この記事は、コロナウイルスの影響で、断念したウラジオストクの旅行を、空想で行なってみると言う記事です。
なので、実際に行っている訳じゃないのをご了承ください。
トカレフスキー灯台は、のんびりスポット
ウラジオストク5日目。
実質的な最終日です。
まずは「トカレフスキー灯台」へ。
ウラジオストクの中では、1番人気のある灯台らしいのですが、そもそも“人気のある灯台”と言う意味があまり分からないけれど。
市内中心部から直線距離で見れば、そこまで遠くはないけれど、アクセスはやや不便。
まずは60番のバスに揺られるコト、20~30分。
終点のMayak到着。
終点なので、折り損ねることがないのは、嬉しいけれど、さらにそこから歩いて30分。
ようやく到着しました。
細い岬の先端にある灯台なのですが、満ち潮以外の時は、灯台まで行けると言う場所。
因みに、行きたくなったのは、GoogleMapを見ていて、何だかムショーに行きたくなっただけで、特に、他意はないんですけれど。
潮の満ち引きの時間チェックはマストです(冬場は、周辺の海が凍るので、いつでも歩けるらしいのですが、真冬以外だとそもそも氷の厚さが分からないので、ちょっと怖いですよね…)。
ルースキー島に掛かる橋などもしっかりと見渡せるので、何だか気持ちいい感じ。
出発する時に、軽く食べられるパンとフルーツを買って来たので、海辺を見ながら、ちょっとぼんやり。
若者旅人がやると、これだけのコトでも、絵になるのかも知れないけれど、アラフォーおっさんがやると、単なる黄昏にしかならない現実がありますが。
実は、この「トカレフスキー灯台」。
夕陽時もイイ感じらしいのですが、さすがに日没後にバス停まで30分近く歩くと言うのも、気が引けます。
別に1時間ぐらいで市内中心部まで行けるので、そこまでアクセスが悪いかと言われると、そうでもナイ気はしますけれど。
短いケーブルカーに乗って黄昏スポットへ
なので、夕方前に市内中心部に。
今度は、中心部からも程近い「鷲の巣展望台」へ。
多分、フツーならばウラジオストクに来て、最初に行く様な場所です。
標高214メートルの丘の上にある展望台。
そこまで高さもないので、歩いても登れますが、ケーブルカーも走っているので、ここはケーブルカーで登ってみます。
全長180メートルの短い路線。
あっと言う間ですが、実はソ連では初のケーブルカーなんだとか。
乗ってしまうと、ホントにあっと言う間で、“やっぱり乗るほどの長さじゃなかったかな…”なんて思っちゃいましたけれど。
さて展望台。
鐘楼と宣教師キュリロスとグラゴール文字を考案したと言われている(キリル文字の原型)メトディオスの像がある上段と、下段の2層構造。
個人的には、上段だと下段も視界に入ってしまうので、下段の方が好きかな…とは思いますが、金角湾・金角湾大橋、さらにその先はルースキー島とかも眺められ、高さがそこまである訳じゃないのに、なかなかの展望が楽しめました。
少しずつ日が傾いて行って、やがて夕暮れ。
旅の最終日の丘から見る夕暮れ。
旅の長さに関係なく、どうも感傷的になってしまうのが、不思議ですけれどね。
やっぱり最後は黄昏たくて(?)、このスポットは最後に取っておいたのですが、正解でした。
うっすらとウラジオストクの街並みに陰陽がはっきりし始め、建物がオレンジ色に輝き始め、明かりが灯り、空も青から赤く染まり…
そして日没。
さ、最後に宿の周辺に飲みに行こうっと…
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