署名活動が35,000人を突破した反対活動!
JR東日本の山手線に開業する新駅の名称が、「高輪ゲートウェイ」駅と発表されたコトに対して、反対する運動が盛り上がりを見せているとのコト。
こうした新駅の名称に対しては、いつだって賛否があるモノだとは思う。
だけれども、反対意見として撤回を求める署名活動まで始まると言うのは、かなり異例の話の様に思う。
撤回の署名活動は、12月15日には、35,000人を突破して、まだその数を増やしていると言うから、なかなかのモノだと思う。
まぁ、35,000人と聞くと、かなりの数だなぁ…とびっくりしてしまう訳ですが、実際に駅が出来たら、1日の利用者はこれ以上になるのでしょうから、そう考えると、大したコトがナイのか…とも。
田町駅が2017年度で154,915名ですからね、乗車人員。
品川駅なんて378,566名ですから、もう35,000人とは桁が違いますから。
正直な所、JRとしては“イメージは宜しくないけれど、それを上回る宣伝効果がある”と見ているんじゃないだろうか…レベルに思えたりしますよね、今の所。
[amazonjs asin=”4330845172″ locale=”JP” title=”JR東日本はこうして車両をつくってきた: 多種多様なラインナップ誕生の舞台裏 (交通新聞社新書)”]公募された結果を見てみると…
さて、この新駅。
出来るのは、山手線の田町と品川の間。
問題となっている駅名は2018年6月5~30日に掛けて公募がなされ、64,000件を超える応募があったとのコト。
結果的には、
1位…高輪 8,398件
2位…芝浦 4,265件
3位…芝浜 3,497件
4位 新品川 2,422件
4位 泉岳寺 2,422件
6位 新高輪 1,275件
7位 港南 1,224件
8位 高輪泉岳寺 1,009件
9位 JR泉岳寺 749件
10位 品田 635件
:
130位…高輪ゲートウェイ 36件
と言う結果だったとのコト。
因みに合計で13,228種類の駅名案が寄せられたとのコトです。
駅名って、何気に難しくて、選定の過程で、大前提として、他の駅名と間違えやすいモノはNG
→7位「港南」は京浜東北・根岸線に「港南台」がある
2位「芝浦」は田町駅の芝浦口と間違えやすい
1位「高輪」は品川駅の高輪口と間違えやすいし、都営線に「高輪台」がある
公募の中で、消去法を繰り返したら、「高輪ゲートウェイ」が候補に挙がった…
そんな感じなのでしょうか。
ただ幾ら何でも130位の順位の名称が採用されると、“公募”の意味は何なんだろう…と思ってしまうのは事実ですし、そもそも最初から出来レースだったのでは…と言う気にすらなる。
駅名なんて、慣れじゃない?
個人的には、駅名ってそこまで重要視していない。
結局の所、使っていく内に慣れるだろ…と思っているので。
ただやっぱりカタカナよりは歴史的な名称とかを採用して欲しいとは思っているけれど、芸能人化した某夫人みたいに『ここまでアメリカン・ナイズされなくてもよろしいのではないでしょうか』と言う気にもなれなかったり。
そもそもカタカナ自体には歴史もありますしね。
そして、今回の駅名撤回運動がネットを中心に支持を集め始めているのは、疑問でしかない。
こうした人は、そもそも公募に投票していたのだろうか…と。
もちろん、1度、内定したコトに異議を唱えるのは大切だけれども。
そして、何故、今回だけ?と言う感じ。
同じ時期に新駅名称が発表になった東京メトロ日比谷線に出来る新駅の「虎ノ門ヒルズ」駅は、地名+カタカナと「高輪ゲートウェイ」駅と同じスタイルなのですが、特に疑問視する声が挙がっている感じはしない。
JR西日本の「さくら夙川」とかだって十分に“きらきらネーム”駅名だと思うし、同じ関東エリアで見ても、今や普通に使っている「さいたま新都心」「みなとみらい」だって、実は同じレベルの様に思えるぐらいなのだが。
少なくとも「たまプラーザ」よりはマシじゃねぇ?みたいに思う。
また、東西南北や“新”が付いている駅名なんて、今や普通に見るけれど、本来の地名ではないコトの方が多い訳だし、こちらだって批判されてもおかしくはない。
寧ろ、夙川の方が歴史のある風格のある場所な訳で、単純に「JR夙川」で良かっただろうし、「さいたま新都心」なんて、いつまで“新都心”なんて言っていられるんだろう…と言う気になる。
「みなとみらい」なんて、名前からだと全然、“未来”を感じないネーミングセンスですし。
[amazonjs asin=”4800285216″ locale=”JP” title=”Suicaのペンギン のんびりおでかけBAG BOOK (e-MOOK 宝島社ブランドムック)”]再開発の基本コンセプトが伝わっていないだけか?
今回の「高輪ゲートウェイ」は、“グローバルゲートウェイ”と言う再開発の基本コンセプトの流れに沿った駅名。
センスはない。
言いにくい。
どうせ略称で呼ばれる。
でも、そこまで批判される駅名なのか?と言うのは、正直な所。
結局、慣れればおかしくなくなるんだろ…と思うし、使っている内に、日常化するだろう…とも。
山手線に似合わないと言うコトもあるけれど、どれだけ山手線を神格化するんだよ…と言いたくもなる。
単なる激混みで改善の見られない通勤路線だろうが…と。
要するに、130位と言う低い順序の駅名がどう言う理由で選ばれた?
そう言うコトなんだろうけれど、署名活動などが叶うコトはあるのだろうか…
そもそもJR東日本が掲げている再開発の基本コンセプトが、全く伝わっていないと言うコトも大きいのだろうな。
ってか、駅名云々よりも、この再開発のコンセプト自体がナンセンスなんだけれどもね、個人的には。
“「世界中から先進的な企業と人材が集い、国際社会に受け入れられる街」を目指す”
だそうな。
もう何だか良く分からん。
だから駅名も良く分からんで、良いんじゃない、結局。
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