JR東海、グループ駅施設の共通ポイント制度を2023年10月〜スタート!

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グループ駅施設の共通ポイント制度!

JR東海(東海旅客鉄道)は、2023年10月から管内の駅商業施設の共通ポイントサービス「TOKAI STATION POINT」をスタートさせるコトを発表しました。

“いつもの駅が、もっと楽しく、もっと広がる”をコンセプトにして、グループの駅商業施設において、お買い物の際にアプリ会員証を提示するコトで、税込み110円で1ポイントが貯められ、貯まったポイントは1ポイント=1円として利用が可能になるというサービス。

現時点で対象となる施設は、グループの駅商業施設合計34箇所で、約1,000店舗になる見込み。

具体的に見てみると、こんな感じ。

エリア対象施設
東京・神奈川・東京駅一番街
・CUBIC PLAZA新横浜
・ASTY小田原
静岡・PARCHE(静岡駅)
・antre(沼津)
・MAY ONE(浜松)
・ASTY(新富士/焼津を除く)
愛知・岐阜・三重・JR名古屋駅
・Towers(タカシマヤを除く)
・JR GATE TOWER(タカシマヤゲートタワーモールを除く)
・Gate Walk
・Kalmia(豊橋駅)
・CHUM(津駅)
・ASTY
京都・大阪・ASTY(京都/新大阪駅)

会員専用アプリからは、オトクなクーポンやお知らせの配信も実施。

またサービス開始以後は、JR東海グループの駅売店・ホテル・ECサイトなどへも対象を準じ、拡大していく方針とのコト。

鉄道利用やクレカとの連動はナシ?

鉄道業界では、グループ内での共通ポイント制度が、ここ数年、強化されている傾向が強い。

大手私鉄は元々、百貨店やスーパーと言ったを小売業を傘下に抱えている会社が多いので、共通ポイントは分かりやすいですが、JRも東日本がえきねっとなどとアトレなどのポイント制度をJRE POINTに統合して、先鞭をつけた感じ。

ただ昨今の潮流は、グループ企業のポイント制度と、鉄道会社自身のポイント制度の結合である(もしくは、鉄道会社自身のポイント制度の新設)。

その点、今回発表になった「TOKAI STATION POINT」は、その名前が示すとおり、あくまでもグループ駅施設の共通ポイント制度。

ちょっと周回遅れ感は否めない。

しかも、2023年10月からなので、まだ1年も先の話だし。

折角、JR東海は名古屋圏と新幹線と言う資産があるのに、それが結びつくと言うような内容ではないのが、そもそもちょっと残念な感じ。

まぁ、そもそも新幹線の割引に繋がる鉄道利用でのポイント制度新設と言うのは、抵抗があるんでしょうね、JR東海としては。

今後、グループ会社にも拡大していくと言っても、そもそもJR東海傘下のホテルは、6施設のみに留まっていて、こじんまりとしているので、そこまで利用価値が高いか?と言われると、正直、ビミョー。
いや、もちろん、ナイよりもあった方が良いのは間違いないですけれどもね。

でも、「JR東海エクスプレスカード」で提供しているグリーンプログラムやワンダフルプレゼント21が結合するならば、もっと大きなインパクトのあるプログラムになるのに…と、ちょっと思ってしまう。

ってか、「JR東海エクスプレスカード」との連動は、今のところ、発表されていないし、そもそも単なる提携カードなだけだから、やっぱり行われないのかな?

静岡・中部圏在住ならメリット大か

それでもJR東海は、管内の静岡・中部圏には駅ビル商業施設を数多く設けているので、需要は高いでしょうけれどね。

逆に、東海道新幹線で東京〜大阪間などを主に移動している人からは、あまり意味がないのかな?と。
東京も大阪も駅施設の展開はあるけれども、事業の展開が弱含み。
大阪に限ってみれば、改札内のASTYだけですからね。

ってか、東京・京都・大阪あたりは、もうちょっと攻めても良いような気がするんですけれど、頑なにしないですよね、JR東海。

メインエリアではナイと言うのは事実だけれども、自社路線が乗り入れていて、管外と言う訳でもないのに…

あくまでも堅実と言うべきなのか。
それとも単に、中部圏なども名鉄と言うライバルがいる中で、他のエリアに出るだけの余力もなければグループ企業も育っていないと言うべきなのかも知れないけれど。

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