破格の安さのJAPAN RAIL PASS、ついに値上げ!しかも最大77%上げ!

値上げ!でも追加料金でのぞみ利用可能に!

JRグループがインバウンド向けに販売している「ジャパン・レール・パス」ですが、2023年10月を目途に、サービス内容改定と販売価格の改定を発表しました。

割安で知られているパスですが、最大で77%もの大幅な値上げになる予定です。

ひとまず、「ジャパン・レール・パス」は、JRグループ6社が共同で販売している周遊パス。
グリーン車用と普通車用の2種類があり、それぞれ7・14・21日間有効の3つに分かれているので、合計で6種類が販売されているのですが、有効期間内であれば、一部の列車を除いて自由にJR線を乗り降りできると言うモノ。

外国からの短期滞在・観光目的で訪れる訪日外国人旅行者であるコトなどが購入条件になっています。

ひとまず改定後の販売価格は、以下の通り。

種類現行価格改定後
席種有効期間JR指定販売店専用サイト
普通車用7日間29,650円33,610円50,000円
14日間47,250円52,960円80,000円
21日間60,450円66,200円100,000円
グリーン車用7日間39,600円44,810円70,000円
14日間64,120円72,310円110,000円
21日間83,390円91,670円140,000円

*こども用は半額(購入日において、6歳以上12歳未満が対象)

現状、JR指定販売店ならびに代理店と専用サイト(JAPN RAIL PASS Reservation)の販売ツールによって価格が異なっているのですが、まずそれが統一されます。

普通車の7日間券だと、現行の指定販売店だと29,650円だったのが、50,000円に(約69%の値上げ)。
グリーン車の7日間券だと、現行の指定販売店だと39,600円だったのが、70,000円に(約77%の値上げ)に。

ただ現行だと東海道・山陽新幹線の「のぞみ」と山陽・九州新幹線の「みずほ」の利用はできないコトになっていますが、改定後は、乗車前に専用のきっぷを追加で購入するコトで、「のぞみ」・「みずほ」への乗車も可能になるとのコト(但し、現時点で専用きっぷの価格は未発表)。

因みに、グランクラスに関しては、現状も特急料金とグランクラス料金を別途に購入すれば利用可能。
但し、北海道・東北・上越・北陸新幹線のTRAINDESK車両は、2023年4月1日から利用不可になっています。

単純往復だと元が取れない場合も?

格安料金だった「JAPAN RAIL PASS」の値上げ。

かなりの上げ幅ではありますが、寧ろ、妥当な線じゃないの?と言う感じもするし、かなり嫌らしい価格設定になったなぁ…とも。

格安とも言い難いし、高いとも言い難い。
それでいて、単純に往復するぐらいだと、やっぱり元が取りにくいような感じにしたな…と。

がっつり乗る場合は、改定後でもお得感はありますが、7日間券だと観光する時間を含めると、そこまでがっつりと利用するとは言えないですしね。

例えば、東京に到着して、1・2日目は東京観光。
3~5日目に大阪・京都観光。
6日目の夜に東京に戻って、翌7日に帰国~なんてコースだと元が取れない感じになりますね。

14・21日間券だと、そこそこ観光する時間も設けられるし、ある程度、遠距離の移動もしやすいですから、値上げ後も容易に元は取れるのでしょうが。

ただいよいよ別途、追加料金で「のぞみ」「みずほ」に乗車が可能になるんですね。

東海道新幹線だとやはり「のぞみ」の本数が圧倒的になりましたから、速度よりも、本数的には有り難い話にはなるのかも。

まぁ、そこまで急ぐ人も多くはないので「ひかり」で充分と言う人も多いかも知れないですが。
追加料金が幾らぐらいになるのか…と言うのにもよりますけれどね。

ドルベースで考えれば、まだ安い?

インバウンド客が戻りつつある状態で、まさかの価格改定。
しかも、かなりの大きな値上げ。

ただ円換算で考えたら、かなり大きいですが、ドル換算にしてしまえば、まだ割安感があったりするのかな?
その辺りは、どの国・地域から来られたによって、受け取り方が異なるかもしれませんね。

ただそれにしても…
かなり上げたなぁ…と言うのが、正直な感覚。
それだけ今までが異常なぐらいに安かったとも言えるのでしょうが。

まだまだ便利なパスであるコトには変わりがないですが、それをどこまで打ち出せるのか。
そして地方への誘客には、このパスがやはり大きなツールにもなるでしょうが、影響が出なければ良いですけれどね。

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