デルタ航空、エコノミークラスの機内食サービスを一新!
航空各社がサービスを改善すると言っても、大体は、ビジネスクラス以上の席種であるのがほとんどで、大多数の人が利用するエコノミークラスは、“サービスの改善”とは無縁の話の様に思う。
そもそも足すら満足に伸ばせない様なシート間隔に、各社ともに大差のない機内食。
その分、お安くはなっている訳だけれども、もうちょっと何か差があっても良さそうなのに…と思うし、もうちょっと楽になっても良いのに…と思う。
そんなエコノミークラス。
デルタ航空が2019年11月から新しい挑戦を行うコトを発表しました。
それは国際線のエコノミークラスとしては業界初となるビストロタイプの機内食サービスの提供を開始すると言うコト。
ウェルカムドリンクとビストロタイプの機内食提供へ!
ビストロタイプ?
何それ?と、ちょっと思いましたが、こんな感じらしいです。
Welcome cocktails, hot towel service, bistro-style dining: @Delta to debut wholly reinvented international Main Cabin experience. #PaxEx https://t.co/fKf3rOq5ch pic.twitter.com/2ppBf1Bpzp
— Delta News Hub (@DeltaNewsHub) 2019年7月2日
まず、搭乗時にはウェルカムドリンクとして、カクテル「ベリーニ」の提供。
ウェルカムドリンクでカクテルを出すエコノミーって、今までありましたっけ?と思いつつ、個人的にそれよりも嬉しいのが、機内食の時間に、まず提供される温かいおしぼり。
機内で温かいおしぼりが出ると、やっぱり嬉しくなるのは、ボクだけでしょうか。
そして、今回のサービス改定の最大のポイントは、前菜とメインディッシュをそれぞれ選べる機内食が提供される点で、それぞれ好きなモノがエコノミークラスでも選べるようになるとのコト。
さらにメインディッシュはボリュームも増やすとのコト。
機内食って、何食食べても、あまり満腹感がないので、これもちょっと嬉しいですね(別に大食いな訳じゃないんですが…)。
日本~北米線はもれなく新サービス導入へ!
既に2018年から成田~ポートランド線で試験的に導入されていたのですが、その結果を元に変更を重ねて、今回のリリースと言うコトになりますが、新サービスは、以下のフライトで実装されるとのコト。
・フライト時間が6.5時間以上の国際線
・デルタワン/デルタプレミアムセレクトを提供する一部の短距離国際線
日本~北米線は、フライト時間が充分なので、このサービスが提供されるコトになりますね。
LCCとの差別化を図るには機内食がベストじゃない?
でもこれって、在庫の調整がかなり難しそうな気がしてしまいます。
後列でも選べるだけの在庫を、前菜とメインディッシュ共に用意しているんだろうか…と。
最後の方だと、どちらも選べなくなってしまいそうな気すらしますが、実際の試験運用の際は、どうだったのでしょうね。
メインディッシュと前菜が選べるようになる。
確かに、今までなかったスタイル。
逆にそれがアメリカのデルタ航空からスタートすると言うのが、意外な感じがしなくもないですけれどね。
個人的には、アメリカ系の航空会社の機内食には、ほとんど期待していませんが(それでも随分と改善が図られているイメージではありますが)、やっぱり嬉しいニュースなのは間違いがないです。
だって機内食は、機内での一大イベントですからね。
これをきっかけに他社が続いてくれれば…と思うぐらいですが、このサービスを実施するには、それだけのオペレーション能力も必要な気がするから、簡単には行かないのかも知れませんね。
ただLCC各社が短距離から中距離まで進出して来ている中、フルサービス型のキャリアがLCCと比べて差別化が出来る一番の分野は、この機内食だと思うので、各社ともに変わって行くと良いのですが。
まぁ、何よりも大して利益にもならないエコノミークラスで改善を図っていくと言うスタイルが、そもそも嬉しいんですけれどね、ボクは。
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