4月17日からカードチャージで1.7%徴収!
海外旅行時にかなり活躍しそうな金融サービスの「Revolut」が、2023年4月17日からの改変を発表しました。
これまで手数料が不要でクレジットカードからチャージを行なえましたが、同日からは1.7%の手数料が発生するコトになります。
銀行振込・デビットカードによるチャージについては、これまで通り、手数料は発生せずに利用が可能ですが、大きな改変と言えそうです。
「Revolut」は、イギリス発祥のデジタル銀行・海外送金サービス。
2015年にサービスを開始。
ヨーロッパを中心に瞬く間に人気を集め、日本でのサービスもスタート。
会員種別によって利用できるサービスも異なりますが、基本的には、
- デビットカードの発行
- デビットカードの利用
- 海外送金
- 外貨両替
- ATMでの引き出し
と言った機能があります。
つまりクレジットカードでチャージをしておけば、海外旅行時にはATMを使って現金化ができる訳ですが、カードチャージによる手数料が無料なので、かなりお得に現金化ができると言うコトで、利用価値が高いと言えるサービス。
しかも、カードによっては、チャージでのポイントも付与されるので、よりお得だったりします。
が、今回、このカードによるチャージについては手数料が発生するコトになったので、お得感が激減すると言うコトになります。
「Revolut」は有料プランがありますが、今回の改定で、有料プランを利用している方々に対しては、違約金ナシのキャンセルが可能。
また年会費を支払い済みの場合は、月割での返金にも対応するとのコト(2023年5月17日まで)。
海外サービスの場合、スパッと改変が行われるコトも多いですが、さすがに今回は、良心的な対応と言えそうですね。
手数料負担が、重荷になって来たか?
クレジットカードによるチャージ。
日本でもカードによるチャージの場合、ポイント付与ナシと言うような事例がありますが、加盟店に当たる側が決済手数料を支払っているコトが多い。
つまりは「Revolut」にカードでチャージする度に、「Revolut」が手数料を支払っていたと言うコトになる訳ですが、今回、ここにメスが入ったと言う話。
ヨーロッパでかなりの人気を誇り、ユーザー数も多いサービスなだけに、こうした手数料が重荷になって来たのでしょうね。
利用者側からすれば大きな改悪ではありますが、サービスを維持して行くためには、仕方がない話なのかな…と、正直に思いますかね。
ただ…
代替になる方法が、あまり見当たらないのも事実。
いや、別の方法があっても、結局、いつかはそのルートが「Revolut」と同様の理由で塞がれてしまうのが目に見えている…と言う感じでしょうか。
チャージによる手数料をクレジットカード側に支払っている限り、無料で利用されていると、それだけで負担が増えると言うコトになりますからね…
国を跨いだ金融サービスの実現は…
海外旅行時にはかなり使える金融サービスだった「Revolut」。
もちろん、機能が変わる訳じゃないので、便利なままではありますが、やはり利用価値は落ちるかな…と言うのが、正直なところ。
個人的にはカードによるキャッシング利用→即座にネットで繰り上げ返済を行なうので、「Revolut」を使ってはいませんでしたが、こうした便利でお得なサービスは、改変との戦い。
そのタイミングになったと割り切るしかないかなぁ…と。
これだけ世界各国で新しいスタイルの金融サービスが生まれているのにも関わらず、国やエリアを跨ぐと旧態依然としたままなのが、根本でしょうかね。
結局、ATM・クレジットカードに頼ると言う意味では、仮に新しいサービスが生まれたとしても、既存のサービスの利用負担が、どこかで発生しますからね。
1つのQRコード決済が国やエリアを跨いでも利用できるようになれば、また変わって来るんですけれどもね。
今のところ、何とかペイが乱立している日本ですが、海外でも利用可能に!と言うような流れにはなっていないので、まだまだ当分、先の話にはなるんでしょうね。
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