第3のブランドは、AirJapanに!
ANAホールディングスと、傘下のエアージャパンが、新たに立ち上げる中距離国際線向けの新ブランドが、「AirJapan」に決定し、機体デザインと共に発表になりました。
フルサービスキャリアのANAと、LCCのピーチ。
その中間を狙うのが、新たに立ち上がる「AirJapan」であり、その良い所取りを目指すと言う考えの航空会社で、2023年度下期の就航を予定している状態。
既にJALは中・長距離向けLCCとして「ZIPAIR」を立ち上げていますが、後発となる「AirJapan」は、
・LCCのような手ごろな価格帯
・機内食などは、利用者が希望するモノをオプションとして選択
と言う感じで、やっぱり「ZIPAIR」に似た感じがしてしまいますね。
まぁ、後発組としては、先発組に習うと言うのは、別に悪い話ではないし、他でも良くある話だとは思うけれど。
使用機材は、ANAが運航している国際線用のボーイング787-8型機を転用。
機体改修を行ない、約300席程度の座席数での運航になる見込み。
本日の発表会の様子ををご紹介💁♀️
— ANA Group News (@ANA_Group_News) March 8, 2022
エアージャパン社長の峯口から、新ブランド「AirJapan」のブランドロゴと機体デザインを発表しました🌟 https://t.co/QNeXoDXjVa pic.twitter.com/CQgpCCkJsg
ブランドコンセプトは、「Fly Thoughtful」。
ブランドカラーは藍色が主色で、曙色を配置するとモノ。
エアージャパンは、現在、アジア・リゾート路線を担っていますが、今後は新ブランドと併用してダブルブランドを運航して行く形になります。
気になる就航都市は、どこになるのか?
具体的な就航路線と言うのは、さすがにまだ未発表。
「ZIPAIR」はすでに、成田~バンコク・仁川・ホノルル・シンガポール・ロサンゼルスの5路線に就航している状態で、台北線への就航を計画している最中。
「AirJapan」は、「ZIPAIR」と同じく成田拠点ですが、1機の運航時間が往復24時間以内のアジア・オセアニア路線の開設を目指して行くと言うコトなので、当面は、アジア路線と言うコトになるのかな?と。
ただそれにしてもビジネス需要も取り込むのか、それともリゾート寄りになるのか…で、かなり就航都市は分かれて来そうですけれどもね。
さらにピーチも東南アジア就航を狙っている状態なので、どうすみ分けて行くのか…と言う感じ。
当面は、年に2機ずつぐらい増やして行く計画と言うコトなので、「ZIPAIR」と似たような路線網構築のスピードになるのかな?と言う気はします。
ブランド名は、ちょっと平凡すぎじゃない…?
LCCでもフルサービスでもなく…と言うのが、1つのキーなのでしょうが、まだまだはっきりしない部分も多いですね。
なんかぼんやりとしている…と言う感じで。
対抗するコトになる「ZIPAIR」は、まずは太平洋路線アリと言うのが、明確でしたし、その為にアジア路線も…と言う感じでしたからね。
「AirJapan」としては、ANAでもピーチでも拾い切れていない需要を取って行くのだろうが、中長距離路線向けの航空会社って、なかなか成功例が少ないのが、現状。
新しいビジネスモデルを、どう構築するのか…と言う感じはします。
まぁ、値段とシートスペック。
そこがはっきりしないとなぁ…と言う感じはしますが、個人的な意見としては、機体デザインは柔らかさがあって好きかも。
「AirJapan」の中から、“r”と“J”で手と手が織りなす優しさを表現しているとのコトですが、“RJ”となると、ロイヤルヨルダンって感じがしてしまうのは、ボクだけなのか…笑
ただ社名は凡庸と言う感じで、もっと攻めた感じでも良かったのに…とは。
社名に“Japan”を入れるコトで、“日本発”を打ち出したいのでしょうがね、海外の人に対しても。
それが売りになるのかどうかは、分からないけれども、とりあえず、「Japan Airline」に「Air Japan」。
ちょっと紛らわしいわな、海外の人から見れば。
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