の配分決定!羽田からどこに行ける?

羽田、発着枠拡大の配分が決定!

国土交通省は、2019年9月2日、2020年夏スケジュールより増加する羽田空港の国際線昼間発着枠の割り当てが決定したコトを発表しました。

増加するのは、1日50便。
その内、24便は、アメリカ路線に配分されていて、具体的にはこんな感じ。

羽田~アメリカの増加発着枠は、デルタが最大枠を暫定確保!

アメリカ運輸省(DOT)が、アメリカを拠点としている航空会社4社から受けていた羽田空港への就航路線申請について、暫定的な発着枠の増加分の配分を決定しました。 申請していた航空会社は、4社。 暫定配分の中で、最多の発着枠を確保したのが、デルタ航空で、5枠。 続いて、ユナイテッド航空の4枠。 アメリカン航空は2枠で、ハワイアン航空が1枠となっています。 …

今回、発表になったのは、残りの26便の枠。

具体的に見てみると、

・中国:8便
・ロシア/オーストラリア:4便
・インド/イタリア/トルコ/フィンランド/スカンジナビア(場所未定):2便

と言う形になり、8カ国・地域への割り当てになりました。

それぞれ日本と相手国の航空会社に発着枠を均等に割り当てる形になりますが、アメリカ・中国・ロシア・オーストラリア以外の国は、羽田再国際化後は初乗り入れと言うコトになります。

日本側はJAL/ANAに割当て!

で、実際に日本側の割り当ても決まりました。

JALとANAの2社のみで、スカイマークは特に割り当てられませんでした。

具体的に見てみると、以下の通り。

JALANA
アメリカ6便6便
ロシア1便1便
オーストラリア1便1便
イタリア1便
スカンジナビア1便
フィンランド1便
トルコ1便
インド0.5便0.5便
中国2便2便

インドの0.5便は片道を昼間枠、片道を深夜早朝枠とするコトで、1日1往復の運航を行うと言う形。
スカンジナビアへの1便は、デンマーク・スウェーデン・ノルウェーの3カ国から1カ所が選ばれると言う形になります。



スターアライアンスが最大枠を確保したアメリカ線

さて、順番に羽田の増枠について見てみたいと思います(これからは個人的な意見や感想を含む)。

まず北米。
今回はカナダへの増枠はなく、アメリカのみの増枠。

アメリカ側については、

・デルタ 5便
・ユナイテッド 4便
・アメリカン 2便
・ハワイアン 1便

で確定していて、日系はJALとANAが6便ずつと言うコトで、アライアンス的には、

・スカイチーム(デルタ):5便
・スターアライアンス(ANA・ユナイテッド):10便
・ワンワールド+ハワイアン(JAL・アメリカン・ハワイアン):8便

と、スタアラが優位と言う形になりました。

JALは羽田からサンフランシスコとニューヨークへ、成田からはロサンゼルス・サンディエゴ・シアトル・シカゴ・ダラス・ボストン・ホノルルへと飛ばしているのに対して、ANAは羽田からロサンゼルス・シカゴ・ニューヨーク・ホノルルと成田からロサンゼルス・サンフランシスコ・シアトル・サンノゼ・シカゴ・ヒューストン・ワシントンDC・ニューヨーク・ホノルルと就航中。

新規の枠の内、成田の枠をどれだけ羽田に移すかが1つの焦点になる感じがしますね。

とりあえず、JALは現状、成田発着しかないホノルル線の中から、1枠は羽田に移すでしょうし、ロスとかも羽田にしそうな気はしますが、成田からの移管ばかりではなく、新規の就航地が生まれると、より便利な感じにはなりますが。



ANAがより強くなるヨーロッパ路線

ヨーロッパ路線で羽田から昼間に発着があるのは、イギリス・フランス・ドイツの3ヶ国ですが、この3カ国への増枠はなく、新たにロシア・イタリア・フィンランド・スカンジナビア・トルコが加わると言うコトに。

イタリアはアリタリアーイタリア航空、フィンランドはフィンエアー、スカンジナビアはスカンジナビア航空、トルコはターキッシュエアラインズで相手方の航空会社は確定なのでしょうが、ロシアはアエロフロートになるのか、S7航空になるのか、どちらなのでしょうね。

アエロフロートならば、既にある成田線からの移管になりそうな気はしますが、S7航空が来てもJALとのコードシェアが行われると言うコトになるのかと。

ロシアからはモスクワ、フィンランドはヘルシンキ、トルコはイスタンブールからの枠で確定的でしょうし、スカンジナビアはコペンハーゲンでしょうね。
ターキッシュが入るのは大きいかなぁ…と思うのですが、どの会社が来ても、成田からの路線を移すと言う形になる可能性が大でしょうね。

イタリアはミラノかローマ(もしくはミラノ経由のローマ)でしょうが、ANAがローマ、アリタリアがミラノと言う感じになると、より選択肢が増える感じがしますね。

ワンワールドが強いオーストラリア線

深夜早朝枠でカンタスとANAがシドニー線を運航しているオーストラリア線。

どちらも今回の羽田の昼間枠の獲得で、移動するのかなぁ…と言うのが、正直な所ですが、ANAとしてはメルボルンに乗り入れるのも面白いかと思うので、どう使ってくるのかなぁ…と言う感じも。

ANAは羽田~シドニーと就航したばかりの成田~パース、JALは成田~シドニー・メルボルン、カンタスは羽田~シドニーと成田~ブリスベン・メルボルンを運航している訳ですが、JALは成田~シドニー線を移管する感じがしなくもないですが、同じアライアンスのカンタス航空と協議してから…と言う感じに落ち着くのかな…と。



インド・中国線は色々な動きがあってもおかしくなさそう…

ANAが成田~デリー・ムンバイに加え、チェンナイ線を就航させるのに対して、JALは成田~デリーに加え、ベンガロール(バンガロール)線を就航させるインド。

羽田からの路線がデリーになるのか、それとも他の都市になるのかが、気になる所。
JALとしては、ムンバイ線なんかに就航させたい感じはあるのでしょうが、ANAとインド側の航空会社の動き次第と言う感じがしなくもないですね。

中国については、相手側の航空会社がまだ未発表。

現状、羽田からは北京・上海・広州への就航がある訳ですが、日本と中国側で4便ずつ、合計8便が増える訳で、それ以外の都市への就航もある様な気はしますね。

あり得るとしたら、天津とかビジネス需要が強い所にはなるのでしょうが。



深夜枠を含め、やっぱり都心に近くて便利な羽田。

これから来年に向けて、少しずつ羽田発着の国際線情報が出て来るとは思うので、楽しみにしたいなぁ…と言う感じですね。

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