京王、住信SBIと組んで京王NEOBANKのスタートを発表!

住信SBIに京王のサービスをプラス!

大手私鉄の1社である「京王電鉄」が、2023年秋から新たな金融サービスとして「京王NEOBANK」をスタートさせるコトを発表しました。

その名前が示す通り、住信SBIネット銀行が提供する銀行サービスに京王グループのサービスが加わると言うモノで、京王パスポートカード会員向けのネット銀行サービスになり、専用アプリから口座を開設するコトで、預金・住宅ローンなどのサービスに応じて京王ポイントの付与などが受けられるコトになります。

関係当局の許認可取得が前提となり、詳しい開始時期やサービスの内容については、現時点では未発表。
住信ネット銀行が、パートナー企業へ銀行機能を提供するBaaS(Banking as a Service)の一環ですが、鉄道会社の参画は実現すると京王が初と言う形になりますね。

京王は、沿線外への広がりが薄いのが残念だが…

住信SBIネット銀行が提供している「NEOBANK」。
交通機関であれば既に、JALとの提携である「JAL NEOBANK」が始動しているので、それに続くモノになりそう。

JAL NEOBANKスタート!マイル貯まるけれど、メリット・お得度は低め?

スタート直後は、どうなんだろう?なんて思っていたのですが、元々の住信SBIネット銀行のサービスが利用者的には便利なのに加え、サービスも少しずつ充実してきており、JAL Global WALLETと併せて活用すると、なかなかイイ感じの総合金融サービスになりつつある「JAL NEOBANK」。

鉄道業界ならば、より日々の生活と接点がある訳なので、相性は良さそうですね。

ただ京王って言うところが、意外性もありましたけれどね。

確かに大手私鉄の1社。
新宿と渋谷の双方に自社路線として乗り入れがあるし、百貨店・スーパー・本屋…と小売りの子会社もある。

ただあくまでも沿線のみの展開で、それ以外になるとホテル(京王プラザホテル・京王プレリアホテル・京王プレッソイン)ぐらい。

ポイントを軸にして、顧客基盤を広げたいと言う感じじゃないですね。
今回、発表になった「京王NEOBANK」を提供するコトで、生活関連サービスの裾野を広げたいと言う感じでしょうか。

ただBaaSと鉄道業態って、組み合わせ的には良いと思うので、これからの展開に期待したい感じはしますけれど。

JRE BANKのスタートも控えるが…

鉄道会社の金融サービスとしては、今まではクレジットカードが主流で、他には阪急阪神がエキナカメインのATMサービスであるPatSatを展開しているぐらいだったと思うのですが(阪急は一時、消費者金融も手掛けていましたが)、既にJR東日本が楽天銀行と組んで、「JRE BANK」をスタートさせるコトが発表になっています。

JR東日本、銀行に進出!2024年にJRE BANKスタートへ!

個人的にはNEOBANKは使い勝手もイイと思うので、期待したい所ですが、やはりグループ力が全然違うので、JRE BANKがどう広がって行くのかは気になるところ。
そこまでの大盤振る舞いはナイでしょうが、JRE POINTがグループの核になり始めたと言うのも、大きいですからね。

いや、もちろん、京王沿線にお住まいならば、便利なNEOBANKシリーズは開設して損はしない銀行ですけれどもね。
あくまでも、広がりが薄い…と言う意味で。

でも、京王のサービスって、そこまで派手さはないけれど、堅実に便利なモノを提供してくると言うイメージなので、さらにグループ力を高めて行く感じになれば良いですよね。

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