北陸新幹線で車両センター冠水!
強い勢力のまま首都圏から東北地方に掛けて上陸した台風19号の被害が、少しずつ明らかになって来ました。
越水・冠水したエリアなどもあり、この先の天候が不順なコトが予想されており、2次被害が起きない・広がらないコトを願うばかりですが、各種交通機関も、今回の台風で大きな被害が出ている所が。
・北陸新幹線 長野新幹線車両センター(浸水)
・中央本線 梁川~四方津(土砂流入)
・両毛線 大平下~栃木(永野川橋梁橋台背面流出)
・水郡線 袋田~常陸大子(第6久慈川橋梁橋げた流出)
・横須賀線 武蔵小杉駅(駅構内冠水)
上記区間が絡む5路線の運転状況は、以下の通り(2019年10月13日20時時点)。
路線名 | 区間 | 内容 | 備考 |
北陸新幹線 | 東京~長野 | 運転再開 | 但し、便数ごく僅か |
長野~富山 | 運転見合わせ | ||
富山~金沢 | 運転中 | つるぎ号のみ運転 | |
中央本線 | 高尾~大月 | 運転見合わせ | 当面、運転見合わせ |
大月~甲府 | 運転再開予定 | 14日夕方以降より | |
甲府~小渕沢 | 運転再開予定 | 14日始発より | |
両毛線 | 高崎~桐生 | 運転中 | 便数減便ダイヤ |
桐生~小山 | 運転見合わせ | 長期間の運転見合わせを発表 | |
水郡線 | 全線 | 運転見合わせ | |
横須賀線 | 全線 | 特別ダイヤで運行中 | 武蔵小杉駅は全便通過ダイヤで運転再開 |
橋脚が流出した水郡線と両毛線は、長期間の運休は避けられない状況下と思いますが、その他の路線も、しばらくの期間は、運休せざるをえなさそうな感じがしますね。
また、首都圏を走っている横須賀線は運転こそ再開されていますが、冠水した武蔵小杉駅は全列車通過と言う措置が取られているとのコト。
元々、かなり混雑する駅で知られている訳ですが、連休明けの通勤時間帯には大きな影響は避けられないコトになります。
箱根と信州で鉄道遮断に!
JR東日本だけでなく、他にも現時点で発表になっている交通機関への影響としては、
・箱根登山鉄道 鉄道線:箱根湯本~強羅(土砂流入・橋脚流出など)
・箱根登山鉄道 ケーブルカー:強羅~早雲山(施設破損)
・上田鉄道別所線:上田~城下(橋脚崩落)
・しなの鉄道 鉄道線:
大屋~田中(上部のバイパス崩落)
屋代高校前~篠ノ井(安全確認未完了)
・しなの鉄道北しなの線:全線(安全確認未完了)
箱根登山鉄道は、小田原~強羅駅間は13日18時より運転再開。
しなの鉄道のしなの線は、14日より小諸~軽井沢間は運転再開予定。
それ以外の路線については、現状、復旧の目途についてのアナウンスは出ていない状態です。
因みに、信州地方の鉄道被害が大きい模様ですが、長野市内を走っている長野電鉄については、14日以降の運転見込みのアナウンスが20時半過ぎにようやく発表になり、全線で通常運転を予定しているとのコトです。
千曲川氾濫発生により、本日の列車運行は「終日運休」いたします。ご利用のお客様には大変ご迷惑をお掛けいたします。なお、代替輸送は行いません。
明日、14日につきましては、通常運行を予定しております。現地の状況により、運行を見合わせる場合もあります。— 長野電鉄運行情報【公式】 (@u_nagaden) October 13, 2019
因みに、長野電鉄系の長電バスは、営業所などの浸水被害に伴い、現在、全便が運休中だったりします。
10月14日以降についても、
・高速バス:池袋・大阪・新潟線 全便運休
・急行バス:志賀高原線 全便運休
・路線バス:長野・須坂・飯山地区 全便運休
となっており、15日以降も、
・高速バス:池袋線 長電バス運行便 運休
・高速バス:新潟線 全便運休
・高速バス:大阪線 未定
・急行バス:志賀高原線 未定
・路線バス:長野・須坂・飯山地区 未定
となっており、避難指示により営業所ならびに高速バス予約センターの受付なども、しばらく対応が出来ない状況との発表が。
またWEB上の運行状況についても、更新が出来ない場合があると言うコトもアナウンスされているので、大きな影響があったと言うコトが想像出来る状態にあります。
高速道路は復旧に向かう最中
道路の状況としては、
・横浜横須賀道路 狩場~馬堀海岸(枝葉錯乱)*1
・横浜横須賀道路 狩場~並木(枝葉錯乱)*1
・西湘バイパス 全線(高波被害)
・中央道 八王子~大月(土砂流入)
・圏央道 あきる野~圏央鶴ヶ島(法面崩落)*1
・圏央道 相模原~あきる野(土砂流入)
・上信越道 松井田妙義~佐久(法面崩落)
・東北道 白石~泉(法面崩落)*1
・山形道 村田J~宮城川崎(法面崩落)*1
・仙台南部道路 仙台南~山田*1
が発表になっていますが、*1が文末についている道路に関しては、13日中の通行止め解除が目標とされているので、復旧の目途が見えて来た感じなのでしょう。
これから詳細がどんどんと分かって行くコトになるかとは思いますが、改めて、今回の台風は被害が広範囲に及んでいるコトが分かります。
国交省の発表によると、堤防が決壊したのは、21河川24カ所で確認されており、浸水被害も118河川で確認されているとのコト。
土砂災害も崖崩れや土石流が、合計56軒で確認されているとのコト。
改めて、普段の生活の大切さを感じると共に、普段から避難経路の確認や有事の際の対策が、各々に課せられているコトを、実感してしまいます。
また週明けも天候はあまり良好ではないみたいなので、2次災害などが起きないコトを祈るばかりです。
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