JR西日本グループ共通ポイントが2023年春開始!
JR西日本(西日本旅客鉄道)は、2023年春からグループ共通ポイントサービスの「WESTERポイント」を新たにスタートさせるコトを発表しました。
これは従来からある
- J-WESTポイント
- ICOCAポイント
- WESPOポイント
を統合して、共通のグループポイント化するというもので、JR西日本グループ約3,000店舗において、アプリの提示で、原則、110円(税込み)=1ポイントの「WESTERポイント」が貯まると言う形になる。
またJ-WESTカードやICOCAでの支払いでも、「WESTERポイント」が積算できるようになるとのコト。
ためたポイントは、1ポイント=1円としてJR西日本グループの店舗や施設、ウェブサービスなどで利用できる他、SMART ICOCA/ICOCAへのチャージ・ポイント交換商品への交換も可能。
ひとまず、現状利用できるコトが発表になっている主な施設は、以下の通り。
エリア | 施設など |
京阪神 | ・ルクア大阪 ・ミオ(天王寺/和歌山) ・エスト ・アルビ住道 ・夙川グリーンプレイス ・モンテメール ・リブ ・プリコ(六甲道/三宮/神戸/垂水/西明石) ・ピオレ(明石/姫路) ・ポルタ ・ザ キューブ ・アルデ ・エキマルシェ ・エピソード ・イコット ・ラ パレット ・ココシュカ ・ガーランドオブデュウ ・リント ・モニック ・大阪エキウエダイニング ・Drip-X-Cafe ・からふね屋珈琲 ・デリカフェ ・エスタシオンカフェ ・デリチュース ・旅弁当 ・ホテルグランヴィア ・ホテルヴィスキオ ・奈良ホテル ・梅小路ポテル京都 ・ヴィアイン ・TiS ・JR高速バスチケットセンター ・駅直営レンタカー |
北陸エリア | ・マルート ・とやマルシェ ・マリエとやま ・金沢百番街 ・プリズム福井 ・ホテルヴィスキオ富山 ・JR高速バスチケットセンター(金沢) ・駅直営レンタカー |
中国エリア | ・岡山一番街 ・さんすて岡山 ・さんすて倉敷 ・さんすて福山 ・エキエ広島 ・シャミネ鳥取 ・シャミネ松江 ・ガーランドオブデュウ ・ホテルグランヴィア(岡山/広島) ・ヴィアイン(岡山/広島新幹線口/広島銀山町/下関) ・TiS ・広島駅新幹線口1階バスきっぷうりば ・スワロートラベル出雲店 |
九州エリア | ・TiS ・ヴィアイン(博多口駅前) |
首都圏エリア | ・ガーランドオブデュウ ・ヴィアイン(大井町/秋葉原/新宿/東銀座/飯田橋後楽園/日本橋人形町/赤坂) |
中部エリア | ・ガーランドオブデュウ ・ヴィアイン(名古屋新幹線口/名古屋駅前椿町) |
駅ビル・旅行会社・ホテルに鉄道を繋いで、使い勝手を高めた形になり、今後は、外部パートナーとの連携も視野に入れていくとのコトなので、それらが実現すれば、これから先は、かなり化けるポイントプログラムになる可能性が出てきましたね。
駅ナカのセブンでもポイントは貯まるだろうか?
JR各社、グループ各社のポイントを共通化して、沿線共通のプログラムに昇格させようと言う流れがある中で、JR西日本の動き。
既にJR東日本が、JRE POINTをそのスタイルにしていますが、そう言う感じ。
JR東日本は、えきねっとのリニューアルで、JRE POINTの共通化に目処をつけましたが、今回発表になったJR西日本も、鉄道〜駅へとかなりポイント圏が広がる感じ。
ただ駅ビルは多数持っていますが、駅外がまだまだ弱いのかなぁ…と。
スーパーとか、もうちょっと町中の小売があれば、もっと日常使いなんですけれどね。
あと駅ナカのコンビニ。
JR西日本の場合、セブンイレブンが入っていますが、ここでもポイントが貯まるのかどうか。
今のところ、発表された資料の中には、掲載がないんですよね。
駅ナカのセブンでもポイントが積算できれば、日々の生活でも貯めやすくなるのですがね(ただICOCAを利用して支払えば、決済でのポイント付与はあるのでしょうが)。
鉄道業界としては、関西私鉄より優位に立ったJR。
だけれども、グループ力と言う面で見れば、まだまだ私鉄の方に軍配が上がるんだなぁ…と、なんとなくですが、改めて思う感じ。
ただその私鉄のグループ力も、随分とこじんまりとして来たのかな…と言うのは、思うけれど。
阪急阪神が、独自のアズナスからローソンに衣替えしたのとか、その象徴なのかな?と言う感じ。
独自の店舗ブランドを維持できなくなったと言うコトなので(大手ブランドの方が収益が高いと言う話ですが)。
鉄道を核に好循環が生み出せるか?
今までは京阪神の鉄道輸送で収益を上げ、それを地方へと回していたJR西日本。
ただコロナ禍で主力の京阪神エリアでの収益がダウン。
そして少子化も加わり、地方の収益が悪化し、存廃が問われるような状況に。
仮に地方ローカル線を維持しようとするのであれば、京阪神での鉄道収益を上げるか、小売・不動産などのグループ収益を上げていくのが、手っ取り早い。
今回のグループ共通ポイントは、その思惑もあるのかな…と。
ただ他社でもポイントプログラムによる顧客の囲い込みと言うのは、行われている訳で、どれだけ効果があるのかは不明ですけれど、鉄道・駅ビル・旅行事業…
これらの結びつきが強くなって、また好循環が生まれると良いな…と。
ただ個人的にはその為にも、金融部門(クレジットカード)の強化があっても良いのにな…と。
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