インドの国内線は、エアインディアでホントに良いの?
日本にいると、“インドの航空会社”って、エアインディアが筆頭で思い出されると思う。
インド~日本路線にも就航しているし、スターアライアンス加盟航空会社だし、そもそも国営企業だし。
もしインドで国内線に乗るのであれば、エアインディアで決まり。
慣れない海外だと、やっぱりちょっと名の知れた航空会社の方が、安心感がありますからね~。
でも、実際の所、エアインディアって、既にインド国内線のシェアは首位じゃないんですよね。
ってか、2位ですらなくて、既に3位。
しかも4位のスパイスジェットとの差は僅かだし、そもそも1位のIndiGoとはダブルスコア以上の差が開いているぐらいに、シェア、取れていないんですよね。
そう、インドの航空会社って、実は今、群雄割拠状態。
なので、日本と違って“色々と航空会社を選べる”と言う状態になっていたりするんです。
実際、今回のインド滞在で、3社ばかり、インドの航空会社を利用したので、独断と偏見でまとめてみました。
*国内線シェアについては、2位のジェットエアウェイズが、運航停止になったので、必然的に変化して行くかとは思います。
インドの国内線は群雄割拠状態
と、その前に、そもそもインドの航空会社って、どれだけある?と言う所から。
ざっくりと会社を挙げてみました(ついでに国内線のシェアも記載してみました)。
・IndiGo:41.9%
・ジェットエアウェイズ:15.2%(運航停止へ)
・エアインディア:12.7%
・スパイスジェット:12.4%
・Go Air:8.9%
・ビスタラ:3.7%
・TruJet:0.4%
こんな感じで、青色社名の会社がLCCです。
ただこのどの会社も、経営順調ではなく赤字基調で、2位のジェットエアウェイズなんかは、大きく運航便数を減らしたかと思ったら、運航停止まで追い込まれてしまいました(詳しくは『ジェットエアウェイズ、全便運航停止に!』)。
それもそのハズ。
これだけ航空会社が乱立しているので、競争が激しいんです、とても。
まぁ、一言で言えば、安いんですよね。
LCCが安いのは分かるのですが、フルサービスの航空会社まで安い。
しかもその安さと言うのが、LCCの会社と、同等の値段を出して来るので、“LCCって何?”ぐらいな感じになります。
国内線最大手のIndiGoは定時制で優位
さて、まず搭乗したのは、IndiGoでした。
ブハネシュワール→チェンナイ間で。
インド国内線最大手な訳ですが、LCCです。
青色が特徴的な航空会社。
これがとても良いんです。
まずボーディングブリッジじゃなく、バス移動でしたが、そもそもバスが頻発。
普通、バス移動の際のバスって、混雑していて、2~3回ぐらいしか運行されないモノだと思うのですが、少人数でシャトルすると言う感じで、機内に乗り込む時の待ち時間を減らしている感じ。
しかも、後部座席は後部からの搭乗なんです。
コレって、かなり定時運航を意識しているからこそ、なんだと思う。
なので、結構、スムーズな搭乗。
しかも、機内もキレイに清掃がされている感じ。
LCCって折り返しの時間が短いし、そもそも1日に何度も飛行するので、午後便は汚れがちなのですが、そんな感じがなかったのは、かなり印象良かったデス。
アプリとWEBの使い勝手が良いと言うのも、LCCならではかな…と。
両方ともシンプルで、探している情報が見つけやすいんですよね。
余計なモノがナイみたいな感じで、直感的に使えると言うのは、やっぱり重要だなぁ…と、改めて思ったりしたぐらい。
国内線の手数料は、こんな感じ。
運賃種別 | LITE | SAVER | FLEXI |
機内食 | 有料 | ||
受託手荷物 | 有料 | 1個3辺の和が158cm 15kgまで無料 | |
機内手荷物 | 3辺の和が115cm 7kgまで1個(ラップトップ・買い物袋を含む) | ||
座席指定 | 有料 | ||
支払手数料 | クレジット200INR |
特記事項としては、オンラインチェックインは有料に変わったと言う点で、オンラインチェックイン=座席選択と言う形になっているので、座席指定料金として有料になると言う形です。
これまで後方座席ゾーンは無料だったので、ちょっと残念ですが、後方列は100INR~なので、まだまだ良心的と言えるのかも。
あと何気に痛いのは、機内への持ち込み手荷物が、身の回りの品を含む1個と言う点でしょうか。
PCとか持っていると、それだけで1個に換算されてしまいますから、注意しないといけないかも知れません。
新興航空会社のビスタラのクオリティは高め
次に搭乗したのは、チェンナイ→ポートブレア間のビスタラ。
この航空会社はLCCではなく、フルサービス型の航空会社。
しかもシンガポール航空とTATAグループの合弁会社。
2015年に運航を開始したばかりと言う比較的、新しい航空会社です。
まずチェンナイの空港のカウンター。
満面の笑顔で出迎えられました。
今までで最高の空港カウンターだったかも…と言うぐらいですが、そもそもチェンマイに就航しているビスタラの本数が少ないのと、朝イチだったからなのかも知れないけれど。
