インドのビスタラ、週1往復で羽田~デリー線を開設!

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まさかエアインディア以外のインドの航空会社が日本就航するとは思わなかったけれど、ここ数年、JALもANAもインド線を急に充実させていたので、コロナが落ち着いたら、もっと近く感じられるようになると良いんですけれどもね。

ビスタラ、羽田~デリー線就航!

インドの航空会社「ビスタラ」が、2021年7月7日に、羽田~デリー線に就航しました。

元々は、6月16日に開設予定でしたが、直前になって延期になっていたモノ。

ビジネスクラス30席・プレミアムエコノミー21席・エコノミークラス248席の3クラス合計299席を持つボーイング787-9型機での運航になります。

まず運航スケジュールは、こんな感じ。

UK084 羽田17:50→デリー23:35|毎週木曜日運航
UK083 デリー03:00→羽田14:50|毎週水曜日運航

「ビスタラ」は、シンガポール航空とタタグループとの共同出資による航空会社で、2014年に設立、2015年に初就航になった比較的新しい航空会社で、LCCではなくフルサービス型のキャリア。

国内線は、既にかなりの路線網を構築しており、国際線にも順次、進出して来ている状態で、デリーを拠点に、シンガポール・バンコク・ダッカ・カトマンドゥ・コロンボ・シャルジャ・ドバイ・ドーハ・フランクフルト・ロンドンと、ムンバイからシンガポール・コロンボなどの路線に就航していたりします。

国内線で搭乗したコトがありますが、定時発着率も高く、かなりイイ感じの航空会社でした(ただもうその路線からは撤退しているみたいだけれど)。

JALのマイルも積算できるビスタラ

既にJALとの提携関係があるので、JAL運航のコードシェア便として日本路線を持っていますが、自社運航便としては、初の就航になりますが、JALの羽田~デリー便は、

JL039 羽田10:50→デリー16:00
JL030 デリー19:05→羽田06:55

なので、ビスタラ運航便とは時間もイイ感じで異なるので、今後、運行頻度が上がって来ると便利になりそうな感じですね。

「Club Vistara」と言うマイレージサービスがありますが、こちらもJALと提携済み。
JALの国内線でもマイルが貯められるのは嬉しい所ではありますが、さすがに日本在住ならば、JALで貯める人がほとんどだと。

なお、JAL以外のマイルでの提携関係は、シンガポール航空・ユナイテッド航空・エアカナダの3社。
親会社筋のシンガポール航空がスターアライアンス加盟航空会社と言うのもあって、JAL以外は全てスタアラとなっているのが特徴でしょうか。

本来ならば、ANAとの提携があっても良さそうですが、そもそもスタアラ加盟航空会社として、インドにはエアインディアがありますから、ANAとの提携はナイんでしょうね、これからも。

JALマイレージバンクでの「ビスタラ」搭乗時のマイル加算率は、以下の通り(2021年6月1日~分)

席種予約クラス積算率
ビジネスクラスC/J/D125%
Z70%
プレミアムエコノミーS/R100%
T/P70%
エコノミーY/B100%
M/A/H/N50%
W/Q/V/E/O30%

まぁ、相変わらずJALなので、割引運賃での加算率はあまり良くないですね。

ただ既に「ビスタラ」の国内線網は、なかなか充実している状態。

デリーからならば、インド国内のおおよその大きな空港には行けるのでは?と言う感じなので、インド旅行の際には、利用価値は高いんですよね。

エアインディアの羽田線は…?

インドは航空会社が乱立している状態。

それでいて最大手がLCCの「IndiGo」と言うコトもあり、価格面での競争もあり、2019年のシェアで見ると、

・IndiGo…42.2%
・ジェットエアウェイズ…15.0%
・スパイスジェット…12.2%
・エアインディア…11.1%
・GoAir…8.9%
・ビスタラ…3.8%

と言う状態。

「IndiGo」も設立して7年目には、インド航空業界でシェア1位になったLCCですが、その後も成長を加速度的に伸ばしており、デリー・コルカタ・チェンナイ・ムンバイ・ハイデラバード・バンガロールの発着回数のシェアも1位を誇っており、それに押される形で、当時シェア2位でロンドンやニューヨーク線も運航していたジェットエアウェイズは破綻しており、エアインディアも青色吐息。

「ビスタラ」はこの中でも新しい航空会社。

シェアと言う意味では伸び悩んでいる感じですが、エアインディアの経営が傾いている状態で、国内・近距離国際線の競争が激しい中で、中距離の国際線に活路を見出したい感じなのかも知れませんね。

で、今回の羽田就航。

元々は、エアインディア1社に羽田の発着枠が与えられるのが確実視されていましたが、「ビスタラ」とエアインディアで0.5枠ずつ。

ってか、まぁ、この両社以外に日本~インド間を飛ばせる機材を持っている航空会社がインドにはないので、妥当な感じもあるけれど、そもそもエアインディアに、コロナが落ち着いた後、羽田に飛ばすだけの余力があるのかな…?とも。

「IndiGo」は定時発着率も優れたLCCですが、「ビスタラ」もそこをかなり意識した航空会社なので、ぜひこれからも伸びて欲しいのですが…

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