PASMO、来春から払戻に手数料を再設定へ!ただ裏道も残る。

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PASMO、払い戻しに手数料復活!

PASMO協議会が、2022年春頃からPASMOカードの払い戻し時に、220円の手数料が必要になるコトを発表しました。

元々、PASMOカードは、チャージして繰り返し利用するコトで、環境にも優しいICカード。

2014年4月に払い戻し手数料を廃止し、現状、払い戻し手数料は無料なのですが、それを有料化すると言うコト。

これは購入後、ごく短期間で払い戻しを行なうケースがあり、多くのカードが廃棄されている実情があり、短期間での使用による払い戻しの抑制を狙い、手数料の再有料化を実施すると言うモノ。

PASMOカード(記名・無記名)の場合は、チャージ残額から手数料(220円)を差し引いた額に、デポジット(500円)を加えた金額で返金と言うコトになり、チャージ残高が220円以下の場合は、デポジットのみの返金になります。

PASMO定期券の場合は、定期券払戻計算額とチャージ残高の合計から手数料(220円)を差し引いた金額に、デポジット(500円)を加えた金額で返金されるコトになり、定期券払戻計算額とチャージ残高の合計が220円以下の場合は、デポジットのみの返金になります。

一体型の返金金額も同様ですが、それぞれデポジットの返金がないと言うコトになります。

残高をゼロにしておけば、実質、手数料不要?

PASMO協議会の発表だと、短期間での払い戻し例が多いと言うコトは、分かる。

だが、どれぐらいのケースがあるのかは不明。

まぁ、家に置き忘れたコトに気が付き、PASMOを購入。

その日や翌日などに払い戻し…と言うケースはありそうな気がするし、地方から遊びに来て、3日間だけPASMOを利用したと言うケースだってあるでしょうから、そこまで例としては少なくないと言うのが実情なのでしょうね。

で、その費用がネックになって来たと言う感じなのでしょう。

ってか、再利用はされていないの?と言うのも驚きではありますが。

いや、仮にされていても、再利用には費用が掛かるのも事実であり、それを無料で行なっていたのでは割に合わないと言う話なのでしょうが、抑制が主目的であるのならば、単に、短期間で払い戻しができないようにすると言うのアリなのでは?と言う気もしますけれどね。

そして、気になるのは、

チャージ残高が220円以下の場合は、デポジットのみの返金になります

と言う部分ね。

フツーに考えれば、これならばコンビニなどでPASMOの残高を完全に使い切ってから、払い戻しを行なえば良いだけですよね?

そうすれば、デポジットのみの返金になるので、実質的に手数料は無料なのでは?と。

そもそも、何かしらの必要があって、短期間でPASMOを払い戻す人は、そこまでチャージ金額も入れないでしょうし…

この規定がある限り、どこまで手数料を再設定するコトでPASMOの短期間払戻に対して、抑止力が働くのだろう?と言う気がしてしまうのですが…

モバイル移行促進とポイントでSuicaを追えるか?

と言うか、寧ろ、カード発行が必要のないモバイルへの誘導が、今後、今以上に必要なって来るかと思うのだが、払い戻しに手数料が掛かるとなると、そちらに対しても抑止力が出て来そうな気はする。

まぁ、抑止力になるほどの金額じゃないとも言えるだろうし、そもそもモバイル移行したからと言って全員がカードを払い戻す訳でもないのでしょうが。

払い戻しに対しての手数料の再設定。
それは別にそこまで問題視する話じゃない。

金額だってそこまで大きい訳でもないですしね。

でも、この抜け道がある限り、そこまでの抑止力になるとも思えない。

そして何よりも、次に繋がる話でもナイように思う。

モバイル対応がSuicaに比べて遅れたPASMO。

さらにSuica陣営は、JRE POINTがJR東日本の共通ポイントサービスになり、より貯めやすく・使いやすくが実現している状態。

PASMOは、ポイントサービスと言う意味では、各社で思惑も異なるのでしょうから共通化へのハードルが高い訳で、モバイル化とポイント制度で、これからどう盛り返して行くつもりなんだろう。

そして、今回の改定はその辺りに繋がる前向きな改定じゃないんだよな…とも。

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