エア・ドゥとソラシドエアが経営統合!ブランドは継続!

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ボク的に国内で乗ったコトのナイ航空会社って、結構あったりする。
やっぱりまずJALで行ける場所から調べるし、行く傾向が強いので。
海外も同様なんですよね。
最近は、行く場所が先よりも、どの航空会社で幾らで行くかが先。
こんな旅人って、多く存在しているんだろうか…?もしかしてレア種なんだろうか…

エア・ドゥとソラシドエアが経営統合!

北海道を地盤にしている「エア・ドゥ」と、南九州を地盤としている「ソラシドエア」が、2022年10月を目途に、持株会社方式で経営統合するコトが発表になりました。

既に正式な発表の前から報道ですっぱ抜かれていましたけれど、やはり火のない所に煙は立たぬと言うコトでしょうね(ってか、こう言う企業系の合併ニュースって必ず漏れるのは、どうしてですかね?一般平社員が事前に知っていたとは思えないし、別に事前報道で観測を上げる必要もなさそうな話なんですけれどね)。

持株会社化による経営統合により、経営効率の向上・コスト削減を進め、コロナ禍で経営が苦しい状態ですが、ポストコロナに向けて動き出そうと言うカタチ。

「エア・ドゥ」と「ソラシドエア」は、それぞれ事業会社として持株会社の傘下に収まるモノの、独立した経営を維持するとのコトで、ブランドも別々で運航がなされるとのコト。

つまりは機材の統合などは行われないと言うコトになりそうです。

羽田を拠点に、北海道と南九州・沖縄へ!

「エア・ドゥ」は、羽田~北海道を結ぶ路線を中心に、10路線。
「ソラシドエア」は、羽田~南九州を結ぶ路線を中心に、14路線。

北海道・南九州を地盤にしていますが、運航の拠点はやはり羽田空港ですが、現状の運航路線は、以下の通り(運航頻度は夏ダイヤの時刻表ベース)。

エア・ドゥソラシドエア
羽田~新千歳
羽田~旭川
羽田~女満別
羽田~釧路
羽田~帯広
羽田~函館
1日12往復
1日3往復
1日3往復
1日2往復
1日2往復
1日2往復
羽田~宮崎
羽田~熊本
羽田~長崎
羽田~鹿児島
羽田~大分
羽田~那覇
1日6往復
1日5往復
1日4往復
1日4往復
1日4往復
1日3往復
中部~新千歳
中部~函館
1日1往復
1日1往復
中部~宮崎
中部~鹿児島
中部~那覇
1日1往復
1日1往復
1日1往復
神戸~新千歳1日2往復神戸~那覇1日3往復
仙台~新千歳1日2往復那覇~宮崎
那覇~鹿児島
那覇~福岡
那覇~石垣
1日1往復
1日2往復
1日1往復
1日3往復

地盤としているエリアがくっきりと分かれているので、重複路線は皆無。

機材的には、「エア・ドゥ」が12機(ボーイング767-300/300ER型機|4機・737-700型機|8機)なのに対して、「ソラシドエア」は737-800型機のみの14機で、共通して使っている機材が過半数を占めているので、親和性も高そう。

経営統合による路線整理はもちろんなく、人員削減も行わない方針だが、両社合計で30~50億円程度のコスト削減効果も目指すとのコト。

ブランドは継続利用!

持株会社方式の統合は、まずは羽田発着枠の維持と言うのが念頭にあるのかも知れないけれど、現状、「エア・ドゥ」が23枠、「ソラシドエア」が25枠。

経営統合で、3位だった「スカイマーク」を上回る形になるが、「エア・ドゥ」の羽田~新千歳線以外は、国内地方路線であるコトを考えると、発着枠の返上は恐らく、ナイでしょう。

ただブランド統合まで行かなかったのは、ちょっと片手落ちだな…とは思う。

機材が共通運用化できるし、良い機会だったようにも思うけれど、それがなくても整備面での統合などで効果はありそうですし、何よりも新ブランドの立ち上げは時間と費用が掛かるのは、両社ともに良く分かっているでしょうから(スカイネットアジアから、リブランドした「ソラシドエア」は特に)。

今、それができる状態でもないのでしょう。

要するに統合会社がどう言う航空会社像を描くのか次第だけれど、地域性を強く打ち出すと、その後の展開の足かせにはなるのも事実。

ただデメリットよりもメリットの方が大きく、株式構成も共に日本政策投資銀行(DBJ)が筆頭株主であり、ANAの資本も入っているのも共通しているし、今まで統合してこなかったのが不思議なぐらい。

マイルとクレカのこれからが気になるが…

利用者としては、これからマイレージが統合されて行く可能性が高いのが、大きなメリット。

既に、「エア・ドゥ」のAIRDOポイントと、「ソラシドエア」のソラシドエアマイルの相互交換が可能になるキャンペーンが発表になりましたが、今後は、両社でのマイル獲得機会ならびに利用機会が増えると言うのは、大きい。

特に首都圏在住者にとっては、北へ・南へとマイルを貯められる・使える機会が増えるコトになる。

あと気になる所としては、「ソラシドエア」が発行している「Solaseed Airカード」。

Vポイントをソラシドエアマイルに交換ができるクレジットカードですが、Vポイント→マイルへの交換レートが1ポイント=2マイルと言うレートなので、還元率が1%に。

さらに「Solaseed Airカード」会員向けの特別割引運賃があるのも、特筆できるところ。

めちゃめちゃ安い訳じゃないけれど、直近・繁忙期にはかなり効果が高い割引運賃(ソラシドカード割は、搭乗10日前まで購入可能)。

この辺りが、経営統合によってどう変わって行くのか。

楽しみなところではあります。

 

なお、7月に両社ともに議決権のない優先株による第三者割当増資を行なうコトも発表になっています。

「エア・ドゥ」は、DBJ69億円・北洋銀行1億円の引き受けによる70億円。
「ソラシドエア」は、DBJ21億5,000万円・宮崎銀行2億5,000万円・宮崎太陽銀行1億円の引き受けによる25億円。

さらにこれに合わせて、両社とも税負担の軽減を狙い資本金を1億円へ減資し、財務体質の改善も図るとのコト。

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