北陸新幹線、25日に全線運転再開!まだ不通区間も全国的に残る。

北陸新幹線、10月25日全線運転再開!

台風19号の影響で不通が続いているJR東日本の北陸新幹線の長野~上越妙高間が、2019年10月25日の始発から運転を再開するコトが発表されました。

長野市内にある長野新幹線車両センターが水没し、新幹線車両内に停車していた10編成が水に浸かっており、予備編成の運用などを含め、対応するとのコトですが、通常時の80%程度の運転本数で運転するとのコト(東京~金沢間の「かがやき」「はくたか」は90%程度を確保)。

詳細なダイヤは10月23日に発表するとのコトですが、今後は、上越新幹線用に建造中の新車を転用するとの話ですが、それまではこの暫定運用が続きそうな感じです。

現状、米原周りもしくは長岡経由になるor大型機化で対応中の空路に頼る首都圏と北陸を結ぶ大動脈が、ひとまず回復すると言うのは、大きな話ですね。

と言うか、JR東日本のE7系19編成と、JR西日本のW7系11編成の合計30編成で運転中の北陸新幹線。
この内、E7系8編成とW7系2編成の10編成が水没して使えない状態なので、1/3が使えなくなっているのに、9割近くで運転を再開すると言うのは、何気に驚異的な所の様にも思う。
しかも長野新幹線車両センターは、全然、使える様になる見込みは立っていない中で…の話なので。

やっぱりJR東日本の総力が、集約されたと言う感じなのかな…と思うし、その尽力には頭が下がる思いでしかないデスね。

まだまだ続く台風による鉄道被害状況

首都圏では、概ね、交通網は回復した感がありますが、まだまだ先日の台風の影響が残るエリアもあり、地域が大きく広がって被害が出ていると言うのが、台風19号の特徴かと思いますが、現状の鉄道の被害状況をまとめてみると、こんな感じ。

エリア鉄道会社路線区間備考
関東エリアJR東日本横須賀線武蔵小杉駅横須賀線ホームのエレベーターが使用不可
吾妻線長野原草津口~大前23日よりバス代行輸送開始
八高線高麗川~寄居20日より運転再開予定
寄居~北藤岡バス代行輸送なし
両毛線栃木~小山本数縮小で運転再開中
足利~岩舟20日より運転再開予定
岩舟~栃木20日より足利~栃木で代行バス運転開始 *1
運転再開見込みは1カ月程度
中央本線高尾~相模湖7:00~19:00のみ本数削減で運転中
相模湖~小淵沢本数半減で運転再開中
水郡線西金~常陸大子バス代行輸送なし
常陸大宮~常陸大子11月1日より運転再開予定
京王帝都動物園線全線早朝・夜間は運転見合わせ
東武鉄道日光線新鹿沼~下今市バス代行輸送あり
運転再開は10月25日予定
佐野線佐野~葛生バス代行輸送あり
箱根登山鉄道鉄道線箱根湯本~強羅バス代行輸送あり
信越エリアJR東日本小海線小海~野辺山バス代行輸送なし
運転再開見込みは11月上旬予定
中込~小海20日より運転再開予定
飯山線森宮野原~豊野運転再開見込みは11月下旬ごろ予定
上田電鉄別所線上田~下之郷バス代行輸送あり
しなの鉄道しなの鉄道線上田~田中
東北エリアJR東日本東北本線新白河~安曇永盛バス代行輸送なし
本宮~松川バス代行輸送なし
八戸線階上~久慈バス代行輸送あり
磐越東線郡山~いわきバス代行輸送なし
三陸鉄道リアス線釜石~宮古バス代行輸送あり
田老~久慈バス代行輸送あり
阿武隈急行阿武隈急行線梁川~槻木21日よりバス代行輸送開始 *2

*1:バス代行輸送は、足利~栃木駅間で岩舟駅通過
*2:バス代行輸送は、丸森・角田・槻木駅のみ停車で朝・夕のみ

少しずつではありますが、運転再開見込みが出て来た所が増えては来ましたね。
逆に、運転再開見込みが出ないのが、やっぱり橋脚関係が流れ落ちた所ですね。

そして、こんなにまだ運転が止まっていると言うコトに、改めてびっくりしますし、台風の影響・被害の大きさを実感せざるを得ない所。

表には載せてませんが、福島交通も飯坂線は全線で運転中ですが、バスは車庫が水没した影響もあり、郡山営業所管内の路線で、大きく運休が出ていますし。



自然災害は、長い時間、影響が残る

自然災害による運転見合わせは、ホントに長期間に渡る可能性が高かったりします。

2018年7月の豪雨による影響で運転見合わせが続いている広島の芸備線なんて、10月23日にようやく運転再開が予定されているし、それ以前の豪雨や台風で影響が出た日田彦山線や根室本線の一部区間・日高本線などは路線の廃止が検討されているぐらい。

つい自分の住んでいるエリアに平穏が戻って来ると、自然災害と言うのは、忘れがちになりそうですが、常日頃からの備え。

やっぱり重要ですね、ホントに。

防災関連のグッズもそうですし、避難経路の確認もそう。
住んでいる場所だけじゃなくて、勤め先とかも同様ですし、勤め先~自宅までの徒歩ルートなんかも、やっぱり知っておくと言うのは意味があるコト。

自然災害の多い国だからこそ、改めて、常日頃の生活の中での防災、確認して行きたい所です。

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