新しい航空会社と言うコトで、機内もキレイです。
チェンナイからポートブレア間は、最安運賃じゃなく、他にもIndiGoやスパイスジェットなんかも就航している路線なのですが、それらに比べると、約10%ぐらい、料金が高かったかな…と言うのが正直な所。
ただ国内線と言えども、機内食付き。
そして座席指定料金などがフリーと言うのを、どう捉えるかだと。
座席区分 | エコノミークラス | プレミアムエコノミー | ビジネスクラス |
機内食 | 無料 | ||
受託手荷物 | 15kgまで1個 | 20kgまで1個 | 1個15kgまでを2個 |
機内手荷物 | 1個+身の回り品1個 合計7kg | 1個+身の回り品1個 合計10kg | 1個+身の回り品1個 合計12kg |
座席指定 | 無料 | ||
発券手数料 | 無料 |
ビスタラの場合、料金別と言うよりも、座席クラス別で異なる形になっています。
さらにマイレージがあるのですが、上級会員は、無料で追加出来る荷物の重量などが増量されます。
まぁ、ビスタラでマイルを貯めている日本人なんて、ホントに極々ごく僅かな人でしょうが。
因みに、JALとのコードシェアがスタートし、今後はJALのマイルが積算出来る様になるとのコト。
これが実現すると、価格的に(日本人からすると)そこまでの大きな差が出ていない現状を考えると、客室サービスもクルーがテキパキと動いて気持ちが良いぐらいですし、一気に利用したい航空会社に変わりそうな気がします。
因みに、今回はエコノミークラスを利用しましたが、プレミアムエコノミーも、そんなに高くはなかったので、インド国内線と言えども、少し時間がある距離を乗る場合は、プレエコを視野に入れるのも良いのかも。
横幅はエコノミーと一緒なのですが、前後感覚が違うんですよね、プレエコ。
今の所、“確かに、シンガポール航空の資本が入っている”と言いたくなるサービスが実現されている様な航空会社かと。
これから国際線にも打って出て来るかと思いますが、その際も楽しみな存在。
老舗のエアインディアの手数料は悪くない
最後はエアインディア。
日本でも名前は知られている航空会社ですが、ポートブレア→コルカタ→バンコクで利用しました。
座席区分 | エコノミークラス | ビジネスクラス | ファーストクラス |
機内食 | 無料 | ||
受託手荷物 | 25kgまで | 35kgまで | 40kgまで |
機内手荷物 | 3辺の和が115cm 合計8kgまで+身の回り品1個 | ||
座席指定 | 窓・通路・前列は有料(出発4時間前から無料) | ||
発券手数料 | 無料 |
こちらもビスタラ同様に座席クラスによって違いがある感じですが、荷物に関しては、太っ腹かも。
エコノミーでも25kgまで無料ですからね。
このぐらいまで無料だと、何も考えなくて済む人が多いのでは…と。
さらにスターアライアンス加盟航空会社なので、マイルがANAやユナイテッド航空のマイレージプラスで加算が出来ますし(予約クラスによる)。
それでいて、運賃が安いんですよね。
搭乗したポートブレア→コルカタ→バンコクなんて、10,000円強。
2フライトで1つは国際線なのに、この料金。
機内食は国内線で1回、国際線区間で1回、ちゃんと出て来ましたし。
よく“遅れる”と聞いていたのですが、まさかの早着でしたし、案外、不便はしなかったです。
ただ上記2社に比べると、確かにサービスの水準は少しばかり下がるのかな…と。
そんなに混んでいないフライトだったのですが…
あと歴史のある航空会社でもあるので、便によって機材のキレイさ・汚さは出て来るかと思うので、当たり外れは出ちゃうのは、仕方がないかな…とは。
[結論]おススメは、ビスタラ
結論としては、個人的に一押しは、ビスタラ> IndiGo> エアインディア。
こんな順でしょうか。
ビスタラは新しい航空会社ですが、特に文句を言いたくなる所が皆無でしたから。
荷物が多い場合は、ビスタラ> エアインディア> IndiGoになるのかな…の順もアリかな…とは思いますが、ビスタラでJALのマイルが貯められる様になったら、よりこの一押しの順になるかと。
逆にあくまでも値段!となるとIndiGoになるでしょうし、ANAやユナイテッド航空などスターアライアンス加盟航空会社でマイルを貯めている人は、エアインディア推しにはなると思いますが。
注意したいのは、インドだとLCCとフルサービスの航空会社と値段の差がそんなにナイと言う点でしょうか。
日本だとJAL・ANAとスカイマークとジェットスター・ピーチの間には、明確に料金の差があると思うのですが、インドの場合、それほど差がない様に思います。
すると、IndiGoなんかはクレジットカードによる発券手数料があるので、トータルするとさらに差が縮まるかと思うので、“LCCだから最安”と言うイメージを無くしておく方が良いかと思います。
まぁ、ビスタラとエアインディアを選ぶと、機内食もついて来るので、2時間以上のフライトだとお得感はありますし。
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