東京ミッドタウン八重洲の地下に開業！
東京駅の駅前（地下）にUR都市機構と京王電鉄バスが整備を進めていた「バスターミナル東京八重洲」が、2022年9月18日にオープンしました。
これまで東京駅近辺は、駅前以外にも周辺の路上にバス乗り場が分散していたのですが、これを集約する施設で、利用者の利便性向上が期待されるモノ。
今回、開業したのは、あくまでも第1期エリア。
同日にオープンした「東京ミッドタウン八重洲」の地下1・2階に整備された形。
乗降エリアが地下2階。
乗降用のバース6ヶ所。
車両待機用バースが3ヶ所の合計9バース。
これでこれまで東京駅周辺の路上発着だった1日約1,200便の高速バスのうち、約550便が集約されるコトになります（この他に、新規で50便が開設）。
主な行き先を見てみると、こんな感じ。
東北方面｜約30便
関東方面｜約400便
北陸・甲信越方面｜約20便
東海方面｜約50便
関西方面｜約80便
中国・四国・九州方面｜約20便
今回開業分は、主として、関東圏内へのバスが多くなっていて、その中でも千葉県内行きが多数を占めると言う感じ（千葉県内行き以外の関東圏の行き先は、羽田空港・草津・前橋ぐらい）。
地下1階にはファミリーマートが入店しているのは、ちょっと助かりそうな感じ。
この他にも「東京ミッドタウン八重洲」の地下1階にもスタバやウエルシア・セブンイレブンなど13店舗が入っているので、出発前に利用できそうな店舗が揃っているのは、嬉しいところですね。
ちなみに、場所的には東京駅の八重洲口から外堀通りを挟んだところに位置しています。
東京駅八重洲中央口、八重洲地下街から入るのが一般的になりそうですかね。
本領発揮は全面開業後か？
あくまでも今回の開業は、第1期エリアのオープン。
今後、2025年に八重洲通りの向かい側に第2期エリアが、2028年に南側の隣接地区に第3期エリアが開業予定で、完成すると3エリア合わせて、日本最大級の高速バスターミナルになる計画。
なので、まだまだ真価が問われるのは先の話…と言うコトにはなりそうです。
が、逆に言うと、それだけ大きなバスターミナルが開業するとなると、この規模感で大丈夫なのかな？と言う気すらする。
「バスタ新宿」は、コロナ禍で今でこそ、乗客数も少なくなっていますけれど、繁忙期や発着の多い時間帯だと、やはり収容能力が足りていない感じがありますしね。
乗降バースが地下2階になり、2層になっているので、多少は分散されるのでしょうが、6ヶ所のバースは1つの島に集約されているので、結局、ここに固まる結果になりそうなのが、気掛かり。
ただ今回、開業した分だけで見れば、行き先は千葉県内方面が大多数なので、そこまで早めに来る…と言う感じでもナイでしょうから、何とかなるのかな？と言う判断なのかな…
あと個人的に気になる点で言えば、バスターミナルの問題ではないのですが、丸の内側〜八重洲側への移動が面倒。
この辺り、どうにかならないのかな…とすら。
東京駅に入ってくる唯一のメトロ線である丸ノ内線からだと、やたら不便ですからね…
有楽町線からも東京国際フォーラムを介して京葉線八重洲地下口までは行けるけれど、そこからあと少しの距離だけ、地下では連絡していないし。
まぁ、そう言う意味では「バスタ新宿」もメトロ線からだと、そんなに便利な感じはないですけれどもね。
鉄道・バス。
シームレスな移動がもっと実現すればいいのに…と。
大阪でも集約ターミナルはできないか？
ただ間違いなく便利にはなる。
そもそも慣れない人には、路上のバス停って分かりにくいですし、暑い夏の日や冬の寒い日、天候の優れない日なんかは、屋外バス停ってかなり不便ですからね。
それが改善されると言うのは、ありがたい話。
「バスタ新宿」の開業以来、全国各地で、高速バスターミナルの集約化計画が上がって来ていますが、これに続く計画が、もっと出てくると良いなぁ…とすら。
大阪（梅田）なんかにもできると便利そうな気はするんだけれどね。
JR・阪急三番街・桜橋口（南海など）・東梅田（近鉄）・ハービス（阪神）・WILLER・VIPにプラザモータープール（ツアーバスなど）と別れていますからね。
新阪急ホテルが閉館になるので、そこにホテル併設の新バスターミナルでもできないだろうか。
で、少なくとも、阪急三番街・桜橋口・東梅田・ハービス発着を集約してくれれば、幾分、すっきりなんだけれどね。
ただ阪急の高速バス部門は、少しずつ縮小している状態なので、今更、わざわざ梅田の一等地を利用してのテコ入れなんかはしないかな？
三番街もリニューアル予定だけれども、こちらは高さ制限とかもあったかと思うし、そもそも敷地も広くないから、バスターミナルの拡充は厳しい気がするんだよなぁ…
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