JALのサーチャージはゾーンHに!
「JAL」が、2023年6月1日以降の発券分から、国際線の燃油特別付加運賃(燃油サーチャージ)を引き下げるコトを発表しました。
現行の燃油サーチャージは、4月1日発券分以降の改定で久しぶりに大きく値下がりしましたが、それに続いてまた値下がりと言うコトになり、夏のハイピークを前に嬉しい感じになりそうですね。
ひとまず、改定後の燃油サーチャージは、こんな感じに。
区間(日本発・片道) | 現行 | 6月以降発券分 |
韓国・極東ロシア | 4,100円 | 3,500円 |
東アジア(韓国・モンゴル以外) | 8,800円 | 8,400円 |
グアム・パラオ・フィリピン・ベトナム・モンゴル・イルクーツク | 12,700円 | 11,000円 |
タイ・マレーシア・シンガポール・ブルネイ・ノヴォシビルスク | 19,600円 | 17,900円 |
ハワイ・インドネシア・インド・スリランカ | 23,500円 | 21,300円 |
北米・ヨーロッパ*・中東・オセアニア | 36,800円 | 33,400円 |
*ヨーロッパ内での乗継便に、ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)/フィンエアー(AY)・イベリア航空(IB)が運航するJALコードシェア便利用の場合は、区間ごとにビジネスクラスは40USD・エコノミークラス32USDが必要
「JAL」の場合、燃油サーチャージは、シンガポールケロシンの市況価格2ヶ月間の平均を、同じ期間の為替レートの平均を円換算して出した金額を基に決定すると言う形になっていますが、今回の対象期間で見てみると、2023年2・3月のシンガポールケロシンの市況価格は、1バレルあたり平均103.03US$(前回は123.95US$)。
ここに平均の為替レート1US$=133.31円を乗じ、シンガポールケロシン市況の円貨換算額は、13,734円(前回は14,992円)。
改定前はゾーンIでしたが、1ランク下がってゾーンHになるコトに。
前回までだと、往復で考えると、
- タイ…39,200円
- ハワイ…47,000円
- 北米大陸/ヨーロッパ…73,600円
でしたが、今回の改定だと
- バンコク…35,800円
- ハワイ…42,600円
- 北米大陸/ヨーロッパ…66,800円
と言うコトになり、小幅ながら負担が軽減されたと言う感じにはなりましたね。
半年前と比べると、かなりの負担減に!
去年までと比べると、急速に燃油サーチャージが下がってきた感じがしますね。
今回は1ランクだけのダウンでしたが、去年の秋までなら、欧米まで片道で57,200円していたので、往復するとサーチャージだけで1人100,000円をオーバーしていたのが、往復66,800円と言うのは、やはりかなり負担減になった感じ。
もちろん、まだカップルやご夫婦で北米大陸・欧州まで行くと、100,000円を往復でオーバーするし、家族連れともなれば、それだけでかなりの金額にはなりますけれど、韓国ならば往復で7,000円にまで下がって来ましたからね。
かなり負担減と言う気になりますね。
ってか、どうでも良いのですが、北米大陸とヨーロッパって、どうして同じ価格設定なんですかね?
現状、ロシア上空を避けて東回りでヨーロッパまで飛んでいるので、距離も時間も飛行が長くなっていると思うのですが…
ロシア上空を飛ばなくなってから、もう1年が過ぎているのに、こうした部分は改定にならないんですかね?
それとも単純にできないのかな?
まぁ、そう言う意味では、北米大陸も東海岸と西海岸で同じ区分設定と言うのも、おかしい気はしてしまうけれど。
夏に向けて好循環になるか?
現在、「JAL」は国際線のスプリングセール開催真っ只中。
ホノルルまで燃油サーチャージ込みで往復90,000円と言うセールで、他にもアジア路線・ヨーロッパ線でセールが行われていたりします。
JAL、国際線スプリングセール、開始!燃油込みでホノルル往復90,000円!
ただこのセール、2023年4月17日まで。
今回の燃油サーチャージの改定は、6月1日以降の発券分から有効。
と言うコトで、値下げの恩恵は受けられないと言うのが残念なところ。
ってか、「JAL」の場合、その前の国際線のセールであるJALスマイルキャンペーンも、3月中の発券が必要だったので、4月1日以降の燃油サーチャージ改定に届かず…
単純に改定とセールのタイミングが合っていないだけなんですけれど、もう“狙ってる?”と言いたくもなっちゃいます。
ただ仮にセールがなかったとしても、燃油サーチャージの値下がりは、良いニュース。
これで好循環の流れができると良いですよね。
特にこれから、最大の繁忙期に入ってくる訳ですし。
コメントを残す