十津川警部の生みの親・西村京太郎さん、死去

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たびかず
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ども。
たびかず(@tabikazu40)です。
長旅に出たり、フラッと旅したり、そんな旅ヲタなアラフォーです。

作家・西村京太郎氏、死去

日本におけるトラベルミステリーの第一人者とも言える存在である作家の西村京太郎氏が、2022年3月3日に死去したコトが明らかになった。

代表作である「十津川警部」シリーズは、たびたびテレビドラマ化されているコトもあって、読んだコトはなくても名前や作品を知っていると言う方もいるかと思いますが、デビューはやや遅咲きの1961年。

以来、長い間に渡って執筆活動を続けてこられ、その作品数は約680冊と言うから、驚きである。

今でこそトラベルミステリーと言うのは日本でも知られるようになったけれども、やはり西村氏の影響はかなり大きいと思う。

ただ初期のころは、別にトラベルミステリーばかりを書いていた訳ではなく、社会派の推理小説が多く、1978年に発表した『寝台特急殺人事件』がヒットしたコトで、それ以来、トラベルミステリー作品を多く発表するコトに。
寧ろ、トラベルミステリー作品以外の著作がなかなか書けない(出版社的に望まれるのがトラベルミステリー作品だと言うコトもあって)と言う状況だったとのコトですが、それは、やっぱり第一人者だと言う証だったようにも。

享年91歳。
ただただご冥福をお祈りしたい。

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地方私鉄・第3セクターまで舞台に!

文庫化・再文庫化になるような作品も多く、旅・移動のお供に持って出掛けやすく、そこそこのボリュームがありながら、サラリと読める。
でも、ちょっと旅した気になる…みたいな感じで、昔はよく読んでいたりしていました(そう言えば、最近はちょっとご無沙汰になってしまっていたけれども)。

それこそ高嶺の花で乗れないような“トワイライトエクスプレス”とか、“北斗星”だとか、そうした列車を舞台にした作品は、やっぱり面白く読んでいたりしました。

最近の日本では、長距離を走る鉄道も少なくなり、ローカル線は本数が激減してしまい、なかなかトリックになるような鉄道や路線は少なくなって来たかに思いますが、それでも晩年まで多作を維持されており、JRだけでなく大手私鉄・地方鉄道まで取り上げるなど、色々と新境地を広げていて、もう作品に取り上げられていない路線なんて、今の日本にあるのだろうか?と思うレベル。

まぁ、中には冒頭でしか鉄道は取り上げられていない作品もあったりはしますが…

ってか、作品として取り上げられた列車には、もう無くなってしまった列車も多くありますし、路線そのものがなくなったと言うところもあるのは、西村氏の作家人生が長いからって言う話なのでしょうかね。

さらにワープロなどを使わず、全て手書きで、月平均にすると400枚ほど執筆していると言うから、ホントにスゴイな…と思う訳だけれども、これだけの多作をこなすスキルと言うのは、どうやって身につけて行ったのだろう?と思ってしまう。

取材もご自身で行なっていたと言うから、その時間も必要でしょうし。

またどうやってその旅先を選んでいたのでしょうね。

新しく誕生した列車などは、もちろんターゲットとしては最優先になるのでしょうが。

旅人としては、その辺りもちょっと知りたいところではあります。

十津川警部シリーズの名作!|終着駅殺人事件
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これからのトラベルミステリー作品は…?

トラベルミステリー作品。

それはある意味、時間に正確で、多種多様な列車が走る日本だからこそ…と言う作品なのかも知れないですね。

これがインドとかなら、少なくとも時刻表を使うようなトリックは使えないですし(開いている列車のドアから飛び降りて、車・飛行機移動と言うのであればあり得るけれど)、車両だって、毎月、全国のどこかで新しい車両が生まれるぐらいに多種がなければ、ここまで多作にはなれないですしね。

そう言う意味では、「十津川警部」シリーズで、海外版なんかをもっと読んでみたかったりもするけれど(『オリエント急行を追え』や『シベリア鉄道殺人事件』などで、海外を舞台にしている作品もあるけれど)。
あと鉄道だけでなく、飛行機などをモチーフにした作品も読みたかったなぁ…と言う気はしますが。

デビューして約60年。

多作でホントに1年に何冊も新刊を出していらっしゃったから、本屋に行ってもいつも新刊本のコーナーに作品があった感じがするので、いつでもお元気なイメージでしかないのだけれども、享年91歳と言うコトにも驚き。

ちょっとのんびりされて欲しいな…と同時に、これからの日本では、トラベルミステリーや旅をモチーフにした作品と言うのは、減ってしまうのかなぁ…とも。

別にそこまで多作じゃなくても良いけれど、旅情だとかを感じさせるような作品が、また生まれるコトを願うばかり。

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