Alipay、日本のクレジットカードでもチャージが可能に!

アリペイ、日本のクレジットカードでチャージが可能に!

中国で人気を誇る「Alipay」(アリペイ・支付宝)が、外国人が中国国内での決済が出来る様になるサービスの「Tour Pass」をスタートさせました。

日本よりも先にキャッシュレスが進んでいる中国の旅行で、使えると大変便利な「Alipay」や「WeChat Pay」。

今年に入ってから規制強化の影響で、「Alipay」も「WeChat Pay」も、中国に銀行口座がある人しか使えない仕様に切り替わっており、旅行者的には、中国国内でキャッシュレス決済が出来ないと言う状態になっていたのですが(裏技がない訳じゃなかったけれど)、この「Tour Pass」が実装されたコトで、かなり便利になるコトは間違いがなさそうです。

Alipay内のミニアプリと言うスタイルで可能に!

今回、サービスがスタートした「Tour Pass」は、正確に書くと、“上海銀行のプリペイドカードに、日本国内発行のクレジットカードでチャージが出来る様になった”と言う方が正しいのかも知れません。

もっと平たく言うと、「Alipay」内のミニアプリと言う感じ。

具体的に出来るコトは、こんな感じです。

Alipay TourPassで出来るコト

・クレジットカード/デビットカードから中国元のチャージ
・中国国内での決済が可能
・1度の最高チャージは、2,000中国元まで

登録に関しては、あんまり旅行者向けの親切な設計になっていない感じもしますが、ようするに“検索”をすれば、サービスに辿り着けます。

具体的に、ざっくりとですが手順を見てみます。

TourPass利用開始方法

■利用開始手順
・アプリ立ち上げ
・更多→検索欄に「TourPass」で検索
・ミニプログラムである「TourPass」を選択
・チャージ額入力
・詳細情報入力

■登録に必要な情報
・Nationality(国籍)
・Passport No.(パスポート番号)
・Full Name(氏名)
・Date of Birth(誕生日)
・Chinese Visa Photo(中国ビザの写真)
・Card Info(クレジットカード番号)

こんな感じです。

中国に空路入国で、短期間の滞在の為にノービザであったり、中国渡航前の日本にいる間に準備したい場合は、「Chinese Visa Photo」をクリックして、「Visa exempt country PASSPORT sample」でもパスポートの顔写真ページでも代用が可能と言うのが、有り難い所ですね。

さらに90日後に、未使用分は返金処理になるとのコトなので、“使い切らなくちゃ”と言う心配も、要らないと言うコトになります(ここはアリペイと中国を信用するしかないです)。

日本人でも日本のクレジットカードでも登録が出来る様になり、未使用分はちゃんと返金される。

もう…
これで旅行者と言えども、キャッシュレス決済が可能になり、便利になりますね。

ってか、やっぱりこう言う対応は、早いですね、アリペイ。

次に期待したいのは、LINE Pay!

個人的には、こうした感じで、どんどん外国人であってもキャッシュレス決済が利用出来る様になって欲しいモノ。

とりあえず、タイと台湾。

どちらもLINEとLINE Payが流通していますからね。

ただ現状、日本のLINE IDでは公式には“非サポート”と言う状態。
タイのLINE Payも現地SIMが必須になりますし、そもそもLINEは1台のスマホで2つのアカウントを同時に持つコトが出来ないので、日本のを一旦消して、タイのLINEをインストールせねばいけませんから、やっぱりちょっと不便(日本のモノはデータを消すのではなく、電話番号ですぐに復活させられるけれども)。

LINEは各国のLINEと、中国のWeChat Pay、韓国のNaver Payとの間で共通利用を促す「LINE Pay Global Alliance」を打ち立てていますが、とりあえず、各国のLINE間だけでも先行して簡単に使える様になると有り難いんですけれどもね。

ってか、技術的には、そこまで難しい話だとも思えないんですけれどもね。

今回の「Alipay」の様に、日本のIDの下に各国のLINE Payがミニアプリで並ぶと言う感じでも、旅行者的には充分な訳ですし。
法規制とマネーロンダリングなどに関する部分が残るのかとは思いますが、「Alipay」で出来るんだから…と、つい思っちゃうのですが、まだ実装されない所を見ると、何かしらの法規制があるのか、それとも利用者が多くはないと見られているのか…

国内で色々な“〇〇ペイ”が乱立しているからこそ、海外にもベースがあるLINE Payなんかは、“海外でも使えます~”を売りにしたらいいのに…と思うのだけれど。

ってか、そう言う意味では、今回、日本のクレジットカードでも登録が実装された「TourPass」は香港やマカオでも利用出来るのだろうか?
やっぱり国内扱いにならなくて、「Alipay HK」を使わないとダメなんだろうか?

そこはどうなんでしょうね。

キャッシュレスな旅へ。

もちろん、スマホ1台への依存が高くなると言うリスクはありますけれども、やっぱりそれは魅力的。

特に海外の小銭って、残しても不便ですからね。

まぁ、タイならばボクの場合、数年に1回は行くでしょうから、再両替とか、全く気にせずに残しちゃってますけれども、キャッシュレス決済がメインになれば、小銭と言う概念が遠くなりますからね。

そうなると、やっぱり便利です。
そして、そう言う時代になれば、また“旅に持って行くお金”のカタチが、ガラリと変わると言うコトにもなりますね。

“現金+T/C”から“クレジット or デビットで現地引き出し+現金”に変わって来たのが、“現金+QR決済”と言う感じに変わる訳でしょうから。

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