ベネズエラで、グアイド氏の決起!勝算は?どうなる情勢?

混迷極まるベネズエラ情勢

「令和」になって、日本がほんわかとした平和モードと連休を楽しんでいる中ですが、南米のベネズエラでは、軍や市民に対して、暫定大統領への就任を宣言していたグアイド国会議長が、決起を呼びかけ、いよいよマドゥロ政権との対峙に対して、新しい局面になりそうな展開が起きました。

グアイド氏は、自宅軟禁中だった野党主導者であるレオポルド・ロペス氏と共に、首都・カラカス市内の空軍基地に姿を現し、兵士たちに野党勢力への合流と、マドゥロ政権に立ち向かう様に訴えた。

マドゥロ政権の命綱が、軍。
その政権基盤に足を踏み入れたと言うのは、これまでなかった話であり、大きな変革。

マドゥロ政権側との治安部隊との間に、衝突が断続的に続いたと見られるが、政権側は、「クーデターは失敗した」と主張。

確かに、このグアイド氏側の決起に応じたとされる兵士がいなかった訳ではない。
ブラジル大統領府によると、離反した25人のベネズエラ軍兵士が、ブラジル大使館に亡命申請をしたコトを明らかにしている。

が、大規模な軍の離反は起きていないのが実情の様で、軍はまだまだマドゥロ政権側への忠誠を誓っている感じがある。

一方で、ポンペオ米国務長官は、マドゥロ氏が、キューバのハバナへの亡命の為に、滑走路に飛行機を用意していたが、ロシアが国内に残るように求めた為に踏みとどまったと言う話もある。

結果的に、クーデターは現時点では成功していない。

それは事実。

マドゥロ政権は、未だに政権を維持しているし、軍の大部分は、政権側についている。

鍵となるのは、利権と直結している軍であり、軍としてはマドゥロ政権とは分かちがたい関係な訳で、これをグアイド氏側が切り崩すのは、並大抵の話ではないのだろう。

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グアイド氏側が追い詰められている?

軍の中でも下級の兵士の離反は、あったと言うのも事実。

マドゥロ政権側としても、これ以上の軍・兵士の離反は是が非でも避けたい所だろうし、経済が好転せず、深みにはまっている中で、なかなか妙手がないのも事実で、グアイド氏の拘束が最大の手段なのだろうが、それをしたらどうなるか…と言うのが、問題になってくる。

だけれども、マドゥロ政権側以上にグアイド氏側が追い詰められている感じはする。

人道支援物資を国外から運び込む計画が失敗してしまったのに加え、マドゥロ政権からの身柄拘束の圧力も、日に日に強まっていて、この4月にはグアイド氏の不逮捕特権がはく奪されていると言う中で、今回、こうした大きな呼びかけをせざるを得なかったのではないのか。

ふと、そんな感じもする。

3月に大規模な停電がベネズエラ全土で複数回あるなど、より混迷を極めつつあるベネズエラ。
今でも電気の供給は不安定で、断水も深刻化していると言う。
豊富な産油国でありながら、国が崩壊しつつあるのが、実情だろう。

だからこそ市民としては、グアイド氏の支持が圧倒的なんだろうが、結局の所、軍を掌握出来ているかどうか。

そこに尽きるんだろうな。

でも、まだまだ軍を掌握している感じがあるマドゥロ政権側が、どうしてキューバへと脱出しようとしてのか…と言う意図が、全然分からない。

それだけ追い詰められていると言うコトなのか、それともアメリカ側によるプロパガンダによる情報なのか。
そしてマドゥロ政権側が、大規模に軍を出しておらず、どうも散発的に局所で対立が起きていると言う感じがしなくもない。

それは市街地内での交戦を避けたいと言う話なのか、それともそれだけの余力がないと言う話なのか。

それすら分からない状態だけれども。

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ベネズエラの正しい情報は、今、どこに?

全体的に、情報がなさすぎるのが、問題なのだろう。

それは海外に情報が届かないと言うだけでなく、国内でも情報が行き届かないと言う状況なのだと思う。

カラカスの情勢だけですら届いてこないのだから、地方の情勢なんて望むべきもない訳で、ホントにベネズエラの現状がどうなっているのか、さっぱり…と言う感じがある。

まぁ、言い換えれば、そうした統制がまだ行えていると言うコトなのかも知れないけれども、マドゥロ政権側によって。

そして、それは今に始まった話ではなくて、前大統領のチャベスだって、同じ様な言論統制は行っていたのだろうけれど。

ってか、今回の騒動だって、「クーデター」なのか、それとも「デモ」なのか、さっぱり分からない。
グアイド氏は、あくまでも「デモ」としており、軍の一部を巻き込んだ「デモ」だと言う印象なのだけれども、それでは先に進まない感じがしなくもないけれどね。

混乱が続くベネズエラ。

ロマイラ山に、ビーチ。
何気に観光スポットの多い国なだけに、旅人としても早く治安と情勢が回復するコトを期待してやまない訳ですが。

果たして出口は何処にあるのか。
そして、いつになったらそれが迎えられるのだろうか。

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