香港居民のみ外国人観光客にも対象拡大!
「マカオ政府旅遊局」(MGTO)が、2023年4月10日〜6月30日まで「Macao Treat」として、香港〜マカオ間の往復に必要な一部交通機関の運賃で、片道を無料とするキャンペーンを開催中です。
これは元々、1月13日から香港居民を対象として開催してきたキャンペーンの第2フェーズと言う位置付けで、インバウンド誘致効果があったと言うコトで、対象に香港を訪れる外国人にも拡大したモノ。
ひとまず内容は、こんな感じ。
キャンペーン期間|2023年4月10日〜6月30日
対象|
・香港在住者
・香港を訪れる外国人
内容|
香港〜マカオを往復する場合、片道が無料になる
対象交通機関|
・TurboJET(高速船)
・Cotai Water Jet(高速船)
・HK-MO Express(港澳快線・バス)
・One Bus(港澳1號・バス)
・Eternal East Cross-Border Coach(永東直巴・バス)
注意点としては、期間中1人あたり各交通機関を1回ずつ利用が可能。
そして、一番の注意点は、日帰りでの利用は対象外で、往路と復路を同日とするコトは不可ぐらいでしょうか。
かなり条件は低いキャンペーンになっていますね。
香港からマカオへは、高速船でもあっと言う間ですし、バスで行くコトも可能なので、交通手段も豊富ですしね。
期間が6月30日までと、日本の夏休みシーズンだと対象外なのは、ちょっと残念ですが、使える人は使ってみるのも良いかと。
マカオ、挽回なるか?
香港もマカオもコロナ禍では中国の政策もあって、実質的に観光客が皆無になってしまう時期が長かったが故に、挽回に一生懸命ですね。
その中で、インバウンド向けの政策と言うのは、嬉しい限り。
第1フェーズの段階には、延べ14万5,657人の利用があったとのコト(利用の内訳は、船が約10万人、バスが約4.5万人)。
今年1〜3月の暫定インバウンド旅客数は496万人で、うち約151万人が香港旅客。
そこを増やしていこうと言うキャンペーンですね。
ただ香港を訪れる旅客も、まだまだ回復途上に付いたばかり。
どこまで狙い通りに第2フェーズでマカオを訪れる人が増えるのか…と言う感じはしますが、マカオらしいキャンペーンとも言えそう。
香港とマカオ。
どちらも魅力的なスポットだけれども、やっぱり泊まりやすいのはカジノに興味がなければ、選択肢が豊富なのは香港。
その香港を訪れるついでに1泊、マカオ。
個人的には、マカオはマカオでカジノに行かなくても楽しかったですし、香港のついで…と言うにはもったいないスポットだとは思うのですが、玄関になるのは、やっぱり香港である人が多いでしょうしね。
日本もインバウンド喚起はどうする?
日本も水際政策を緩和してから、時間が過ぎた。
そろそろインバウンドも増え始めたけれど、さらにインバウンドを推す政策を打ち出したりするのだろうか。
個人的には、もう日本のインバウンドは、闇雲に量を追い求めるタイミングでもないとは思う。
それよりも高単価が狙えるような層にターゲットを絞った方が、吉のようには思う。
もちろん、その結果、ボリュームは少なくなるし、幅広いインバウンドの恩恵と言うのは得にくくなるかも知れないけれど。
どう言うインバウンド向けの政策を打ち出すのでしょうかね。
一旦、リセットになった今こそ、改めて日本のインバウンド政策を考えるタイミングだとは思うんだけれど。
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